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さくらはうさぎの家に行く
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2人になってしまったさくらともかのもとに、真っ白なうさぎさんが戻ってきた。
「そこのキミ、メイドだろう?ボクのおうちに使いに行ってくれないかい?」
真っ白なうさぎさんは、どうやらさくらのことをメイドと勘違いしてしまっているらしい。うさぎの勘違いに少しだけ困惑しながらも、優しいさくらはこくんと1つ頷いた。
「構わないわ。あなたのお家はどこにあるの?」
「すぐそこさ。行けばわかる」
こうして、さくらはどこにあるのか全く分からないうさぎさんの家に、使いに行くことになった。
「それじゃあ、行きましょう、もか。このままのんびりしていても、日が暮れちゃうわ」
「そうだね」
さくらの言葉にもかはこくんと頷いて、2人でお部屋のお外へ出ることにした。お外にはさくらがこの世界に来たばかりの頃に見た、なんとも不思議な世界が広がっている。現実ではあり得ないものが実っている果物の木、蝶々のようにばっさばっさと飛んでいる洋学書。そんな不思議な世界をぐるっと見回したさくらは、すぐにうさぎさんのお家を見つけることができた。彼?彼女?が言ったように、うさぎさんのお家を見つけるのは簡単だった。なぜなら、うさぎさんのお家がうさぎ型をしていたからだ。
「なんともまあ個性的なお家ね」
お部屋に無断で侵入しながら、さくらはもかに話しかけた。
「そうだね。自己主張が強そうなお部屋だね」
きょろきょろとお部屋の中を見回したもかが答える。もかはつんつんと置き物を突っついては、その不思議さに首を傾げていた。
ーーーがっしゃーん!!
「へ、てへへっ?」
そして、見事に置き物の1つのお人形を倒して割ってしまった。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「そこのキミ、メイドだろう?ボクのおうちに使いに行ってくれないかい?」
真っ白なうさぎさんは、どうやらさくらのことをメイドと勘違いしてしまっているらしい。うさぎの勘違いに少しだけ困惑しながらも、優しいさくらはこくんと1つ頷いた。
「構わないわ。あなたのお家はどこにあるの?」
「すぐそこさ。行けばわかる」
こうして、さくらはどこにあるのか全く分からないうさぎさんの家に、使いに行くことになった。
「それじゃあ、行きましょう、もか。このままのんびりしていても、日が暮れちゃうわ」
「そうだね」
さくらの言葉にもかはこくんと頷いて、2人でお部屋のお外へ出ることにした。お外にはさくらがこの世界に来たばかりの頃に見た、なんとも不思議な世界が広がっている。現実ではあり得ないものが実っている果物の木、蝶々のようにばっさばっさと飛んでいる洋学書。そんな不思議な世界をぐるっと見回したさくらは、すぐにうさぎさんのお家を見つけることができた。彼?彼女?が言ったように、うさぎさんのお家を見つけるのは簡単だった。なぜなら、うさぎさんのお家がうさぎ型をしていたからだ。
「なんともまあ個性的なお家ね」
お部屋に無断で侵入しながら、さくらはもかに話しかけた。
「そうだね。自己主張が強そうなお部屋だね」
きょろきょろとお部屋の中を見回したもかが答える。もかはつんつんと置き物を突っついては、その不思議さに首を傾げていた。
ーーーがっしゃーん!!
「へ、てへへっ?」
そして、見事に置き物の1つのお人形を倒して割ってしまった。
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