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続編
52 わたくしの次女に対する嫌がらせ
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「あらあら失礼だこと。わたくしも、やる時にはやれるよ。ちゃんと、あなたに嫌がらせをすることぐらい簡単にできるわ」
ふんっと胸を張ると、わたくしはメアリーには見えないと分かっていながらも、ニコッと笑って見せた。だが、メアリーははあーっと大きくため息をついて、先程わたくしが言った嫌がらせに対する返答を口にする。
「私はお給金がなくなったところで、痛くも痒くもありません。今までの貯蓄で裕に一生遊んで暮らすことができますし、もしお金がなかったとしても、お兄さまに頼めばどうにかなります。なんて言ったって、私、王女ですし」
「あらあらまあまあ、お兄さまに頼りっきりになるだなんて、恥ずかしくないの?」
わざとらしく意地悪に言っても、メアリーの声音には一切恥じた様子もなく、涼しい顔をしているであろう声音でまたもやため息をついた。本当に、尊大すぎる態度しか取れないというのが玉に瑕な侍女だ。お母さまはなぜこんなにも尊大な侍女をずっと側に置き続けていたのだろうか。わたくしには、さっぱりお母さまの意図がちっとも読めなくて、さっぱりわからなくて、こんがらがってきてしまう。
「恥ずかしくありませんよ。私の持っているものを使うということの、何が悪いというのですか?」
「………悪くはないわ。悪くは」
「なら、恥ずかしいことなどないではないですか」
………あぁ言えばこう言う。そんな侍女の姿に、わたくしが頭を抱えたのは言うまでもない。本当に、彼女は何様なのだろうか、あぁ、王女さまだったわね。わたくしはむうっと顔を歪める。わたくしが不機嫌を通り越して、この不遜な唯我独尊のなんでもできる、スーパーハイパーな専属侍女に呆れ返っているのは、もういつものことだ。
「あら、そう。でも、出生が王女たるあなたではなかったら、お給金なしだなんて、とーっても困ることでしょう?」
わたくしが胸を張って堂々と言うと、メアリーは頭を抱えてじとっとわたくしのことを見てきた気がした。多分、今度は彼女の方が頭を抱えたいとでも言いたげな表情をしているのだろう。わたくしの方が物申したいはずなのにも関わらず、何故か彼女のほうが物申したげな表情をしてしまっているであろうことが予測できるのが、不可解なことこの上ない。わたくしはこてんと首を傾げた。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
ふんっと胸を張ると、わたくしはメアリーには見えないと分かっていながらも、ニコッと笑って見せた。だが、メアリーははあーっと大きくため息をついて、先程わたくしが言った嫌がらせに対する返答を口にする。
「私はお給金がなくなったところで、痛くも痒くもありません。今までの貯蓄で裕に一生遊んで暮らすことができますし、もしお金がなかったとしても、お兄さまに頼めばどうにかなります。なんて言ったって、私、王女ですし」
「あらあらまあまあ、お兄さまに頼りっきりになるだなんて、恥ずかしくないの?」
わざとらしく意地悪に言っても、メアリーの声音には一切恥じた様子もなく、涼しい顔をしているであろう声音でまたもやため息をついた。本当に、尊大すぎる態度しか取れないというのが玉に瑕な侍女だ。お母さまはなぜこんなにも尊大な侍女をずっと側に置き続けていたのだろうか。わたくしには、さっぱりお母さまの意図がちっとも読めなくて、さっぱりわからなくて、こんがらがってきてしまう。
「恥ずかしくありませんよ。私の持っているものを使うということの、何が悪いというのですか?」
「………悪くはないわ。悪くは」
「なら、恥ずかしいことなどないではないですか」
………あぁ言えばこう言う。そんな侍女の姿に、わたくしが頭を抱えたのは言うまでもない。本当に、彼女は何様なのだろうか、あぁ、王女さまだったわね。わたくしはむうっと顔を歪める。わたくしが不機嫌を通り越して、この不遜な唯我独尊のなんでもできる、スーパーハイパーな専属侍女に呆れ返っているのは、もういつものことだ。
「あら、そう。でも、出生が王女たるあなたではなかったら、お給金なしだなんて、とーっても困ることでしょう?」
わたくしが胸を張って堂々と言うと、メアリーは頭を抱えてじとっとわたくしのことを見てきた気がした。多分、今度は彼女の方が頭を抱えたいとでも言いたげな表情をしているのだろう。わたくしの方が物申したいはずなのにも関わらず、何故か彼女のほうが物申したげな表情をしてしまっているであろうことが予測できるのが、不可解なことこの上ない。わたくしはこてんと首を傾げた。
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