もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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王女は教えを乞う

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「まあひとまず、話戻すぞー。」

「はあい。」

 私は手をピシッと上げて、アインスお兄様にお話の続きを促します。

「ケイが自我を殺さなければならなくなっていた理由は、いたってとっても簡単だ。」

「?」

「まあ、簡単とは言っても、根本的な知識がなければ分からないから、お前には分からないよ。」

 私は馬鹿にされている気がしてぷくうぅーっと頬を膨らまします。ですが、アインスお兄様はどこか吹く風。私を見ながら楽しそうに微笑んでいます。やっぱり、アインスお兄様はSっけがあるのでしょうか?あぁ、でも、これは誰にも相談できませんね。私がこんな言葉を知っていると知ったら、数人の首が、裏の世界で物理的に吹き飛んでしまいますから。

「ーーー発情期。」

 そうこう考えていると、アインスお兄様から唐突にこの言葉が呟かれました。
 私は不思議になって首を傾げると、アインスお兄様は困ったような微笑みに、微笑みの種類を変化されました。私は不服で仕方がなくて、思いっきりほっぺたを膨らませますが、アインスお兄様は楽しそうに笑って私のほっぺたをツンツンつついて遊ぶばかり、情報をこれ以上与えてくれません。

「まあまあ、そんなにむくれないでよ。そんなに教えて欲しいの?」

「えぇ、教えて欲しいですわ。とーっても賢いアインお兄様。」

 私の不服でしかたないというのが丸わかりな言葉にアインスお兄様は、一瞬だけ迷うような仕草の後に、お口を開きました。

********************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

ストックがやばいので、これから更新しない日が出てきてしまうかもです………💦
出来るだけ頑張ってみますが、更新がない日があったら、『あぁ、桜咲は書けなかったんだな。頑張れ!!』ぐらいの軽いノリで、暖かく見守っていただけると嬉しいです。
以上、ピンチ桜咲でした!!

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