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兄さまたちの登場
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私が首を傾げていると、アルノルトお兄様とアインスお兄様も私たちの元へとやってきました。なんというか、イケメンカーニバル………ごほん、美形集団と化してしまっています。
「あら、兄さまたちもいらしていたのね。」
「あら、兄さまたちもいらしていたのね。じゃない!!しゃ、………じゃなかった。ロッテ!!お前は何をしているんだ!!」
アルノルトお兄様の叫びに、私はにこっと笑いながら首を傾げました。これはまた怒られて絞られそうな予感ですね。面倒くさいですが、悪いのは私ですから、甘んじて受け入れることといたしましょう。
「えっと、………囮?」
「はあ!?お前何してんだ!!」
「いや、ちょっと待って、兄さん。囮以外にどんな候補があったの?今の言葉びっくりするところ?」
容赦なく言葉攻めをするアインスお兄様に思わず吹き出すと、今度はアインスお兄様からも厳しい視線を受けることとなりました。えっと………、また墓穴を掘ったようですね。面倒くさいですし、ちょっと話を逸らしましょうか。
「そういえば、この猫さんの獣人さんはどなたなの?」
「ん?あぁー、彼はライト王国の第3王子殿だよ。僕たちの案内人だそうだ。」
紹介された虎猫獣人さんは胸を張ってにかっと笑いました。人の良さそうな獣人さんに、私も穏やかに笑い返します。
「ご丁寧にどーも。俺の名前はグルータス。グルータス・ライトだ。軍部を預かっている人間で、ルグニカの代表さんらを護衛するために派遣されたんだ。にしても、正直驚いたよ。使節の代表が子供だなんて。」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「あら、兄さまたちもいらしていたのね。」
「あら、兄さまたちもいらしていたのね。じゃない!!しゃ、………じゃなかった。ロッテ!!お前は何をしているんだ!!」
アルノルトお兄様の叫びに、私はにこっと笑いながら首を傾げました。これはまた怒られて絞られそうな予感ですね。面倒くさいですが、悪いのは私ですから、甘んじて受け入れることといたしましょう。
「えっと、………囮?」
「はあ!?お前何してんだ!!」
「いや、ちょっと待って、兄さん。囮以外にどんな候補があったの?今の言葉びっくりするところ?」
容赦なく言葉攻めをするアインスお兄様に思わず吹き出すと、今度はアインスお兄様からも厳しい視線を受けることとなりました。えっと………、また墓穴を掘ったようですね。面倒くさいですし、ちょっと話を逸らしましょうか。
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紹介された虎猫獣人さんは胸を張ってにかっと笑いました。人の良さそうな獣人さんに、私も穏やかに笑い返します。
「ご丁寧にどーも。俺の名前はグルータス。グルータス・ライトだ。軍部を預かっている人間で、ルグニカの代表さんらを護衛するために派遣されたんだ。にしても、正直驚いたよ。使節の代表が子供だなんて。」
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