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誕生日の終わり
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それからお話しはとんとん拍子に進んでいき、何と私の装飾品はお兄様達も混ざって製作する運びとなってしまったようです。何ともまあ身につけづらいというか、怖々と身につけなければならない装飾品になりそうです。
あと、なんとなーく、なんとなーくですが、アルノルトお兄様はクロエーラに恋をしていそうです。今回のお願い、まさかの最初に許可を出したのはアルノルトお兄様なのです。しかも頬をちょっぴり赤っく染めながらクロエーラに良いところを見せようとして!!
「はあー、」
「だいじょーぶ?しゃる。」
「えぇ、大丈夫です。ちょっぴり、疲れてしまっただけです。でも、それもケイが撫で撫でしてくれているので、へっちゃらです。」
そう、私は今ケイの可愛い可愛いお膝に、私の頭を乗せていわるゆる膝枕をしてもらっています。なぜこのような状況になっているのかといえば、10分前、ケイに誕生日プレゼントに望む物を聞かれたからです。
『しゃる、おたんじょーびにゃにほしい?』
『う~ん、………膝枕?ーーーーうそうそ、冗談だから、忘れて、』
『わかっちゃ、おひじゃまくりゃ、しゅる。』
という風に、流れてしまって今現実私はケイにお膝枕をされています。
「しゃる、おめめちゅむって。」
「ん?」
優しく甘やかすように頭を撫でられている私は、ケイに言われるがまま、すっと瞼を閉じました。とろんとした睡魔が襲ってきますが、我慢我慢です。
シャラン………
「?」
「おたんじょーびおめでとー。ぼくにぇ、しゃるのしゅきなもにょわかんにゃかったからね、ぼくのしゅきなものかってみちゃんじゃ。きにいっちぇくりぇりゅといいな。」
そう言って、ケイは私に鏡を向けました。そして、私の頭にはシャラシャラとした髪飾りがついています。本物の宝石が1つだけ付いている上品な髪飾りは、絵本の中の聖女様の額にぶら下がっているネックレスのようでとっても綺麗です。
「ありがとうございます、ケイ。今日は最高の誕生日でした。」
私はそのまま、静かに眠りに落ちていきました。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
新作です。
題は、
『小さな別れは、淡く儚い恋を呼ぶ』
です。
紹介文は、
久遠心菜は惰性的に学校生活を送っていた。
けれど、中学3年生の秋、初恋を自覚して学校生活に晴天が訪れる。
初恋の男の子は不器用だけれど優しい子で、面倒くさがりでコミュニケーションが苦手な心菜には憧れの存在だった。3年生の終わりが近づき、好きな男の子と高校が絶対に分かれてしまう心菜は、初恋の男の子、立花颯に卒業式で告白することを決意する。
けれど、颯は卒業式を目前に唐突に引っ越してしまうことに。
迷いに迷いながらも、幼馴染の高梨優奈に背中を押された心菜の告白は颯に届くのか………!?
です。
是非是非読んで見てください。
あと、なんとなーく、なんとなーくですが、アルノルトお兄様はクロエーラに恋をしていそうです。今回のお願い、まさかの最初に許可を出したのはアルノルトお兄様なのです。しかも頬をちょっぴり赤っく染めながらクロエーラに良いところを見せようとして!!
「はあー、」
「だいじょーぶ?しゃる。」
「えぇ、大丈夫です。ちょっぴり、疲れてしまっただけです。でも、それもケイが撫で撫でしてくれているので、へっちゃらです。」
そう、私は今ケイの可愛い可愛いお膝に、私の頭を乗せていわるゆる膝枕をしてもらっています。なぜこのような状況になっているのかといえば、10分前、ケイに誕生日プレゼントに望む物を聞かれたからです。
『しゃる、おたんじょーびにゃにほしい?』
『う~ん、………膝枕?ーーーーうそうそ、冗談だから、忘れて、』
『わかっちゃ、おひじゃまくりゃ、しゅる。』
という風に、流れてしまって今現実私はケイにお膝枕をされています。
「しゃる、おめめちゅむって。」
「ん?」
優しく甘やかすように頭を撫でられている私は、ケイに言われるがまま、すっと瞼を閉じました。とろんとした睡魔が襲ってきますが、我慢我慢です。
シャラン………
「?」
「おたんじょーびおめでとー。ぼくにぇ、しゃるのしゅきなもにょわかんにゃかったからね、ぼくのしゅきなものかってみちゃんじゃ。きにいっちぇくりぇりゅといいな。」
そう言って、ケイは私に鏡を向けました。そして、私の頭にはシャラシャラとした髪飾りがついています。本物の宝石が1つだけ付いている上品な髪飾りは、絵本の中の聖女様の額にぶら下がっているネックレスのようでとっても綺麗です。
「ありがとうございます、ケイ。今日は最高の誕生日でした。」
私はそのまま、静かに眠りに落ちていきました。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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題は、
『小さな別れは、淡く儚い恋を呼ぶ』
です。
紹介文は、
久遠心菜は惰性的に学校生活を送っていた。
けれど、中学3年生の秋、初恋を自覚して学校生活に晴天が訪れる。
初恋の男の子は不器用だけれど優しい子で、面倒くさがりでコミュニケーションが苦手な心菜には憧れの存在だった。3年生の終わりが近づき、好きな男の子と高校が絶対に分かれてしまう心菜は、初恋の男の子、立花颯に卒業式で告白することを決意する。
けれど、颯は卒業式を目前に唐突に引っ越してしまうことに。
迷いに迷いながらも、幼馴染の高梨優奈に背中を押された心菜の告白は颯に届くのか………!?
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是非是非読んで見てください。
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