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何この可愛い生き物!!
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「気に入ったなら、普段使い用も作ろうか?」
「いいの?」
こてんと首を傾げる彼女ことアスィミは本当に可愛すぎます。ケイがちょっとだけ不機嫌そうに妬いてくれるのもまた、とっても最高です。無礼な勇者の前でしたら、多少撫で回すことくらい許されますわよね。
「うん。それくらいなら手間にもならないし、日常生活でそのブレスレットは流石にまずいでしょう?」
ケイはごろごろと喉を鳴らしながら私に擦り寄ってくれます。
あぁ、可愛い。
控えめに言って最高です。
「あぁ、うん。流石にこれはちょっとね………。というか、今も超怖いもん。」
「それは我慢して。王族の友達は狙われやすいから、庇護下であることを示さないといけないの。」
「うぅ、分かってるよ。」
アスィミが私の渡したブレスレットをするりと撫でました。彼女のブレスレットは彼女のお名前にちなんで『白銀』を使って作ってもらっています。
我ながら彼女が身につけるに相応しい可愛らしくて、清楚なデザインかと存じます。
「ふふふっ、大丈夫よ。紛失しない限りは壊しても怒らないから。それに、魔法で持ち主以外が身につけられないようにしているし、持ち主が呪文を唱えたら持ち主のところに帰ってくるようにしているし、他にも命を狙われた際の防護結界やブレスレットへの保護結界とか。」
「ふわわ、こ、これそんなにすごいの!?」
アスィミの言葉っていちいち全部が全部可愛いですよね。ケイに比べてはいけませんが、いつも何この可愛い生き物!!ってなります。
本当にケイといい、彼女といい、罪作りな子です。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
『わたしの刺繍が必要?無能は要らないって追い出したのは貴方達でしょう?』
『男前な男装皇女は小動物な悪役令息をお望みです』
が本編完結いたしました。お時間がある方は覗いてみてください!!
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ケイはごろごろと喉を鳴らしながら私に擦り寄ってくれます。
あぁ、可愛い。
控えめに言って最高です。
「あぁ、うん。流石にこれはちょっとね………。というか、今も超怖いもん。」
「それは我慢して。王族の友達は狙われやすいから、庇護下であることを示さないといけないの。」
「うぅ、分かってるよ。」
アスィミが私の渡したブレスレットをするりと撫でました。彼女のブレスレットは彼女のお名前にちなんで『白銀』を使って作ってもらっています。
我ながら彼女が身につけるに相応しい可愛らしくて、清楚なデザインかと存じます。
「ふふふっ、大丈夫よ。紛失しない限りは壊しても怒らないから。それに、魔法で持ち主以外が身につけられないようにしているし、持ち主が呪文を唱えたら持ち主のところに帰ってくるようにしているし、他にも命を狙われた際の防護結界やブレスレットへの保護結界とか。」
「ふわわ、こ、これそんなにすごいの!?」
アスィミの言葉っていちいち全部が全部可愛いですよね。ケイに比べてはいけませんが、いつも何この可愛い生き物!!ってなります。
本当にケイといい、彼女といい、罪作りな子です。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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