もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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第2王子との戯れ

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長蛇の列になっていた挨拶をちゃちゃっとお片づけした私は、いつものメイド服ではなく、私の侍女らしく、そこそこ着飾っているレムにメイドに指示を出してアスィミとクロエーラ、ルドルフを東屋に呼ぶように伝えるよう命じました。

「私のパートナーに雑用を命じないでくれるかい?シャル。」

早着替えとはまさにこのこと、私の着替えが終わってすぐに着替えを終わらせたとは思えない仕上がりをしているレムは、アインスお兄様からの熱烈なプロポーズと押しによってアインスお兄様のパートナーをしています。レムはとある侯爵家に養子として入っているので、アインスお兄様のパートナーになることに特に問題がないのですよね。というか、断ることの方が問題になってしまいます。

「お断りしますわ、アインお兄様。私の侍女に粉をかけないでくださいまし。」

「それはお断りするよ、シャル。」

「じゃあ、お互い様ですわ。」

にっこり笑うと、アインスお兄様はぐっと言葉に詰まりました。こんな状態なのにも関わらず、アインスお兄様はぐいぐい突っ込んでいく様子がございません。おそらくレナに配慮しているのでしょうが、ちょこっとだけ早くくっつけばいいのにとも思ってしまいます。だってもしレムがアインスお兄様と結婚するとしたら、レムは王子妃ですから、それなりの教養が求められます。教育は早め早めの方がよろしいでしょう。

「準備が整ったそうです。」

「ありがとうございます、レム。ケイ、行きましょう。」

ケイを連れ添って歩けば、自然と道が開けていきます。自分の子供を私のお友達にしようと画策しているアホどもを駆除しながら、私は東屋に向かいました。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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感想 2

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