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国王からの質問
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夕食の時間、私とケイはある程度着飾って晩餐の席へと向かいました。
そして、開閉1番にお父様が私に向けて私の望んでいた言葉をくださいました。………なんかちょっと怖いですわね。
「シャルロッテ、勝手に外に出るのはよろしくない。」
「そうですね。………そのことで1つお願いしても?」
「内容による。」
国王たる顔をしているお父様は、私の真意を探るために私のことをじっと見つめています。内心を全部見透かされそうですが、今は見透かされても困ることを考えていないので大丈夫です。
「お友達を作っても?」
「………誰がほしいんだ?」
王族の友人は的確な能力を持った人間かつ、身元がはっきりしている人間でないといけません。レムとラム、ケイやメイソンはちょっと特別ですが、それでも彼らには多少の魔術検査を受けてもらっています。やっぱり王族ほど窮屈な一族はいないかと思います。
「クロエーラ・ダプネー伯爵令嬢と騎士団長の息子のルドルフ・マッカイン侯爵令息、あとは勇者の愛娘、アスィミ嬢です。」
「………………何故彼らなのだ?」
「今日一緒に遊んだからですけれど?」
「は?」
今日の脱走に気づかれてはいても、何をしていたかまでは知らなかったようです。私、結構上手に脱走できていたようですね。まぁ、少しだけ探りを入れてバレた理由の検討がついたら、次の参考にいたしましょう。
「今日、街で一緒に鬼ごっこをいたしましたの。それで、お昼も彼らと一緒に摂りましたのよ?あと、ルディ、ルドルフ侯爵令息は勇者の愛娘、アスィミを恋慕しているようですわ。ふふふっ、結構面白いことになっていましてよ。」
私はある程度の情報をお父様にお渡しします。さあ、お父様はどういう風に出てくるでしょうか。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
そして、開閉1番にお父様が私に向けて私の望んでいた言葉をくださいました。………なんかちょっと怖いですわね。
「シャルロッテ、勝手に外に出るのはよろしくない。」
「そうですね。………そのことで1つお願いしても?」
「内容による。」
国王たる顔をしているお父様は、私の真意を探るために私のことをじっと見つめています。内心を全部見透かされそうですが、今は見透かされても困ることを考えていないので大丈夫です。
「お友達を作っても?」
「………誰がほしいんだ?」
王族の友人は的確な能力を持った人間かつ、身元がはっきりしている人間でないといけません。レムとラム、ケイやメイソンはちょっと特別ですが、それでも彼らには多少の魔術検査を受けてもらっています。やっぱり王族ほど窮屈な一族はいないかと思います。
「クロエーラ・ダプネー伯爵令嬢と騎士団長の息子のルドルフ・マッカイン侯爵令息、あとは勇者の愛娘、アスィミ嬢です。」
「………………何故彼らなのだ?」
「今日一緒に遊んだからですけれど?」
「は?」
今日の脱走に気づかれてはいても、何をしていたかまでは知らなかったようです。私、結構上手に脱走できていたようですね。まぁ、少しだけ探りを入れてバレた理由の検討がついたら、次の参考にいたしましょう。
「今日、街で一緒に鬼ごっこをいたしましたの。それで、お昼も彼らと一緒に摂りましたのよ?あと、ルディ、ルドルフ侯爵令息は勇者の愛娘、アスィミを恋慕しているようですわ。ふふふっ、結構面白いことになっていましてよ。」
私はある程度の情報をお父様にお渡しします。さあ、お父様はどういう風に出てくるでしょうか。
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