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チビ
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「じゃあ今はクロエが鬼なの?」
「そうよ。あ、そういえば聞き忘れてたけれど、ロッテとケイトは一緒に行動するのかな?」
クロエはこてんと首を傾げました。
配慮ができるとは、ますますお姐さまとお呼びしたくなります!
「うん、そうしたいんだけれど、可能かな?私もケイトもこういうことは初めてだから、あんまりケイトから目を離したくないの。」
クロエは成る程とばかりに頷いて、ルドルフの方を向きました。ルドルフはにこっと笑って頷きます。
「いいよ。一緒に行動して。そっちの方が私たちにとっても安心。ケイトはまだ物事を理解できないくらいに小さそうだし、ロッテは小さいけれども弟を引っ張れるくらいにはしっかりとしていそうだからね。」
小さいと言われた私とケイは確かに小さいです。
周りの子に比べても、同年代くらいの子とは頭1つ分くらい違います。
「そうそう。ロッテはチビだけど論理的に話せてる。俺は7歳でクロエは8歳だけれど、ロッテとケイは何歳なんだ?」
ルドルフが不思議そうに聞いてきます。
「………私も7歳………………。ケイトは、」
「4つ!」
「ーーロッテ、お前チビ過ぎないか?」
「余計なお世話よ!!」
一応私も自分の身長が小さいことは薄々気がついていますし、体つきも幼児体型なことには気がついています。そして、ケイが年齢よりも体格が大きいことにも気がついています。
私は見た目がよくて5歳、ケイも………5歳くらいでしょうね、あんまり身長変わりませんし。まぁ一応ケイの年齢は、拙い言葉遣いから4歳くらいって分かりますがね。
「私だっておっきくなりたいのにチビのまんま。父さまも母さまも、ちっちゃい私を可愛い可愛いって言うから、おっきくなりたいって表立って言えないし。」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「そうよ。あ、そういえば聞き忘れてたけれど、ロッテとケイトは一緒に行動するのかな?」
クロエはこてんと首を傾げました。
配慮ができるとは、ますますお姐さまとお呼びしたくなります!
「うん、そうしたいんだけれど、可能かな?私もケイトもこういうことは初めてだから、あんまりケイトから目を離したくないの。」
クロエは成る程とばかりに頷いて、ルドルフの方を向きました。ルドルフはにこっと笑って頷きます。
「いいよ。一緒に行動して。そっちの方が私たちにとっても安心。ケイトはまだ物事を理解できないくらいに小さそうだし、ロッテは小さいけれども弟を引っ張れるくらいにはしっかりとしていそうだからね。」
小さいと言われた私とケイは確かに小さいです。
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「そうそう。ロッテはチビだけど論理的に話せてる。俺は7歳でクロエは8歳だけれど、ロッテとケイは何歳なんだ?」
ルドルフが不思議そうに聞いてきます。
「………私も7歳………………。ケイトは、」
「4つ!」
「ーーロッテ、お前チビ過ぎないか?」
「余計なお世話よ!!」
一応私も自分の身長が小さいことは薄々気がついていますし、体つきも幼児体型なことには気がついています。そして、ケイが年齢よりも体格が大きいことにも気がついています。
私は見た目がよくて5歳、ケイも………5歳くらいでしょうね、あんまり身長変わりませんし。まぁ一応ケイの年齢は、拙い言葉遣いから4歳くらいって分かりますがね。
「私だっておっきくなりたいのにチビのまんま。父さまも母さまも、ちっちゃい私を可愛い可愛いって言うから、おっきくなりたいって表立って言えないし。」
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