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ケイはあげない
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握手を求めてきたシルフィさんに、私は微笑みと共に手を差し出しました。子供の私が言うのもなんですが、本当に羨ましいくらいに瑞々しい肌です。エルフ許すまじ。
「では、あとは全てお任せします。ケイは何かお洋服のご希望はありますか?」
「うごきやしゅいにょがいい!!しゃるまもゆ!!」
「「まぁ!!」」
ぐっと拳を握ってキラキラとした笑みを浮かべたケイに、私とシルフィさんはメロメロです。だって本当に愛らしいんですもの。あぁでも、これは愛らしいなんてレベルではありませんわ。ものすっごく愛らしいの間違いでしたわ。
「可愛いでしょう?うちのケイ。」
「えぇ!本当に。シャルロッテ殿下の弟君ではなかったら即刻交渉にでていますわ。」
「うふふ、あげませんよ?」
目が本気を物語っているシルフィさんに、私は冷笑を返しました。私からケイを取ろうとする輩には、一切の恩赦も何もございません。あるのは、絶望と苦しみだけです。だって、ケイが欲しい連中は次から次へと有象無象に湧き出てくるのですもの。
「シャルロッテ殿下、本気ですわね。分かりましたわ。ケイ君は諦めます。ですが、その愛らしさを引き出すお手伝いはさせてください!!」
「えぇ!とびっきりの物をお願いしますわ。なんなら私よりも手間暇かけてくださいまし!!」
私はぐっと拳を握って、力説します。これは最重要項目です。
「あらあら、愛らしいケイ君の隣に立つ殿下のお洋服を中途半端なものにするなんて、何があってもできるわけありませんでしょう?」
「!!」
シルフィさんは女神様かもしれません。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
『あの、……どなたでしょうか?』
という作品が本編完結いたしました。短編ですので、もしよろしければ読んでやってください(๑>◡<๑)
紹介文としましては、
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
です。
よろしくお願いいたします(*≧∀≦*)
「では、あとは全てお任せします。ケイは何かお洋服のご希望はありますか?」
「うごきやしゅいにょがいい!!しゃるまもゆ!!」
「「まぁ!!」」
ぐっと拳を握ってキラキラとした笑みを浮かべたケイに、私とシルフィさんはメロメロです。だって本当に愛らしいんですもの。あぁでも、これは愛らしいなんてレベルではありませんわ。ものすっごく愛らしいの間違いでしたわ。
「可愛いでしょう?うちのケイ。」
「えぇ!本当に。シャルロッテ殿下の弟君ではなかったら即刻交渉にでていますわ。」
「うふふ、あげませんよ?」
目が本気を物語っているシルフィさんに、私は冷笑を返しました。私からケイを取ろうとする輩には、一切の恩赦も何もございません。あるのは、絶望と苦しみだけです。だって、ケイが欲しい連中は次から次へと有象無象に湧き出てくるのですもの。
「シャルロッテ殿下、本気ですわね。分かりましたわ。ケイ君は諦めます。ですが、その愛らしさを引き出すお手伝いはさせてください!!」
「えぇ!とびっきりの物をお願いしますわ。なんなら私よりも手間暇かけてくださいまし!!」
私はぐっと拳を握って、力説します。これは最重要項目です。
「あらあら、愛らしいケイ君の隣に立つ殿下のお洋服を中途半端なものにするなんて、何があってもできるわけありませんでしょう?」
「!!」
シルフィさんは女神様かもしれません。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
『あの、……どなたでしょうか?』
という作品が本編完結いたしました。短編ですので、もしよろしければ読んでやってください(๑>◡<๑)
紹介文としましては、
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
です。
よろしくお願いいたします(*≧∀≦*)
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