もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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甘やかしすぎた

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「そうだ!ピクニックに行こう。それならば遠くもないし準備に時間もかからん。一緒にいられる時間が増えるだろう。」

私の頭をふわふわしていたお父様が楽しそうに言いました。
ピクニックとはいつぶりでしょうか。
今からとってもわくわくします。

「ぼくもいっしょにいっちぇいい?」

ケイが不安そうにお父様の服を引っ張りながら尋ねました。尻尾とお耳がへにゃっとしています。可愛い。

「あぁ、ケイも一緒に行こう。」

「ケイを置いて何かをするのであれば、私が承知いたしませんから大丈夫ですわよ、ケイ。それに、ケイは私の、私たちの大事な家族ですもの。」

「………ありがちょう。」

ケイのはにかむ表情も最高です。可愛いです。永久保存したいです。

「アインお兄様、持ち運び式の簡単録画機を作ってください。」

「ふむ、………誕生日プレゼントでいいか?」

「構いませんわ。こんなに可愛いケイの可愛さを保存できないなんて酷なのですもの!!」

私はぎゅっとケイに抱きつきながらアインスお兄様に力説しました。くすぐったいのか尻尾がゆらゆらくにゃくにゃと揺れています。………触りたいです。

「ふぎゃにゃっ!?」

「………もふもふ、ふわふわ、もこもこ。」

「ちっぽはやあぁー、まっちぇ、ふびゃ!にゃにゃ!?」

ケイの悲鳴もとても可愛らしくて、悪戯心でいっぱいな私はケイの尻尾をもふもふし続けました。
すると、いきなりケイの身体からくたっと力が抜けました。

「ふにゃにゃ~ん、ごろごろごろ………。」

「!! ♡♡♡♡♡♡♡♪」

ぺろぺろと甘えてくるケイをどうやったら甘やかさないで済むというのでしょうか!!
私は数十分にも上ってケイをで続けてしまいました。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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