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シスコン 2
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“しすこん”という言葉を私はおそらく初めて聞きました。意味が分からない時はアインスお兄様に尋ねるのが普段は手っ取り早いのですが、今尋ねたら十中八九面倒事に巻き込まれることになるでしょう。メイソンには悪いのですが、アインスお兄様の犠牲者はメイソンだけにしておきたいのです。
うん、放って置きましょう。どうしても気になるのであれば、アインスお兄様以外の誰かに聞けば良いのです。先生とかレムとかに……。
1人で危険回避の為に傍観者になることを決心した矢先にケイがアインスお兄様の元にとてとてと近寄っていきました。
「ねぇ、あいんおにーちゃん、“ししゅこん”っちぇにゃに?おちえちぇー!!」
手を組んでうるうる上目遣いというあざとい仕草でケイがアインスお兄様に聞きました。“しすこん”という単語が気になるけれど、私に聞こうにも私が理解出来ていないということに気が付いたケイが分かっているであろうアインスお兄様に聞いたのでしょう……。
で す が、
ケイ、可愛いっていうのを盾にしてもアインスお兄様に度直球で聞くのは危険ですよ………。
呆れを交えた視線で私がケイとアインスお兄様の方に視線を向けると、私の瞳にとんでもないものが映りました。そこには何があったかというと、むにむにでもちもちで触り心地抜群のほっぺをびよーんと伸ばされたケイがいました。
「いひゃい!いひゃいよ、あいんおにーちゃん!!ふにゃ…!!」
涙目で必死にアインスお兄様に訴えるケイはとっても不憫です。
そんなケイを見ていると、私の瞳の温度が急激に下がっていきます。
「……アインスお兄様?弱い者いじめは感心致しませんですわよ?」
私はブリザードを背負ってアインスお兄様に笑いかけました。
可愛い可愛い私のケイをいじめたのです。
アインスお兄様、オトシマエをつけられる覚悟は出来ていますわよね?
*******************
読んでいただきありがとうございます♪♪♪
うん、放って置きましょう。どうしても気になるのであれば、アインスお兄様以外の誰かに聞けば良いのです。先生とかレムとかに……。
1人で危険回避の為に傍観者になることを決心した矢先にケイがアインスお兄様の元にとてとてと近寄っていきました。
「ねぇ、あいんおにーちゃん、“ししゅこん”っちぇにゃに?おちえちぇー!!」
手を組んでうるうる上目遣いというあざとい仕草でケイがアインスお兄様に聞きました。“しすこん”という単語が気になるけれど、私に聞こうにも私が理解出来ていないということに気が付いたケイが分かっているであろうアインスお兄様に聞いたのでしょう……。
で す が、
ケイ、可愛いっていうのを盾にしてもアインスお兄様に度直球で聞くのは危険ですよ………。
呆れを交えた視線で私がケイとアインスお兄様の方に視線を向けると、私の瞳にとんでもないものが映りました。そこには何があったかというと、むにむにでもちもちで触り心地抜群のほっぺをびよーんと伸ばされたケイがいました。
「いひゃい!いひゃいよ、あいんおにーちゃん!!ふにゃ…!!」
涙目で必死にアインスお兄様に訴えるケイはとっても不憫です。
そんなケイを見ていると、私の瞳の温度が急激に下がっていきます。
「……アインスお兄様?弱い者いじめは感心致しませんですわよ?」
私はブリザードを背負ってアインスお兄様に笑いかけました。
可愛い可愛い私のケイをいじめたのです。
アインスお兄様、オトシマエをつけられる覚悟は出来ていますわよね?
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