もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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交渉2

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先生の目がキラーンと輝き、商人モード?になったと思うと、着々と話が進み始めました。

「成る程。服は1着ですか?」

「いえ、2着欲しいんです。ケイ、先程話した獣人の子とこっそりお出掛けしたいので、その時に使える服装一式が欲しいんです。」

「服に関しては分かりました。魔道具については何か用意するものはありますか?」

「いえ、ですが、宝石を使うので、先生が選びたいのでしたら、宝石を用意していただいても構いません。」

「サイズは?」

「宝石であれば、どの様な物でも構いません。身につけ続ける必要があるので大きい物でない方が好ましいかと。」

「分かりました。明日の授業の際、宝石いえ、宝石付きのアクセサリーをお持ちします。」

「えぇ、アクセサリーの方が助かります。魔道具は10分ほどで完成するので、明日お持ちくださって直ぐに作ります。先程までの内容をさっと契約書にまとめたのでサインをお願いします。魔法を用いた物なので、破るとペナルティーが発生することをあらかじめご了承下さい。」

「分かりました。」

先生が内容を確認してからサインしてくださり、私はご機嫌です。なんたって脱走の計画で1番難航しそうだった服が手に入ることが決定したのですから。

私は、ルンルンとした気分で何食わぬ顔で先生と他種族に関する話に入った時に張った音消しの結界を破棄して、ちょうど授業時間が終わったので、先生にお礼を言って自室に戻りました。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😭😊

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