もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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交渉1

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「!?」

フェアリーフォレストの作者は絶対に表に出ないという事でも有名でしたが、まさか表に出られない理由が他種族だからとは思いもしませんでした。
?……服屋、服、服、服…変装用の服!!そうです!?先生の奥様に頼んでお忍びで服を作っていただきましょう!お題は…、そうですね魔道具にしましょう。

「先生、1つ交渉したいのですが。」

「交渉ですか?」

「えぇ、私は奥様がこの国で何不自由なく外に出られるようにする為に必要な魔道具が作れます。」

「……そうですね。」

先生は少し青ざめた顔で唇を噛み締めて私の話を聞いています。いったい何を言われると思っているのでしょうか。

「私、お忍び用の服が欲しいんです。」

「服…ですか?」

「はい、服です。できれば、城の誰のもバレずに手に入れたいんです。」

先生はキョトンとした後、安堵のため息を漏らしました。

「そんな事でしたら、お安い御用です。フェアリーフォレストのお客様は私が選んでいますから、私が気に入った人にのみ、服を売っているんです。殿下はもう条件を満たしていますよ。」

「…そうですか。先程申し上げた通り私はお忍びで使う平民用の服を求めています。そして、この事を誰にもバレたくないので、お題が払えません。ですので、私が作る魔道具と交換して欲しいのです。」

先生はふむふむと考えていたと思ったら、不意にこちらを向きました。

*******************

読んでいただきありがとうございます(*^▽^*)

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