もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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暖かな言葉

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「お兄様?妹の部屋とはいえ、ノックの返事を待たずに入室とはいささか配慮が足りないのでは?」

と、とりあえず今の体制は気にせずいつも通りに悪態を突くことにしました。びっくりした様な、面白い物を見つけた様なそんな表情をしているお兄様達を見るのはなんか嫌です。

「自室とはいえ昼間からいちゃいちゃしているシャルには言われたくないな~。」

「してません!」

アルノルトお兄様は冗談ばかり言ってきます。ケイは私が突然気配を真面目なものに変えたからか抱くのをやめて隣にくっついて座りました。くっつくのはやめてくれない様です。

「アルお兄様、アインお兄様、ケイ本当に申し訳ありませんでした。」

私は深く頭を下げて誠心誠意謝罪しました。

「今回の私の行動は改めて冷静に考えると簡単にわかりましたが、周りを一切顧みず、迷惑をかけて皆さんを不快にさせるものでした。今回のことでその事を理解しましたので、この先この様な言動を取らないようにすると約束いたします。この度の行動平に謝罪申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。」

「ふっ、気にしすぎだろ。次から直せばいいし、白虎の為に行動した事だろ?主人である俺からすれば、白虎がおまえにとって命をかけてでも助けたいと思っているくらい大事にされてっるって言って貰えるのは嬉しい事だぜ?だが、俺は妹であるおまえの命は白虎よりも大切だ。だから自分の命は大事にしてくれ。」

アルノルトお兄様の言葉は暖かくて心がお日様にあっためられているかの様にぽかぽかしました。おっきな手で頭を撫でられてちょっと機嫌が良くなったのは気付かれていないはず…?

「アル兄上に言いたいことはほとんど取られてしっまったよ…。私からは言う事はほとんどないが、命を賭けるという事を軽々と言わないという事を約束してくれ。」

「はい、アインお兄様。」

 ーこの時のシャルロッテの笑顔は穏やかだが、力強いそんな愛らしいものでした…。

***********************

読んでいただきありがとうございました😊

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