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番外編
できる乳母と策士な王妃 5
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カロリーナは、虫が怖いと泣きじゃくる愛娘を抱きしめてあやしているメアリーに、シャーリーを連れて庭園に戻るように促した。
「奥様、そろそろ戻ることをお勧めいたします。
シャーリーお嬢様、ルイーズ様は大変反省しておいででしたよ。カイルに背中を叩かれながら、泣いております。」
「るいが?」
涙声もまた大変愛らしいシャーリーが、メアリーの腕の中で首を傾げて問いかけた。
(あぁ、なんという至福………!!ここに絵師さえいれば………!!)
カロリーナはシャーリーに頷き返し、メアリーに頷いて戻るように促した。子供たち3人のためにも、今日の小さな虫事件で不仲のままにしておくのもよろしくないだろう。
「もう、虫いない?」
「えぇ、薔薇についていた芋虫も、今日たまたまです。運が悪かっただけですよ、シャーリーお嬢様。」
「本当?」
「はい、誓って。」
シャーリーはぴょん!とメアリーのお膝から飛び降りて、カロリーナに抱きついた。
「カイルはルイのことボコってるの?」
「………“ボコってる”なんていう言葉は誰に教わったのですか………?」
「? カイルだよ?」
カロリーナは満面の笑みで吹き上がる怒りを表した。
今日も今日とて、カロリーナは愛しの主人の愛娘ために、キャサリンと共に愛息子を愛の鞭でしごかなくてはいけないらしい。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
高校生の母様からのご依頼、『キャサリンとカロリーナの絡み』でした!!
メアリー信者同士ということで、もっとも信者らしいところが出そうな子供の教育場面にしてみました。
皆さまに楽しんでいただけているのかは不安ですが、作者は楽しんで書きました。
これからも、番外編のご希望場面についてのご依頼を受け続けようと思いますので、よければ感想欄からお知らせください(๑>◡<๑)
「奥様、そろそろ戻ることをお勧めいたします。
シャーリーお嬢様、ルイーズ様は大変反省しておいででしたよ。カイルに背中を叩かれながら、泣いております。」
「るいが?」
涙声もまた大変愛らしいシャーリーが、メアリーの腕の中で首を傾げて問いかけた。
(あぁ、なんという至福………!!ここに絵師さえいれば………!!)
カロリーナはシャーリーに頷き返し、メアリーに頷いて戻るように促した。子供たち3人のためにも、今日の小さな虫事件で不仲のままにしておくのもよろしくないだろう。
「もう、虫いない?」
「えぇ、薔薇についていた芋虫も、今日たまたまです。運が悪かっただけですよ、シャーリーお嬢様。」
「本当?」
「はい、誓って。」
シャーリーはぴょん!とメアリーのお膝から飛び降りて、カロリーナに抱きついた。
「カイルはルイのことボコってるの?」
「………“ボコってる”なんていう言葉は誰に教わったのですか………?」
「? カイルだよ?」
カロリーナは満面の笑みで吹き上がる怒りを表した。
今日も今日とて、カロリーナは愛しの主人の愛娘ために、キャサリンと共に愛息子を愛の鞭でしごかなくてはいけないらしい。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
高校生の母様からのご依頼、『キャサリンとカロリーナの絡み』でした!!
メアリー信者同士ということで、もっとも信者らしいところが出そうな子供の教育場面にしてみました。
皆さまに楽しんでいただけているのかは不安ですが、作者は楽しんで書きました。
これからも、番外編のご希望場面についてのご依頼を受け続けようと思いますので、よければ感想欄からお知らせください(๑>◡<๑)
応援ありがとうございます!
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