86 / 92
番外編
未来の王太子妃の恋 15 ・ 未来の王太子の恋 2
しおりを挟む
「返事は?」
「はい、はい。私の策略に乗ってくださいませ!!」
キャサリンの輝かんばかりの涙を湛えた笑顔に、レイナードはボフン!!と顔を赤く染め上げた。
「か、可愛い!!」
「おいっ!」
「うふふふふっ、」
さっきまでの泣き顔はどこに行ったのやら、キャサリンは楽しげに笑っている。レイナードはとんでもない未来の婚約者を持ったものだと、不覚にも溜め息を吐きかけた。
けれど、彼には彼女の策略に乗るつもりはない。何故なら、彼には彼女とは別の策略を持っていたからだ。
そう、兄を傀儡にして裏の国王となることだ。そうすれば、自由も効くし重責に潰されることもない。レイナードの幼い頃からの目標だ。
▫︎◇▫︎
パチリと目を覚ました王太子レイナードは、夢に見たもう10年以上前の出来事に苦笑を漏らした。結局、彼はキャサリンの策略にハマってしまい、今はこの国唯一の王子であり、王太子だ。
「んん………、レイ………。すき………。」
「可愛い寝言になんか絆されて………、………ほ、絆されてやる。」
レイナードの膝で寝ている婚約者は、びっくりするくらいに美しい。女神みたいに綺麗で優しい、自慢の婚約者だ。ちょっと前に隣国の王太子が彼女のことを欲しがってそれに怒ったレイナードが隣国の王太子をぶちのめしたことは記憶に新しい。彼女はそのくらいに手の遠い存在なのだ。
「僕の大切な姫。絶対にどこにも行かないでね。」
キャサリンの銀髪をするりと撫でたレイナードは、額に優しくキスを落とした。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
以上が、高校生の母様ご依頼の『キャサリンとレイナードの恋物語』でした!!
初な2人って書いてて楽しいですね………。
明日はこれまた高校生の母様ご依頼の『カロリーナとキャサリンの絡み』です。
楽しんで読んでもらえると幸いです。
「はい、はい。私の策略に乗ってくださいませ!!」
キャサリンの輝かんばかりの涙を湛えた笑顔に、レイナードはボフン!!と顔を赤く染め上げた。
「か、可愛い!!」
「おいっ!」
「うふふふふっ、」
さっきまでの泣き顔はどこに行ったのやら、キャサリンは楽しげに笑っている。レイナードはとんでもない未来の婚約者を持ったものだと、不覚にも溜め息を吐きかけた。
けれど、彼には彼女の策略に乗るつもりはない。何故なら、彼には彼女とは別の策略を持っていたからだ。
そう、兄を傀儡にして裏の国王となることだ。そうすれば、自由も効くし重責に潰されることもない。レイナードの幼い頃からの目標だ。
▫︎◇▫︎
パチリと目を覚ました王太子レイナードは、夢に見たもう10年以上前の出来事に苦笑を漏らした。結局、彼はキャサリンの策略にハマってしまい、今はこの国唯一の王子であり、王太子だ。
「んん………、レイ………。すき………。」
「可愛い寝言になんか絆されて………、………ほ、絆されてやる。」
レイナードの膝で寝ている婚約者は、びっくりするくらいに美しい。女神みたいに綺麗で優しい、自慢の婚約者だ。ちょっと前に隣国の王太子が彼女のことを欲しがってそれに怒ったレイナードが隣国の王太子をぶちのめしたことは記憶に新しい。彼女はそのくらいに手の遠い存在なのだ。
「僕の大切な姫。絶対にどこにも行かないでね。」
キャサリンの銀髪をするりと撫でたレイナードは、額に優しくキスを落とした。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
以上が、高校生の母様ご依頼の『キャサリンとレイナードの恋物語』でした!!
初な2人って書いてて楽しいですね………。
明日はこれまた高校生の母様ご依頼の『カロリーナとキャサリンの絡み』です。
楽しんで読んでもらえると幸いです。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
789
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる