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40 実在
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「お初お目にかかります。先程婚約者より全く違う紹介をいただきました、コレット伯爵家が娘メアリー・コレットと申します。」
美しく足を引いて腰を下げたメアリーは、美しい微笑みをその愛らしい顔に貼り付けた。
「あぁ、君についてはギルバートからよく聞いていたよ。私はこの国の第2王子であるレイナード・ラトバースだ。よろしくね。」
「えぇ、よろしくお願いいたします。………私のことについては、……まともなことをお聞きになっていることをお祈りしております。」
「ははは、でも未だに信じられないな。正直私は君のことは恋人が欲しいギルバートの幻だと思っていたんだよ?」
「それは、それは。私はちゃんと生きていますよ?」
メアリーは僅かにドレスの裾を元上げて足先を見せ、その場でくるりと1回転した。
「ほら、ちゃんと実在していますでしょう?」
「………はは、あはははは、はははは、ふふふ、あははは、……………。」
レイナードは初めの方は必死に笑っていることを隠して俯いていたが、やがて思いっきり爆笑し始めた。
「ねぇ、ギル、私なにか変なことを言ってしまったかしら?」
「………君ってたまにびっくりするくらいにあんぽんたんだよね。」
「?」
本当になにを言われているのか分からないメアリーはぎゅっと眉間を寄せて、必死になって考えていたが、ギルバートはなにも答えに行き着くようなヒントを与えなかった。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
メアリーは自分がレイナードに幽霊だと思われてしまっているのではないか、と思っています。
分かりにくくてごめんなさい🙇♀️
美しく足を引いて腰を下げたメアリーは、美しい微笑みをその愛らしい顔に貼り付けた。
「あぁ、君についてはギルバートからよく聞いていたよ。私はこの国の第2王子であるレイナード・ラトバースだ。よろしくね。」
「えぇ、よろしくお願いいたします。………私のことについては、……まともなことをお聞きになっていることをお祈りしております。」
「ははは、でも未だに信じられないな。正直私は君のことは恋人が欲しいギルバートの幻だと思っていたんだよ?」
「それは、それは。私はちゃんと生きていますよ?」
メアリーは僅かにドレスの裾を元上げて足先を見せ、その場でくるりと1回転した。
「ほら、ちゃんと実在していますでしょう?」
「………はは、あはははは、はははは、ふふふ、あははは、……………。」
レイナードは初めの方は必死に笑っていることを隠して俯いていたが、やがて思いっきり爆笑し始めた。
「ねぇ、ギル、私なにか変なことを言ってしまったかしら?」
「………君ってたまにびっくりするくらいにあんぽんたんだよね。」
「?」
本当になにを言われているのか分からないメアリーはぎゅっと眉間を寄せて、必死になって考えていたが、ギルバートはなにも答えに行き着くようなヒントを与えなかった。
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メアリーは自分がレイナードに幽霊だと思われてしまっているのではないか、と思っています。
分かりにくくてごめんなさい🙇♀️
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