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16 お姫様抱っこ
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「ははは、アリー可愛い。」
チュッというリップ音と共に、あまりの事態に悲鳴を上げながら脳が思考停止してしまい動けなくなったメアリーの額に、ギルバートからのキスが次々と落とされた。キスと同時にあやすように髪と腰を撫でられたメアリーはへにゃりと身体の力が抜けてしまい、ずるずると床に崩れ落ちてしまいそうになった。
「おっと、危ないよ、アリー。」
床に来る寸前のところで、メアリーは公衆の眼前でお姫様抱っこという、キスよりももっと恥ずかしい?ことをされる羽目になってしまった。
「……ぎる、おねがいですから、もうかんべんしてください。」
ギルバートはつっかえずに名前を呼ばれたことが嬉しかったのか、顔に満開の笑顔を咲かせた。
「あぁ!!アリー、私は今君にはっきりと名前を呼んでもらえたことで、今この瞬間に死んでしまっても悔いが残らないくらいに、とても嬉しいよ……!!」
「あ、あの、だから、お、おろしてくだしゃい!!」
お姫様抱っこのままギルバートの感激によって、くるくると振り回されたメアリーは噛みながらも、ギルバートに懇願した。
「うんー、でもアリー、今一人で立てないだろう?」
「うぐっ!!」
「なら、大人しくしていようかー。」
「うぅー、………ひゃい。」
「可愛い……。
良い子だね、アリー。」
メアリーはこの後、羞恥に震えながら断罪に参加しなくてはならないと思うと、気がスゥッと遠くなってしまい、思わず遠い目をしてしまった。
「アリー、何考えてるの?」
案の定、メアリーの邪念はギルバートに気づかれ、メアリーはまたギルバートによって額にキスをされるという羞恥に遭うこととなった。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
チュッというリップ音と共に、あまりの事態に悲鳴を上げながら脳が思考停止してしまい動けなくなったメアリーの額に、ギルバートからのキスが次々と落とされた。キスと同時にあやすように髪と腰を撫でられたメアリーはへにゃりと身体の力が抜けてしまい、ずるずると床に崩れ落ちてしまいそうになった。
「おっと、危ないよ、アリー。」
床に来る寸前のところで、メアリーは公衆の眼前でお姫様抱っこという、キスよりももっと恥ずかしい?ことをされる羽目になってしまった。
「……ぎる、おねがいですから、もうかんべんしてください。」
ギルバートはつっかえずに名前を呼ばれたことが嬉しかったのか、顔に満開の笑顔を咲かせた。
「あぁ!!アリー、私は今君にはっきりと名前を呼んでもらえたことで、今この瞬間に死んでしまっても悔いが残らないくらいに、とても嬉しいよ……!!」
「あ、あの、だから、お、おろしてくだしゃい!!」
お姫様抱っこのままギルバートの感激によって、くるくると振り回されたメアリーは噛みながらも、ギルバートに懇願した。
「うんー、でもアリー、今一人で立てないだろう?」
「うぐっ!!」
「なら、大人しくしていようかー。」
「うぅー、………ひゃい。」
「可愛い……。
良い子だね、アリー。」
メアリーはこの後、羞恥に震えながら断罪に参加しなくてはならないと思うと、気がスゥッと遠くなってしまい、思わず遠い目をしてしまった。
「アリー、何考えてるの?」
案の定、メアリーの邪念はギルバートに気づかれ、メアリーはまたギルバートによって額にキスをされるという羞恥に遭うこととなった。
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