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第三章 殺人事件について
なぜか知り合いで、言い争いが起こる。
しおりを挟む 参りました。
そう宣言した時、魂が削がれた気がした。
ショウギを習って三回対戦したが三回とも惨敗だった。
しかも最初は同じ数の駒で戦ったが、その後は相手はヒシャとカクの強い駒を外しての戦いだった。
にもかかわらず、まったく歯が立たない。
駒と駒の異なる役割を理解しお互いを補い合うよう工夫し相手の次の手を読み、相手がもっとも嫌がる手を打ったにもかかわらず、マイはことごとく上回る手を打ってくる。
負けを宣言したとき、我輩の心が激しく震えた。
この勝負は我輩は本気だった。本気の本気で挑んで戦い見事に敗れた。
もし我輩が現役の魔王のままだったらこの三回の勝負で瀕死になっていたかもしれない。
勇者どもが唱える究極呪文などよりもこっちが痛い。
存在に影響を及ぼすほどのダメージがこの勝負にあった。
「お前幾つだ」
震えるほどのダメージを抑えながら舞へ問う。
「10歳」
なるほど、恐ろしい。何万年生きた我輩がたかだか10年程度の小娘にここまでダメージを与えられるのか。
「おじさん本当に強かった。次は二枚落ちじゃ負ける」
舞は我輩にそう伝えた。
それはわかっていた、このハンデ戦ならなんとか勝てるだろう。だが1枚の駒、全部の駒で戦って勝てるのかと聞かれたら無理だと断言できる。
「舞がそういうってすごいね、この子地元でも強い子なの」
サチがそういってうれしそうに笑う。
「そいつは間違いなく天才だ」
こんな子がそこら辺にうようよいたら我輩達は間違いなく滅びている。
そう宣言した時、魂が削がれた気がした。
ショウギを習って三回対戦したが三回とも惨敗だった。
しかも最初は同じ数の駒で戦ったが、その後は相手はヒシャとカクの強い駒を外しての戦いだった。
にもかかわらず、まったく歯が立たない。
駒と駒の異なる役割を理解しお互いを補い合うよう工夫し相手の次の手を読み、相手がもっとも嫌がる手を打ったにもかかわらず、マイはことごとく上回る手を打ってくる。
負けを宣言したとき、我輩の心が激しく震えた。
この勝負は我輩は本気だった。本気の本気で挑んで戦い見事に敗れた。
もし我輩が現役の魔王のままだったらこの三回の勝負で瀕死になっていたかもしれない。
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「お前幾つだ」
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「そいつは間違いなく天才だ」
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