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第二章 心霊現象について
魔王、自宅捜索する。
しおりを挟む1月4日
今日も由香さんに枚方市駅まで呼び出されたのですが、その場所には何故か南さんがいました。
「や!」
南さんが、笑顔で手をあげる。
「『や!』じゃないですよ。
由香さんは??」
「あー。
用事があるらしいんでね、帰った」
「もしかして、みんなで俺の事をからかっているとか?」
「そんな事はないぞ」
「だって、由香さんに呼び出されたのに本人が居ないっておかしいじゃないですか」
「それは、アイツしか君の連絡先知らないからだよ」
「言われてみればそうですが……」
「と言う事で、連絡先を交換しよう」
南さんはそう言って、携帯をポケットから取り出しました。
そして、俺達は携帯の赤外線機能を使って連絡先の交換をしました。
「じゃ、マクドに行こう。
はるかともよく行っていたのだろう?」
「はい」
マクドに入ると、はるかさんのことを思い出し胸が少し痛みました。
「私達といると、はるかの事を思い出してつらいか?」
「そうですね。
でも、楽しい事は楽しいですよ?
良い気分転換にもなりますし……」
「そうか、それはよかったよ」
南さんは、苦笑いを浮かべるとコーヒーに口を付けました。
「私達は、君といるとはるかの事を思い出せて嬉しい気分になる」
「嬉しい気分?」
「私達みたいに長く風俗嬢をやっているとね、たまに男と生き物が醜く見えることがある。
だけど、君はどこか違うんだ」
「よくわかんないです」
「初々しいんだな。
何もかもが……」
「え?」
南さんは、険しい顔をして俺の後ろを睨みました。
振り返りそこを見ると杉山がいました。
「文句言ってくる」
南さんは、席を立ちあがろうとしたので、俺はそれを止めました。
「警察の人ですよ。
まだ俺を疑っているらしくて」
「そうなのか?」
南さんはそう言うと席に座った。
杉山はどうして俺を疑っているのでしょうか……
今日も由香さんに枚方市駅まで呼び出されたのですが、その場所には何故か南さんがいました。
「や!」
南さんが、笑顔で手をあげる。
「『や!』じゃないですよ。
由香さんは??」
「あー。
用事があるらしいんでね、帰った」
「もしかして、みんなで俺の事をからかっているとか?」
「そんな事はないぞ」
「だって、由香さんに呼び出されたのに本人が居ないっておかしいじゃないですか」
「それは、アイツしか君の連絡先知らないからだよ」
「言われてみればそうですが……」
「と言う事で、連絡先を交換しよう」
南さんはそう言って、携帯をポケットから取り出しました。
そして、俺達は携帯の赤外線機能を使って連絡先の交換をしました。
「じゃ、マクドに行こう。
はるかともよく行っていたのだろう?」
「はい」
マクドに入ると、はるかさんのことを思い出し胸が少し痛みました。
「私達といると、はるかの事を思い出してつらいか?」
「そうですね。
でも、楽しい事は楽しいですよ?
良い気分転換にもなりますし……」
「そうか、それはよかったよ」
南さんは、苦笑いを浮かべるとコーヒーに口を付けました。
「私達は、君といるとはるかの事を思い出せて嬉しい気分になる」
「嬉しい気分?」
「私達みたいに長く風俗嬢をやっているとね、たまに男と生き物が醜く見えることがある。
だけど、君はどこか違うんだ」
「よくわかんないです」
「初々しいんだな。
何もかもが……」
「え?」
南さんは、険しい顔をして俺の後ろを睨みました。
振り返りそこを見ると杉山がいました。
「文句言ってくる」
南さんは、席を立ちあがろうとしたので、俺はそれを止めました。
「警察の人ですよ。
まだ俺を疑っているらしくて」
「そうなのか?」
南さんはそう言うと席に座った。
杉山はどうして俺を疑っているのでしょうか……
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