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1章 魔荒国家シルバーホース
27.告白
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俺は驚きながらも、一つの答えを知った。
アリスって詰め込まれると馬鹿になるんだな。ってそんな事より!
俺はどうしてこうなったかアリスに問い詰める。
「ちょっと待て! なんで俺がアリスを性奴隷にしなくちゃいけないんだ!? それ以前に性奴隷の意味知ってる?」
「性奴隷の意味は少しくらい知ってるよ、それに……」
アリスは恥ずかしそうに、ぽつりぽつりと訳を話してくれた。
どうやら、アリスは魅惑の吸血薔薇を討伐してから、俺と別の道を進むのを感じて一緒に行きたいと思った、しかし魔術師になりたい気持ちがあってどうすれば良い分からずにいると、ルイさんが教えてくれた。
それは「性奴隷になればいい」と言うものだった、もちろん反対はしたが言いくるめてしまい今に至るというわけだ。
どうしてそうなった! 普通そうはならんやろ!? いや、なっているか。
実際目の前で考えすぎてぶっ飛んだことを言った人がいるし。
それにしてもルイさん、あんた何考えてんだ! あんたの所為で初告白が台無しだ。
しかしこれは俺の所為だと取れる。俺が先に告白をすればこんな惨状にならずに済んだろう。
転生した時に見て見ぬ振りは止めようと誓ったのに、目の前にある失敗におびえていたんだ。
もし俺の思い違いだったら、もし告白が失敗したらと言う、恐怖や困難などだ。
俺はどうすれば良いか迷っている時に、後頭部に何かを叩かれた。
「痛っ!?」
少し驚いてしまうが、後ろに振り向くと誰もいない。
しかし足元には一つの袋があって、その中身を見ると少しため息を吐く。
ったく、余計なお世話だっての……。
なんて思いつつ袋の中を取り出す。入っていたのは上塗りされた正方形の箱だ。
俺は膝を地面に付いて箱をアリスに向けて開ける、中身は二つの指輪だ。
そして俺はアリスに自分の思いを伝える。
「アリス、俺はお前を守る。だから結婚を前提に付き合って欲しい」
俺が告白すると、アリスは口を手で押さえているが、体が震えているほど喜びを噛み締めて、そして満面の笑みを浮かべて答える。
「……うん、分かりました」
アリスはそう言うと、俺に飛びついてきてつい倒れてしまう。
だけど気分は悪くない、俺はアリスの頭をなでたら、口づけをする。
そよ風が肌を優しく感じさせ、口の中が甘味に似た味わいを感じる。
チュッパっと音がした後は、アリスが笑みを浮かべながら言う。
「私を選んでくれてありがとう……」
「選んでくれて嬉しいのは俺の方だ……」
俺はそう答えると、なじみのある声が俺とアリスを茶化してくる。
「ヒューヒュー、熱いですね~」
「「ヴィンセント!?」」
声の主はまさかのヴィンセントだった。
俺とアリスは頬が赤くなり、急いで離れる。しかしヴィンセントはまだニヤニヤしていた。
俺は是が非でもどこまで聞いたか問い詰めたいが、告白の所まで聞いていたとしたら、恥ずかしくて聞く事ができない。
しかしいくら恥ずかしがってもキリがないため、勇気を振り絞って聞く。
「ヴィンセント……どこから聞いたんだ?」
俺が恐る恐る聞いてみると、当の本人は呑気に答えた。
「アリスが『性奴隷にして!』って所から」
ヴィンセントが呑気にそう言うと、アリスは暗く赤くて黄色い瞳の色が消え失せて、詠唱する。
『氷の根源よ。今一度、敵対者を突き刺す槍を生み出せ! 氷結――』
アリスが氷結槍を放とうと察したヴィンセントが両手を挙げて、アリスを落ち着かせようとする。
「アリス、落ち着け! 俺が悪かったから取り敢えず魔法を放つのを止めてくれ!」
ヴィンセントが必死に落ち着かせようとするが、アリスはそんなのお構いなしに放とうとしてくる。
これはさすがに止めないとまずいな。
俺はアリスを羽交い絞めにして落ち着かせる。
「アリス、さすがにやり過ぎだろ? それにこの指輪をくれたのはヴィンセントだぞ」
「へ? そうなの!?」
アリスは驚きながらそう言いながら、ヴィンセントの方を向くと、当の本人は両手を下ろして答える。
「アア、そうだよ。俺が渡したんだ」
ヴィンセントが認めると、アリスは驚きながら問い詰める。
「エエ!? でも何でそこまでするの?」
「それについてはあの人から聞いてくれよ」
ヴィンセントが後ろの大木に指すと、大木の後ろからリーベット先生とルイさんが現れてきた。
リーベット先生はため息をつき、ルイさんは呑気に笑っていた。
「リーベット先生!?」
「それにルイさんも!?」
「まさか気付かれるなんて……」
「まぁ、でも結果オーライだから良しとしようよ」
まさかのリーベット先生も手を組んでいた事に、俺とアリスは理解できなかった。
しかし、どうしてこんなことをしたのか、気になった俺は苦笑いで質問する。
「えっと、リーベット先生にルイさん。何でこんなことをしたのですか?」
俺の疑問にリーベット先生が答えてくれた。
「それは君たちが明後日で卒業するからですよ」
「私達が?」
アリスが首を傾げながらそう言うと、リーベット先生が語る。
「貴方達が別々の道に行くのは知っています、しかし本当の気持ちを押し殺して同じ道を行くのは嫌なのです」
「リーベット先生……」
「だから僕達がこれを考えたって訳さ」
ルイさんがそう言うと俺は頭を下げて感謝をしたかったが、本人たちは止めて欲しいと言ってくるだろう。
そう思っているとリーベット先生が質問してくる。
「それで、アレス君は卒業したら何をするのですか?」
「俺がすること……」
俺は一瞬迷うがしかし頭を振って言う。
アリスって詰め込まれると馬鹿になるんだな。ってそんな事より!
俺はどうしてこうなったかアリスに問い詰める。
「ちょっと待て! なんで俺がアリスを性奴隷にしなくちゃいけないんだ!? それ以前に性奴隷の意味知ってる?」
「性奴隷の意味は少しくらい知ってるよ、それに……」
アリスは恥ずかしそうに、ぽつりぽつりと訳を話してくれた。
どうやら、アリスは魅惑の吸血薔薇を討伐してから、俺と別の道を進むのを感じて一緒に行きたいと思った、しかし魔術師になりたい気持ちがあってどうすれば良い分からずにいると、ルイさんが教えてくれた。
それは「性奴隷になればいい」と言うものだった、もちろん反対はしたが言いくるめてしまい今に至るというわけだ。
どうしてそうなった! 普通そうはならんやろ!? いや、なっているか。
実際目の前で考えすぎてぶっ飛んだことを言った人がいるし。
それにしてもルイさん、あんた何考えてんだ! あんたの所為で初告白が台無しだ。
しかしこれは俺の所為だと取れる。俺が先に告白をすればこんな惨状にならずに済んだろう。
転生した時に見て見ぬ振りは止めようと誓ったのに、目の前にある失敗におびえていたんだ。
もし俺の思い違いだったら、もし告白が失敗したらと言う、恐怖や困難などだ。
俺はどうすれば良いか迷っている時に、後頭部に何かを叩かれた。
「痛っ!?」
少し驚いてしまうが、後ろに振り向くと誰もいない。
しかし足元には一つの袋があって、その中身を見ると少しため息を吐く。
ったく、余計なお世話だっての……。
なんて思いつつ袋の中を取り出す。入っていたのは上塗りされた正方形の箱だ。
俺は膝を地面に付いて箱をアリスに向けて開ける、中身は二つの指輪だ。
そして俺はアリスに自分の思いを伝える。
「アリス、俺はお前を守る。だから結婚を前提に付き合って欲しい」
俺が告白すると、アリスは口を手で押さえているが、体が震えているほど喜びを噛み締めて、そして満面の笑みを浮かべて答える。
「……うん、分かりました」
アリスはそう言うと、俺に飛びついてきてつい倒れてしまう。
だけど気分は悪くない、俺はアリスの頭をなでたら、口づけをする。
そよ風が肌を優しく感じさせ、口の中が甘味に似た味わいを感じる。
チュッパっと音がした後は、アリスが笑みを浮かべながら言う。
「私を選んでくれてありがとう……」
「選んでくれて嬉しいのは俺の方だ……」
俺はそう答えると、なじみのある声が俺とアリスを茶化してくる。
「ヒューヒュー、熱いですね~」
「「ヴィンセント!?」」
声の主はまさかのヴィンセントだった。
俺とアリスは頬が赤くなり、急いで離れる。しかしヴィンセントはまだニヤニヤしていた。
俺は是が非でもどこまで聞いたか問い詰めたいが、告白の所まで聞いていたとしたら、恥ずかしくて聞く事ができない。
しかしいくら恥ずかしがってもキリがないため、勇気を振り絞って聞く。
「ヴィンセント……どこから聞いたんだ?」
俺が恐る恐る聞いてみると、当の本人は呑気に答えた。
「アリスが『性奴隷にして!』って所から」
ヴィンセントが呑気にそう言うと、アリスは暗く赤くて黄色い瞳の色が消え失せて、詠唱する。
『氷の根源よ。今一度、敵対者を突き刺す槍を生み出せ! 氷結――』
アリスが氷結槍を放とうと察したヴィンセントが両手を挙げて、アリスを落ち着かせようとする。
「アリス、落ち着け! 俺が悪かったから取り敢えず魔法を放つのを止めてくれ!」
ヴィンセントが必死に落ち着かせようとするが、アリスはそんなのお構いなしに放とうとしてくる。
これはさすがに止めないとまずいな。
俺はアリスを羽交い絞めにして落ち着かせる。
「アリス、さすがにやり過ぎだろ? それにこの指輪をくれたのはヴィンセントだぞ」
「へ? そうなの!?」
アリスは驚きながらそう言いながら、ヴィンセントの方を向くと、当の本人は両手を下ろして答える。
「アア、そうだよ。俺が渡したんだ」
ヴィンセントが認めると、アリスは驚きながら問い詰める。
「エエ!? でも何でそこまでするの?」
「それについてはあの人から聞いてくれよ」
ヴィンセントが後ろの大木に指すと、大木の後ろからリーベット先生とルイさんが現れてきた。
リーベット先生はため息をつき、ルイさんは呑気に笑っていた。
「リーベット先生!?」
「それにルイさんも!?」
「まさか気付かれるなんて……」
「まぁ、でも結果オーライだから良しとしようよ」
まさかのリーベット先生も手を組んでいた事に、俺とアリスは理解できなかった。
しかし、どうしてこんなことをしたのか、気になった俺は苦笑いで質問する。
「えっと、リーベット先生にルイさん。何でこんなことをしたのですか?」
俺の疑問にリーベット先生が答えてくれた。
「それは君たちが明後日で卒業するからですよ」
「私達が?」
アリスが首を傾げながらそう言うと、リーベット先生が語る。
「貴方達が別々の道に行くのは知っています、しかし本当の気持ちを押し殺して同じ道を行くのは嫌なのです」
「リーベット先生……」
「だから僕達がこれを考えたって訳さ」
ルイさんがそう言うと俺は頭を下げて感謝をしたかったが、本人たちは止めて欲しいと言ってくるだろう。
そう思っているとリーベット先生が質問してくる。
「それで、アレス君は卒業したら何をするのですか?」
「俺がすること……」
俺は一瞬迷うがしかし頭を振って言う。
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