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はじまり~魔法使い編
6.リブロム
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あの日から一週間、俺達は今中級都市区に住んでいる。
一昨日の夜、下級都市区を手放す事になって食糧問題などが起きて元々あった事が深刻化している。
俺達の故郷は魔物が大量にいるけど王国の兵士が食料や住処を与えて何とか生きている。
何とか魔物を全滅させるために調べているが魔物関係の本は無く右往左往していた時に月が肩を叩く。
「お兄ちゃんそろそろ配給の時間になるよ」
「分かったけど月は先に行っていいぞ」
「うん」
月は速足で配給の場所に向かい少し空腹感が鍛冶て少し呟く。
「俺も少し探したら配給に行くか」
そう思いつつ魔物関係の書物を探す。
全然見つからず諦めて配給の所へ向かって行っていると、二人の兵士の話し声が聞こえてきた。
「何で避難民に食糧訳無きゃいけないだよ」
「しょうがないだろ、なんでも金持ち様からの命令で仕方なくだから我慢しようぜ」
「そうだけど避難民を魔法使いにするのはどうかと思うぞ」
「確かにそうだけども如何やら魔法使いの右腕を移植するだけらしいけど気絶してしまうほど痛いらしいぜ」
「想像するだけで痛くなるな」
「そうだな」
その話は俺にとって吉報だった。
俺は急いで配給を渡されたら宿壕の場所に向かい月と翔《ショウ》に兵士が言っていたことを話す。
「その話本当!?」
「もちろん本当だしもしかしたら魔物の秘密がつかめるかもしれないからな」
これなら本当に魔物を全て倒せる事が出来ると思ったらどこから声が聞こえてきた。
「今の誰だ?」
「私じゃ無いよ?」
「僕でもないけど」
二人じゃ無ければ一体……
「ここだ! さっさと取り出してくれ!」
声はタンスの名から聞こえてくる。
普通じゃあり得ないことを聞いた俺たちは顔を見合わす。
「お兄ちゃんあれ如何する?」
「まさか取り出すとかじゃないよね?」
月と翔は若干怯えているが俺には何かの縁を感じタンスの本を取り出してベッドの所に置く。
「ようやく陽の光を浴びたぜ」
「「本が喋った!?」」
月と翔が喋る本に驚いているけど俺は一つ質問を聞く。
「喋る本、魔物は如何やって生まれている?」
「俺に聞かれても少ししか知らないぞ」
喋る本は全部じゃないけど少し知っているらしい。
「じゃぁそれを教えて……」
「甘えるな!」
その少しについて聞こうとすると、喋る本が俺の目をめがけてきた。
「目が! 目がー!?」
「お兄ちゃん!?」
「響急いで目を冷やして!」
俺は翔がすぐに目を冷やす。
「何で目を刺したこの本!」
「楽な道を選ぶな! それに俺の名はリブロムだ」
喋る本の名前はリブロムだがそんなことは如何だって良い。
「何でいきなり目を刺した!」
「今からその理由を教えてやるから落ち着けよ」
リブロムがそう言うと目を閉じ何かを唱える。
「我が物語の開演!」
リブロムが唱え終える月と翔が突如光り始める。
そのことを二人に伝えると月が俺に指を指しながら叫ぶ。
「お兄ちゃんも光っているよ!?」
「何!?」
俺も光り出されている事に信じられず鏡で見ようとしても触れられ視界が真っ白になる。
「「「ウワー!?」」」
「さぁ、物語の始まりだ」
そう言うと光が収まり周りを見ると俺は豪雨の古城の島にいた。
一昨日の夜、下級都市区を手放す事になって食糧問題などが起きて元々あった事が深刻化している。
俺達の故郷は魔物が大量にいるけど王国の兵士が食料や住処を与えて何とか生きている。
何とか魔物を全滅させるために調べているが魔物関係の本は無く右往左往していた時に月が肩を叩く。
「お兄ちゃんそろそろ配給の時間になるよ」
「分かったけど月は先に行っていいぞ」
「うん」
月は速足で配給の場所に向かい少し空腹感が鍛冶て少し呟く。
「俺も少し探したら配給に行くか」
そう思いつつ魔物関係の書物を探す。
全然見つからず諦めて配給の所へ向かって行っていると、二人の兵士の話し声が聞こえてきた。
「何で避難民に食糧訳無きゃいけないだよ」
「しょうがないだろ、なんでも金持ち様からの命令で仕方なくだから我慢しようぜ」
「そうだけど避難民を魔法使いにするのはどうかと思うぞ」
「確かにそうだけども如何やら魔法使いの右腕を移植するだけらしいけど気絶してしまうほど痛いらしいぜ」
「想像するだけで痛くなるな」
「そうだな」
その話は俺にとって吉報だった。
俺は急いで配給を渡されたら宿壕の場所に向かい月と翔《ショウ》に兵士が言っていたことを話す。
「その話本当!?」
「もちろん本当だしもしかしたら魔物の秘密がつかめるかもしれないからな」
これなら本当に魔物を全て倒せる事が出来ると思ったらどこから声が聞こえてきた。
「今の誰だ?」
「私じゃ無いよ?」
「僕でもないけど」
二人じゃ無ければ一体……
「ここだ! さっさと取り出してくれ!」
声はタンスの名から聞こえてくる。
普通じゃあり得ないことを聞いた俺たちは顔を見合わす。
「お兄ちゃんあれ如何する?」
「まさか取り出すとかじゃないよね?」
月と翔は若干怯えているが俺には何かの縁を感じタンスの本を取り出してベッドの所に置く。
「ようやく陽の光を浴びたぜ」
「「本が喋った!?」」
月と翔が喋る本に驚いているけど俺は一つ質問を聞く。
「喋る本、魔物は如何やって生まれている?」
「俺に聞かれても少ししか知らないぞ」
喋る本は全部じゃないけど少し知っているらしい。
「じゃぁそれを教えて……」
「甘えるな!」
その少しについて聞こうとすると、喋る本が俺の目をめがけてきた。
「目が! 目がー!?」
「お兄ちゃん!?」
「響急いで目を冷やして!」
俺は翔がすぐに目を冷やす。
「何で目を刺したこの本!」
「楽な道を選ぶな! それに俺の名はリブロムだ」
喋る本の名前はリブロムだがそんなことは如何だって良い。
「何でいきなり目を刺した!」
「今からその理由を教えてやるから落ち着けよ」
リブロムがそう言うと目を閉じ何かを唱える。
「我が物語の開演!」
リブロムが唱え終える月と翔が突如光り始める。
そのことを二人に伝えると月が俺に指を指しながら叫ぶ。
「お兄ちゃんも光っているよ!?」
「何!?」
俺も光り出されている事に信じられず鏡で見ようとしても触れられ視界が真っ白になる。
「「「ウワー!?」」」
「さぁ、物語の始まりだ」
そう言うと光が収まり周りを見ると俺は豪雨の古城の島にいた。
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