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1章 The hierarchy of lust
Digital23.戦闘指南
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しばらく探索して数時間経つ。
あれからさび鉄のブレードや性欲の蛇が襲いかかり、前者はともかく後者は少し苦戦したけど、何とか倒す事ができた。
それに心の影達は俺たちの事を探しており、アスモデウスから『あの方がしびれを切らす前に何が何でも殺害しろ!』と命令しているからな。
それにあの方って言うのは謎だが、もしかしたらこのメディアを作った奴じゃないか?
しかしイズナさんがいくら調べても、クレイドル学園周辺の町を包み込めるほどの科学者はどれも書かれていないって言ったしな。
そうしながら場内を探索し、1Fの食堂近くにあるセーフルームで休憩しながらステータスを確認する。
【名前】 クロード・夜神
【レベル】 7
【HP】 462
【SP】 160
【攻撃力】 50
【防御力】 45
【魔力】 43
【素早さ】 45
【運】 41
俺は少しだけステータスを見た後、先ほどの戦利品を確認する。
●ブレードの破片……さび鉄のブレードから取れる素材。入手量60グラム
●さびた素刃……さび鉄のブレードから取れる素材。入手量15丁
●性別のシグナル……性欲の蛇から取れる素材。入手量六個
●ハート状の鱗……性欲の蛇から取れる素材。入手量18枚
素材装備が大量に手に入れたし、このシグナルは少し硬い骨で出来ているな。
少し戦利品を見ていると、アルフォンスは椅子から立ち上がって言う。
「そろそろ戦闘指南するよ」
「戦闘指南?」
白夜は飲んでいたジュースを口から離して首を傾げる。
俺も戦闘指南なんて聞いた事が無いから分からずにいると、アルフォンスは分かりやすく説明する。
「戦闘指南ッテ言うのはね、正しい戦闘を学び、有利な状況を作り出せる事だよ。さらに総攻撃で一気にダメージを与える事ができる」
「それって中型にも効くのか?」
俺はアルフォンスに質問する。すると当の本人は首を縦に振りながら答える。
「クロード君の言う通り、中型にも弱点があって、そこを攻撃すれば一気にダメージを与えられる。最初に出会ったマヤ・ザ・ブラックハンドはブレイブ属性、ティラニカル・ブラック・フォックスはアクリル属性とゼイン属性が弱点だよ」
「なるほど……」
俺は属性何て攻撃手段が増えるだけと思っていた、だがこんなふうに戦略が広くなるなんて……。
ゲームでもあるけど、やっぱり属性って大事なんだなー。
そう思っていると、アルフォンスはセーフルームの扉を少しだけ開いて言う。
「実践前に少しだけ外を見なよ」
うん? それってどういう事だ?
俺は白夜が言う言葉に首を傾げなら外を見る。
外には兵士心の影が数体いて、さらに真ん中なのはただ物じゃ無いと感じてる。
真ん中の心の影の強さに驚いていると、白夜は真ん中に指しながら言う。
「なぁ? なんか真ん中の奴だけ赤くねぇか? 体から赤い気が出ているし……」
俺は白夜が言っている事に首を傾げる。
いやいや、いくら武芸者だからってそんなの……。そう思いながら真ん中の方をじっと見続ける、すると徐々に真ん中の心の影から赤いオーラが見え始める。
俺はその事に呟く。
「ウ、嘘~ん……」
何で格ゲー使用になっているんだよ! オーラ何てふつう見えない物だろ!
この仕組みに少し呆れてしまうが、アルフォンスはそのままいう。
「そこにいる心の影達を倒せば、戦闘指南は完了だ」
アルフォンスは戦闘指南について説明し終える。なるほど、オーラが見える事にはともかく、属性を駆使して戦えばいいんだな? 少しやってやる。
俺はそう思いながらセーフルームから出て〈コルトM1900〉を構える。イザナ達も続々セーフルームから出て銃を構える。
すると心の影達は俺に驚きながら叫ぶ。
『な――! 貴様等はティラニカル・ブラック・フォックスを倒した連中じゃないか! 今ここで打ち倒してくれるわ! 行くぞ、お前ら!』
『『オウ!』』
赤いオーラを放つ心の影が叫ぶと同時に、周りの心の影達は叫んでさび鉄のブレードになり、赤いオーラの心の影はイルカに変わる。
一目見ればイルカだ。しかしそのイルカは色鮮やかで空中に浮かんでいて、背びれに茨の車輪を回している。
名前は妄想のドルフィンと視界に表示し、妄想のドルフィンは俺達に向けてスキルを放つ。
『コレでも喰らえ! カオス!』
妄想のドルフィンは黄色い波状を放つ、この波状は何か危険を感じ取って回避する。しかしアルフォンスは白夜の足を引っ掛けて波状に当たらせた。
俺はその事に驚きながらアルフォンスに聞く。
「おい、それ大丈夫なのか!? その波状かなりヤバそうだけど……」
「それに付いては大丈夫。さっきのスキルはカオス。分かりやすく言えば混乱の事で――」
「パッパラパッパパー(俺に何をしやがったんだ、このエロリス)!」
アルフォンスがカオスについて説明していると、白夜がさっきの事で怒っている。しかし言葉がハチャメチャになっていて、俺は思わずツッコんでしまう。
「いや、言葉がめちゃくちゃじゃねぇか!?」
「wow……」
イザナは白夜の言葉がめちゃくちゃになっている事に呆れ、イズナさんは少し苦笑いをしながら呟く。
『そう言えばさっきラフムの事を調べたらカオスがあったんだけど……』
イズナさんは冷や汗を流しながら呟くが、俺はこの状況をついてツッコむ。
「それも気になるけど、今は白夜の言葉を元に共さなきゃいけないだろ!?」
『貴様等ふざけるのも大概にしろ!』
しびれを切らしたさび鉄のブレード二体が俺達に襲い掛かる。だが白夜はキレながらベルセルクを召喚する。
「オッパピー(一ミリもふざけて無いわ)!」
『『グハァ!?』』
白夜はさび鉄のブレードに向けてベルセルクの風牙を二回放ち、さび鉄のブレードは風牙を食らって消滅する。
と言うかそれでスキル放てるんだ……。少し馬鹿々々しく感じてしまうが、妄想のドルフィンはもう一度スキルを放つ。
『これならどうだ、フルボルト!』
またカオスと思っていたが、しかしそれはボルトの全体攻撃だった。
ゲェ、しまった! カオスだろうと思っていたらボルトの攻撃を放つなんて、中々な戦略だな。
俺は驚きつつ回避する。他の皆も何とか回避する事ができた。
妄想のドルフィンがまたスキルを放つと思い、回避の構えをする。だが数秒待ってもスキルを放ってこない。
もしかして心の影はスキルを放つにはクールタイムがあるのか? だとしたらチャンスだ!
俺は一気に妄想のドルフィンに接近し、俺は式神を召喚してヒートを食らわせる。
『グァァァァァァァ!? あ、熱い!? なぜ私の弱点がヒートだと分かったんだ!?』
妄想のドルフィンは弱点を突かれた事に驚いているが、俺は〈コルトM1900〉を構えて少し頬を掻きながら言う。
「う~ん……偶然だな」
『な――!?』
妄想のドルフィンはぐうだと言う事に声を失って驚くが、俺はトリガーを引いて額を貫き、妄想のドルフィンは額を貫かれた事を知らずに消滅する。
これで何とかなったな。そう思っていたが――。
「ピーヒャラ(と言うかどうやって戻れんだよ、これ)!?」
「「あ……」」
俺達は白夜の言葉がめちゃくちゃになっている事を思い出す。
わ、忘れてたー!
そのどうやってもどそう考えた結果、頭に鞘付きの片手剣を叩いて元に戻した。
ちなみにあれは時間経過で戻るが、数時間かかると言うわけでこれにした。白夜は頭さすりながらアルフォンスを強くにらみ、当の本人は知らぬふりをしている。
何がともあれ、俺達は戦闘指南を終えて再び探索する。
あれからさび鉄のブレードや性欲の蛇が襲いかかり、前者はともかく後者は少し苦戦したけど、何とか倒す事ができた。
それに心の影達は俺たちの事を探しており、アスモデウスから『あの方がしびれを切らす前に何が何でも殺害しろ!』と命令しているからな。
それにあの方って言うのは謎だが、もしかしたらこのメディアを作った奴じゃないか?
しかしイズナさんがいくら調べても、クレイドル学園周辺の町を包み込めるほどの科学者はどれも書かれていないって言ったしな。
そうしながら場内を探索し、1Fの食堂近くにあるセーフルームで休憩しながらステータスを確認する。
【名前】 クロード・夜神
【レベル】 7
【HP】 462
【SP】 160
【攻撃力】 50
【防御力】 45
【魔力】 43
【素早さ】 45
【運】 41
俺は少しだけステータスを見た後、先ほどの戦利品を確認する。
●ブレードの破片……さび鉄のブレードから取れる素材。入手量60グラム
●さびた素刃……さび鉄のブレードから取れる素材。入手量15丁
●性別のシグナル……性欲の蛇から取れる素材。入手量六個
●ハート状の鱗……性欲の蛇から取れる素材。入手量18枚
素材装備が大量に手に入れたし、このシグナルは少し硬い骨で出来ているな。
少し戦利品を見ていると、アルフォンスは椅子から立ち上がって言う。
「そろそろ戦闘指南するよ」
「戦闘指南?」
白夜は飲んでいたジュースを口から離して首を傾げる。
俺も戦闘指南なんて聞いた事が無いから分からずにいると、アルフォンスは分かりやすく説明する。
「戦闘指南ッテ言うのはね、正しい戦闘を学び、有利な状況を作り出せる事だよ。さらに総攻撃で一気にダメージを与える事ができる」
「それって中型にも効くのか?」
俺はアルフォンスに質問する。すると当の本人は首を縦に振りながら答える。
「クロード君の言う通り、中型にも弱点があって、そこを攻撃すれば一気にダメージを与えられる。最初に出会ったマヤ・ザ・ブラックハンドはブレイブ属性、ティラニカル・ブラック・フォックスはアクリル属性とゼイン属性が弱点だよ」
「なるほど……」
俺は属性何て攻撃手段が増えるだけと思っていた、だがこんなふうに戦略が広くなるなんて……。
ゲームでもあるけど、やっぱり属性って大事なんだなー。
そう思っていると、アルフォンスはセーフルームの扉を少しだけ開いて言う。
「実践前に少しだけ外を見なよ」
うん? それってどういう事だ?
俺は白夜が言う言葉に首を傾げなら外を見る。
外には兵士心の影が数体いて、さらに真ん中なのはただ物じゃ無いと感じてる。
真ん中の心の影の強さに驚いていると、白夜は真ん中に指しながら言う。
「なぁ? なんか真ん中の奴だけ赤くねぇか? 体から赤い気が出ているし……」
俺は白夜が言っている事に首を傾げる。
いやいや、いくら武芸者だからってそんなの……。そう思いながら真ん中の方をじっと見続ける、すると徐々に真ん中の心の影から赤いオーラが見え始める。
俺はその事に呟く。
「ウ、嘘~ん……」
何で格ゲー使用になっているんだよ! オーラ何てふつう見えない物だろ!
この仕組みに少し呆れてしまうが、アルフォンスはそのままいう。
「そこにいる心の影達を倒せば、戦闘指南は完了だ」
アルフォンスは戦闘指南について説明し終える。なるほど、オーラが見える事にはともかく、属性を駆使して戦えばいいんだな? 少しやってやる。
俺はそう思いながらセーフルームから出て〈コルトM1900〉を構える。イザナ達も続々セーフルームから出て銃を構える。
すると心の影達は俺に驚きながら叫ぶ。
『な――! 貴様等はティラニカル・ブラック・フォックスを倒した連中じゃないか! 今ここで打ち倒してくれるわ! 行くぞ、お前ら!』
『『オウ!』』
赤いオーラを放つ心の影が叫ぶと同時に、周りの心の影達は叫んでさび鉄のブレードになり、赤いオーラの心の影はイルカに変わる。
一目見ればイルカだ。しかしそのイルカは色鮮やかで空中に浮かんでいて、背びれに茨の車輪を回している。
名前は妄想のドルフィンと視界に表示し、妄想のドルフィンは俺達に向けてスキルを放つ。
『コレでも喰らえ! カオス!』
妄想のドルフィンは黄色い波状を放つ、この波状は何か危険を感じ取って回避する。しかしアルフォンスは白夜の足を引っ掛けて波状に当たらせた。
俺はその事に驚きながらアルフォンスに聞く。
「おい、それ大丈夫なのか!? その波状かなりヤバそうだけど……」
「それに付いては大丈夫。さっきのスキルはカオス。分かりやすく言えば混乱の事で――」
「パッパラパッパパー(俺に何をしやがったんだ、このエロリス)!」
アルフォンスがカオスについて説明していると、白夜がさっきの事で怒っている。しかし言葉がハチャメチャになっていて、俺は思わずツッコんでしまう。
「いや、言葉がめちゃくちゃじゃねぇか!?」
「wow……」
イザナは白夜の言葉がめちゃくちゃになっている事に呆れ、イズナさんは少し苦笑いをしながら呟く。
『そう言えばさっきラフムの事を調べたらカオスがあったんだけど……』
イズナさんは冷や汗を流しながら呟くが、俺はこの状況をついてツッコむ。
「それも気になるけど、今は白夜の言葉を元に共さなきゃいけないだろ!?」
『貴様等ふざけるのも大概にしろ!』
しびれを切らしたさび鉄のブレード二体が俺達に襲い掛かる。だが白夜はキレながらベルセルクを召喚する。
「オッパピー(一ミリもふざけて無いわ)!」
『『グハァ!?』』
白夜はさび鉄のブレードに向けてベルセルクの風牙を二回放ち、さび鉄のブレードは風牙を食らって消滅する。
と言うかそれでスキル放てるんだ……。少し馬鹿々々しく感じてしまうが、妄想のドルフィンはもう一度スキルを放つ。
『これならどうだ、フルボルト!』
またカオスと思っていたが、しかしそれはボルトの全体攻撃だった。
ゲェ、しまった! カオスだろうと思っていたらボルトの攻撃を放つなんて、中々な戦略だな。
俺は驚きつつ回避する。他の皆も何とか回避する事ができた。
妄想のドルフィンがまたスキルを放つと思い、回避の構えをする。だが数秒待ってもスキルを放ってこない。
もしかして心の影はスキルを放つにはクールタイムがあるのか? だとしたらチャンスだ!
俺は一気に妄想のドルフィンに接近し、俺は式神を召喚してヒートを食らわせる。
『グァァァァァァァ!? あ、熱い!? なぜ私の弱点がヒートだと分かったんだ!?』
妄想のドルフィンは弱点を突かれた事に驚いているが、俺は〈コルトM1900〉を構えて少し頬を掻きながら言う。
「う~ん……偶然だな」
『な――!?』
妄想のドルフィンはぐうだと言う事に声を失って驚くが、俺はトリガーを引いて額を貫き、妄想のドルフィンは額を貫かれた事を知らずに消滅する。
これで何とかなったな。そう思っていたが――。
「ピーヒャラ(と言うかどうやって戻れんだよ、これ)!?」
「「あ……」」
俺達は白夜の言葉がめちゃくちゃになっている事を思い出す。
わ、忘れてたー!
そのどうやってもどそう考えた結果、頭に鞘付きの片手剣を叩いて元に戻した。
ちなみにあれは時間経過で戻るが、数時間かかると言うわけでこれにした。白夜は頭さすりながらアルフォンスを強くにらみ、当の本人は知らぬふりをしている。
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