11 / 25
1章 The hierarchy of lust
Digital11.白いマントの魔術師
しおりを挟む
俺は白夜が隠れていない上に、石レンガを投げている事に驚き、本人に聞く。
「何で白夜がそこにいるんだ!? まだ傷は治療しきれてないし……」
俺の質問を白夜は答える。
「ああ? そんなのたすられても性に合わないんだよ。それにあいつにはボコボコにされた借りがあるからな」
白夜は獰猛な笑みを浮かべながら答える、すると彼は背中から鉄パイプを取り出して、力強く握りしめてティラニカル・ブラック・フォックスに突撃する。
不味い、いくら物理ダメージを与えるとはいえども、傷をおって特攻するなんて自殺行為だ。
急いで止めようとすると、ティラニカル・ブラック・フォックスは白夜に向けて詰めを振り下ろそうとする。
だが白夜はそのまま避けずに、片手剣が刺された場所に肘打ちを食らわせる。
ティラニカル・ブラック・フォックスは傷口に攻撃された事で叫び声を上げて後ずる。
『キュオーン!?』
白夜はティラニカル・ブラック・フォックスがあとずり去ると、鉄パイプを上げて蹴り飛ばす。
鉄パイプは回転しながら、ティラニカル・ブラック・フォックスの潰された右目に深く刺さる。
ティラニカル・ブラック・フォックスは潰された右目をさらに傷つけられたことで苦痛に歪んで叫ぶ。
『キュオーン!?』
ティラニカル・ブラック・フォックスは苦しみながら、右目に刺さっている鉄パイプを抜こうをしている。
白夜は前髪をかき上げて言う。
「なめてんじゃねーぞ、化け狐」
白夜は少しやり返してやったぜと思っているが、俺とイザナは戦闘の語気を見て顎を外している。
す、すごい……! 俺が心の影と戦っているのは少しぎこちなかったのに、白夜は一切のぎこちなさや迷いに無く、まるで戦いなれているように見えた。
俺はティラニカル・ブラック・フォックスが苦しんでいる間に白夜に聞く。
「お、おい。何でそんなに戦いなれているんだ?」
「ハ?」
白夜はその質問を聞いて首を傾げたが、俺の言葉を理解して答える。
「アア、噂を聞いてないのか? 俺は元総合格闘部のエースだぞ?」
「エェ!?」
俺はその言葉を聞いてさらに驚く。一応何かのエースって聞いた事はあるが、まさか総合格闘部だとは思わなかった。
だけどその部は廃部しているんじゃ……? そう考えているとティラニカル・ブラック・フォックスは目に刺さっている鉄パイプを抜いて襲い掛かる。
「ゲェ!?」
「しまっ――!?」
俺と白夜はこれヤバいと感じて、急いで回避しようとすると氷の壁が出現して、ティラニカル・ブラック・フォックスの突撃を防ぐ。
ティラニカル・ブラック・フォックスは氷の壁に阻まれ、ぶつかった衝撃で転げ落ちる。
俺と白夜は突然出てきた壁に驚きを隠せずに叫ぶ。
「「えぇ~!?」」
俺と白夜はいきなり壁が出来た事に驚いていると、イザナが俺に駆け寄って心配する。
「二人とも大丈夫……って何これ!? アクリル属性は俺しか持ってないのに、何で氷の壁が出来ているの?」
イザナは目の前にある氷の壁について聞く。それは俺が一番聞きたいわ!
俺が持っているアルターエゴの属性は、スパルタルクスのボルト属性とサラマンダーのヒート属性だ。
イザナが持っているアルターエゴの属性は、イゾウのウィング属性とラハムのアクリル属性、それを使ったとしても召喚していなかった。
一体誰が氷の壁を作り出したのだろうと考えていると、俺達の前に謎の男があらわる。
その姿は白雪のロングで、体格は中肉中背で、目つきは普通のアメジストである。
俺とイザナはいきなりフードを深くかぶった男に驚いているが、俺が氷の壁に指しながら聞く。
「えっと……この壁アンタがやったのか?」
「ン? そうだけど、それがどうかしたのかい?」
男はあどけなさそうに首を傾げる。しかし白夜は首を傾げながら言う。
「なぁ、何でリスっぽい猫がいるんだ?」
「「……エ?」」
俺とイザナは白夜がさしている方に向く。しかしそこにいるのは白フードの男で、リスっぽい猫はどこにもいない。
白夜が言うリス擬きはどこにいるんだろうと探していると、男が会話に参加して言う。
「リスっぽい猫を気にしているのかい? だったら見せてあげよう」
「ハ? それってどういう……」
男が言っている事に理解できず、どういうことか聞こうとすると男はいきなり光り出してきた。
ハァァ!? 何で光って……ていうか人って光る事ができるのか!?
いきなりの発行に驚くが光が徐々に収まり、ようやく眩しくなくなるとそこには珍妙な生き物がいた。
それは白い毛皮を持つリスの姿をした猫擬きであった。
「「エェェェ!?」」
「いや~、ずっと人間の姿になるのは疲れていたから、ちょうどよかったよ」
リス擬きは呑気に言っているが、俺とイザナはありえなさに驚き、白夜はリス擬きにじっと見ている。
一体全体どうなっているんだよ! まさか男がリス擬きで、さらに魔法使いみたいに氷の壁を作り出せるし、もう考えるのがおかしくなりそうだ!
この状況に頭が痛くなっていると、ティラニカル・ブラック・フォックスは氷の壁を破ってきた。さらに鋭い爪を俺達に振り下ろそうとしていた。
「「ウォォォォォォ!」」
俺とイザナは白夜とリス擬きを抱えて攻撃を避ける。ギリギリ避けれたが、先ほどいた場所が深く削られ、避けれなかったらかなりヤバい事に冷や汗を流すが、今はこの場を去る事が優先だ。
俺はイザナの方に向く、するとイザナは何かを察して一緒にこの場から急いで去る。
「ぜぇぜぇ……よ、ようやく撒けたか?」
俺は息を荒くしながらセーフルームの外を確認する。
ティラニカル・ブラック・フォックスのレベルは5で、一レべの差だけど敵の攻撃が中々トリッキーでとても厄介だ。
それに怪我をしている白夜を治療しているし、今は回復や万全な状態にしておくが優勢だ。
それにリス擬きは身体を横にしてのんびりしている。
俺はリス擬きに質問する。
「なぁ、お前は一体何者だ? 人間やリス擬きの化け物になるなんて……」
俺の質問にリス擬きは答える。
「僕の正体かい? 正体は言えれないけど、名前はアルフォンス。君たちと同じ、アルターエゴを使いこなす魔法使いだ」
「何で白夜がそこにいるんだ!? まだ傷は治療しきれてないし……」
俺の質問を白夜は答える。
「ああ? そんなのたすられても性に合わないんだよ。それにあいつにはボコボコにされた借りがあるからな」
白夜は獰猛な笑みを浮かべながら答える、すると彼は背中から鉄パイプを取り出して、力強く握りしめてティラニカル・ブラック・フォックスに突撃する。
不味い、いくら物理ダメージを与えるとはいえども、傷をおって特攻するなんて自殺行為だ。
急いで止めようとすると、ティラニカル・ブラック・フォックスは白夜に向けて詰めを振り下ろそうとする。
だが白夜はそのまま避けずに、片手剣が刺された場所に肘打ちを食らわせる。
ティラニカル・ブラック・フォックスは傷口に攻撃された事で叫び声を上げて後ずる。
『キュオーン!?』
白夜はティラニカル・ブラック・フォックスがあとずり去ると、鉄パイプを上げて蹴り飛ばす。
鉄パイプは回転しながら、ティラニカル・ブラック・フォックスの潰された右目に深く刺さる。
ティラニカル・ブラック・フォックスは潰された右目をさらに傷つけられたことで苦痛に歪んで叫ぶ。
『キュオーン!?』
ティラニカル・ブラック・フォックスは苦しみながら、右目に刺さっている鉄パイプを抜こうをしている。
白夜は前髪をかき上げて言う。
「なめてんじゃねーぞ、化け狐」
白夜は少しやり返してやったぜと思っているが、俺とイザナは戦闘の語気を見て顎を外している。
す、すごい……! 俺が心の影と戦っているのは少しぎこちなかったのに、白夜は一切のぎこちなさや迷いに無く、まるで戦いなれているように見えた。
俺はティラニカル・ブラック・フォックスが苦しんでいる間に白夜に聞く。
「お、おい。何でそんなに戦いなれているんだ?」
「ハ?」
白夜はその質問を聞いて首を傾げたが、俺の言葉を理解して答える。
「アア、噂を聞いてないのか? 俺は元総合格闘部のエースだぞ?」
「エェ!?」
俺はその言葉を聞いてさらに驚く。一応何かのエースって聞いた事はあるが、まさか総合格闘部だとは思わなかった。
だけどその部は廃部しているんじゃ……? そう考えているとティラニカル・ブラック・フォックスは目に刺さっている鉄パイプを抜いて襲い掛かる。
「ゲェ!?」
「しまっ――!?」
俺と白夜はこれヤバいと感じて、急いで回避しようとすると氷の壁が出現して、ティラニカル・ブラック・フォックスの突撃を防ぐ。
ティラニカル・ブラック・フォックスは氷の壁に阻まれ、ぶつかった衝撃で転げ落ちる。
俺と白夜は突然出てきた壁に驚きを隠せずに叫ぶ。
「「えぇ~!?」」
俺と白夜はいきなり壁が出来た事に驚いていると、イザナが俺に駆け寄って心配する。
「二人とも大丈夫……って何これ!? アクリル属性は俺しか持ってないのに、何で氷の壁が出来ているの?」
イザナは目の前にある氷の壁について聞く。それは俺が一番聞きたいわ!
俺が持っているアルターエゴの属性は、スパルタルクスのボルト属性とサラマンダーのヒート属性だ。
イザナが持っているアルターエゴの属性は、イゾウのウィング属性とラハムのアクリル属性、それを使ったとしても召喚していなかった。
一体誰が氷の壁を作り出したのだろうと考えていると、俺達の前に謎の男があらわる。
その姿は白雪のロングで、体格は中肉中背で、目つきは普通のアメジストである。
俺とイザナはいきなりフードを深くかぶった男に驚いているが、俺が氷の壁に指しながら聞く。
「えっと……この壁アンタがやったのか?」
「ン? そうだけど、それがどうかしたのかい?」
男はあどけなさそうに首を傾げる。しかし白夜は首を傾げながら言う。
「なぁ、何でリスっぽい猫がいるんだ?」
「「……エ?」」
俺とイザナは白夜がさしている方に向く。しかしそこにいるのは白フードの男で、リスっぽい猫はどこにもいない。
白夜が言うリス擬きはどこにいるんだろうと探していると、男が会話に参加して言う。
「リスっぽい猫を気にしているのかい? だったら見せてあげよう」
「ハ? それってどういう……」
男が言っている事に理解できず、どういうことか聞こうとすると男はいきなり光り出してきた。
ハァァ!? 何で光って……ていうか人って光る事ができるのか!?
いきなりの発行に驚くが光が徐々に収まり、ようやく眩しくなくなるとそこには珍妙な生き物がいた。
それは白い毛皮を持つリスの姿をした猫擬きであった。
「「エェェェ!?」」
「いや~、ずっと人間の姿になるのは疲れていたから、ちょうどよかったよ」
リス擬きは呑気に言っているが、俺とイザナはありえなさに驚き、白夜はリス擬きにじっと見ている。
一体全体どうなっているんだよ! まさか男がリス擬きで、さらに魔法使いみたいに氷の壁を作り出せるし、もう考えるのがおかしくなりそうだ!
この状況に頭が痛くなっていると、ティラニカル・ブラック・フォックスは氷の壁を破ってきた。さらに鋭い爪を俺達に振り下ろそうとしていた。
「「ウォォォォォォ!」」
俺とイザナは白夜とリス擬きを抱えて攻撃を避ける。ギリギリ避けれたが、先ほどいた場所が深く削られ、避けれなかったらかなりヤバい事に冷や汗を流すが、今はこの場を去る事が優先だ。
俺はイザナの方に向く、するとイザナは何かを察して一緒にこの場から急いで去る。
「ぜぇぜぇ……よ、ようやく撒けたか?」
俺は息を荒くしながらセーフルームの外を確認する。
ティラニカル・ブラック・フォックスのレベルは5で、一レべの差だけど敵の攻撃が中々トリッキーでとても厄介だ。
それに怪我をしている白夜を治療しているし、今は回復や万全な状態にしておくが優勢だ。
それにリス擬きは身体を横にしてのんびりしている。
俺はリス擬きに質問する。
「なぁ、お前は一体何者だ? 人間やリス擬きの化け物になるなんて……」
俺の質問にリス擬きは答える。
「僕の正体かい? 正体は言えれないけど、名前はアルフォンス。君たちと同じ、アルターエゴを使いこなす魔法使いだ」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる