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ヒューイの目がすっと細められる。
やばい、言い過ぎた。
俺の背中を冷汗がつたう。
ふいにヒューイが俺を力強く抱きしめた。
「んなこと、するわけねえじゃん。約束したろ? 俺はお前を傷つけないって」
ヒューイが俺の瞳を覗きこむ。
「結果的に俺はお前を傷つけちまったから、あんまり偉そうなことは言えないけど、これだけは約束するよ。お前を飢え死にさせるような真似は絶対にしない」
ヒューイが困ったように微笑む。
「アレンがそんなこと考えてるなんて、全然知らなかった。やっぱり大事だな。信頼って。俺も頑張るよ。アレンがもっと俺に何でも話せるように」
涙が自然と零れた俺は慌てて目元を擦った。
「ついでにもうすぐ血も必要になる頃だろ。飲んでおけよ」
ヒューイが着ていたスエットを脱いで上半身裸になる。
俺はゆっくりとその首筋に歯をたてた。
いつもよりもずっとヒューイの血液が甘く感じるのは気のせいだろうか。
飲み終わり、ぺろりと己の唇を舐める。
ヒューイが俺のズボンを脱がせている間、俺は自分で着ていたロングTシャツを脱いだ。
ヒューイが俺の胸に咲く薔薇にそっと触れる。
「あっ」
それだけで気持ち良くて大きな声をあげてしまう。
「アレン」
ヒューイが俺の腰を両手で抱き寄せ、己の額を俺の額にこつりとぶつける。
「俺に触られるの嫌か? 」
「嫌なわけない」
熱い息を零しながら、俺もヒューイの胸の薔薇を撫でた。
「俺はずっとヒューイに触れられたいし、触れたいと思っていた」
俺の呟きに、ヒューイが眉を寄せる。
「もちろんそれがヴァンプの本能だってちゃんと分かってる」
慌てる俺にヒューイが噛みつくようにキスをした。
やばい、言い過ぎた。
俺の背中を冷汗がつたう。
ふいにヒューイが俺を力強く抱きしめた。
「んなこと、するわけねえじゃん。約束したろ? 俺はお前を傷つけないって」
ヒューイが俺の瞳を覗きこむ。
「結果的に俺はお前を傷つけちまったから、あんまり偉そうなことは言えないけど、これだけは約束するよ。お前を飢え死にさせるような真似は絶対にしない」
ヒューイが困ったように微笑む。
「アレンがそんなこと考えてるなんて、全然知らなかった。やっぱり大事だな。信頼って。俺も頑張るよ。アレンがもっと俺に何でも話せるように」
涙が自然と零れた俺は慌てて目元を擦った。
「ついでにもうすぐ血も必要になる頃だろ。飲んでおけよ」
ヒューイが着ていたスエットを脱いで上半身裸になる。
俺はゆっくりとその首筋に歯をたてた。
いつもよりもずっとヒューイの血液が甘く感じるのは気のせいだろうか。
飲み終わり、ぺろりと己の唇を舐める。
ヒューイが俺のズボンを脱がせている間、俺は自分で着ていたロングTシャツを脱いだ。
ヒューイが俺の胸に咲く薔薇にそっと触れる。
「あっ」
それだけで気持ち良くて大きな声をあげてしまう。
「アレン」
ヒューイが俺の腰を両手で抱き寄せ、己の額を俺の額にこつりとぶつける。
「俺に触られるの嫌か? 」
「嫌なわけない」
熱い息を零しながら、俺もヒューイの胸の薔薇を撫でた。
「俺はずっとヒューイに触れられたいし、触れたいと思っていた」
俺の呟きに、ヒューイが眉を寄せる。
「もちろんそれがヴァンプの本能だってちゃんと分かってる」
慌てる俺にヒューイが噛みつくようにキスをした。
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