春に落ちる恋

あとがき

こんにちは。まめ太郎です。
今年の1月から連載を開始し、8ケ月。「春に落ちる恋」ついに完結いたしました。ここまでお付き合いくださった読者の方、何度も休載をくり返したのに、ラストまで見届けてくださって本当にありがとうございます。皆様のおかげでｅｎｄマークをつけることができました。

前作「スパダリかそれとも悪魔か」の最終話については、じつは「ゴージャス」がテーマだったのですが、今作はとにかく「桜」を念頭において書きました。派手さはなくとも、じんわりと心温まるラストが目標でしたが、読者の方にはこの終わりどう届きましたでしょうか？こうやって終えてみると少し地味かなと、今更ながら不安になってまいります。

さてせっかく？のあとがきなのでここで少しだけ作品の裏話を。
たいした話ではございませんので、興味のない方は文末、次回作の予告までお飛びください。

最初にこの作品のアイデアがうまれたのは実は前作を書いている途中に私が「真のスパダリとはなんぞや」と考え始めたのがきっかけでございます。
BL業界ではすっかり定着したスパダリの単語。
皆さんにとってのスパダリってどんな人物ですか？
お金持ち？背が高い？笑顔が素敵？
色んな解釈がありそうですよね。
私にとってスパダリとは、という答えが京極さん…の予定でした。しかし私の思うスパダリ像から彼はどんどん勝手に離れていきました。
ううん、創作って難しい。
私の考えは「どんな未熟な男でも愛を知ることにより、いくらでもスパダリに進化できる」ということなのですが、伝わったかな？
こっぱずかしい解釈でごめんなさい。

最後になりますが、表紙を書いてくださったくー様。このイラストがなければ、ラストの桜のシーンもなかったでしょう。心からお礼を言わせてください。ありがとうございました。
また最後まで読んでくださった読者の方々、たくさんの応援コメ、休んでいた時の励ましコメ、言葉にならない「いいね」ぽちっ。全て本当にありがとうございました。そのおかげでここまでたどり着けました。
これから少しお休みをいただいて、「楽園の在処」を完結まで書く予定です。ちょっとバイオレンスなので、苦手な方もいると思いますが、よろしければ読んでください。
これからまめ太郎は飛行機に乗って、電波の通じない国に行ってまいります。
コメ返信遅れますが、帰ってきてもし皆様から最終回の感想いただけていたら…それを読むのが今は旅行以上に楽しみです。
では、行ってきます。
またお会いしましょう。

9月27日　まめ太郎。