281 / 336
228R-18
しおりを挟む
俺は少しの間気を失っていたらしい。
うっすらと目を開けると将仁さんが俺の髪を撫でていた。
「春、起きたか?もう年が明けたぞ」
そう言われて俺は慌てて上体を起こした。
まだ体内には将仁さんがいて、俺の良いところをその先端がぐりっと掠めた。
「っう。起こしてくれれば良かったのに。あめでとうって年明けの瞬間、言いあいたかったのに」
「そっか。悪かったな。でも俺は去年が終わって、今年が始まる時、お前の中にいられて幸せだったよ」
将仁さんがにこりと笑って俺の下腹部を撫でた。
俺はその手を取ると指を絡めた。
「今年もその先もずっと一緒にいてね」
俺の言葉に将仁さんが顔をくしゃっとさせて笑った。
「ああ。離してなんてやらねえからな。お前の居場所はいつもここだろ?」
そう言って将仁さんが俺の体をぎゅっと抱きしめた。
俺は微笑んで将仁さんを力強く抱きしめ返した。
「さあ、年越しそば作って食おう。その前に風呂に連れてってやるからな。春、しっかり掴っておけよ」
将仁さんはそう言うと、俺の腿と腰を支えながら立ち上がった。
「あああっ。やあ、深いっ」
腹を突き破られそうな勢いで、将仁さんの剛直が内部にめり込む。俺の後口はきゅうと将仁さんの熱を締め付けた。
「くっ、きついな。イッっちまいそうだ」
将仁さんが慎重に歩き始める。
「やっだあ。気持ちよくなっちゃう。あんっ…あん。降ろしてっ。いっちゃうからあ」
俺が暴れるのを宥めるように、将仁さんが額に唇を落とした。
「あっ、だめ……気持ちぃ。あっ奥、突いて。お願い。んん」
後口を更に締めると、将仁さんが舌打ちして廊下の壁に俺の背中を押し付けた。
すぐに下から突き上げるように律動を始める。
「あっあっあああ。いい。もっ、イクっイクっっ」
「中がうねって…搾り取られそうだ」
将仁さんが眉を寄せ、俺の内部に熱を吐き出した。あまりの快楽で俺の体はその瞬間びくりと痙攣した。
「はれ?イッってるのに……でな、やっ怖い。気持ちくて、おかしくなっ……やあっ」
俺の屹立は熱を持て余したかのように震えるだけだった。過ぎる快楽に体が追いついていかない。
何度もドライの波に襲われている俺を見て、将仁さんが俺の屹立に手を伸ばし、力強く扱きあげる。
「あっ、あっ、すぐ出る。イク、だめ。ああ」
ようやく俺もとろりとした白濁を将仁さんの手中にこぼした。
キスを繰り返し、お互いの呼吸が落ち着いた頃、俺達は唇を離し見つめあった。
「今年になってから初めてのセックスが廊下って」
俺はそう呟くと吹き出した。
「本当だよな。がっついて悪ぃ」
俺はそう言う将仁さんの唇に音を立ててキスをした。
「いいよ。俺が強請ったんだから」
「あとでベットの上で仕切り直しさせろよ」
「うん。お蕎麦食べてからね」
「蕎麦はニシン蕎麦にしようと思うが、春ニシン食べられるか?」
将仁さんはそう言いながら腰が立たない俺を横抱きにすると、浴室まで連れて行った。
うっすらと目を開けると将仁さんが俺の髪を撫でていた。
「春、起きたか?もう年が明けたぞ」
そう言われて俺は慌てて上体を起こした。
まだ体内には将仁さんがいて、俺の良いところをその先端がぐりっと掠めた。
「っう。起こしてくれれば良かったのに。あめでとうって年明けの瞬間、言いあいたかったのに」
「そっか。悪かったな。でも俺は去年が終わって、今年が始まる時、お前の中にいられて幸せだったよ」
将仁さんがにこりと笑って俺の下腹部を撫でた。
俺はその手を取ると指を絡めた。
「今年もその先もずっと一緒にいてね」
俺の言葉に将仁さんが顔をくしゃっとさせて笑った。
「ああ。離してなんてやらねえからな。お前の居場所はいつもここだろ?」
そう言って将仁さんが俺の体をぎゅっと抱きしめた。
俺は微笑んで将仁さんを力強く抱きしめ返した。
「さあ、年越しそば作って食おう。その前に風呂に連れてってやるからな。春、しっかり掴っておけよ」
将仁さんはそう言うと、俺の腿と腰を支えながら立ち上がった。
「あああっ。やあ、深いっ」
腹を突き破られそうな勢いで、将仁さんの剛直が内部にめり込む。俺の後口はきゅうと将仁さんの熱を締め付けた。
「くっ、きついな。イッっちまいそうだ」
将仁さんが慎重に歩き始める。
「やっだあ。気持ちよくなっちゃう。あんっ…あん。降ろしてっ。いっちゃうからあ」
俺が暴れるのを宥めるように、将仁さんが額に唇を落とした。
「あっ、だめ……気持ちぃ。あっ奥、突いて。お願い。んん」
後口を更に締めると、将仁さんが舌打ちして廊下の壁に俺の背中を押し付けた。
すぐに下から突き上げるように律動を始める。
「あっあっあああ。いい。もっ、イクっイクっっ」
「中がうねって…搾り取られそうだ」
将仁さんが眉を寄せ、俺の内部に熱を吐き出した。あまりの快楽で俺の体はその瞬間びくりと痙攣した。
「はれ?イッってるのに……でな、やっ怖い。気持ちくて、おかしくなっ……やあっ」
俺の屹立は熱を持て余したかのように震えるだけだった。過ぎる快楽に体が追いついていかない。
何度もドライの波に襲われている俺を見て、将仁さんが俺の屹立に手を伸ばし、力強く扱きあげる。
「あっ、あっ、すぐ出る。イク、だめ。ああ」
ようやく俺もとろりとした白濁を将仁さんの手中にこぼした。
キスを繰り返し、お互いの呼吸が落ち着いた頃、俺達は唇を離し見つめあった。
「今年になってから初めてのセックスが廊下って」
俺はそう呟くと吹き出した。
「本当だよな。がっついて悪ぃ」
俺はそう言う将仁さんの唇に音を立ててキスをした。
「いいよ。俺が強請ったんだから」
「あとでベットの上で仕切り直しさせろよ」
「うん。お蕎麦食べてからね」
「蕎麦はニシン蕎麦にしようと思うが、春ニシン食べられるか?」
将仁さんはそう言いながら腰が立たない俺を横抱きにすると、浴室まで連れて行った。
1
お気に入りに追加
664
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる