植人 第1章 自意始起

eegww 松実

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何気ないその一言で

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(前の学校いた時俺の過去が原因で嫌な思いをしたからな)
(それでここに来たわけだ)(へーで何があったんだ?)そんな事をその生徒は聞いていた

(俺中学生の時結構やんちゃしててなその日はいつだったかな)
(確か4月2日・・・・だったかな)(⁉)

(その日に何かあったのか?)(ああ、その日俺は車を運転していた)
(おいおい中学生で乗るのかよ)(まあ聞け)(それで俺は事故ったんだ)

嘘だろまさか
俺は正直違って欲しかったと思っていたしかし

(それで2人引いちまったんだ)(お前ヤバいなその二人はどうなったんだ?)
(ああ、親父からは何か死んでな)次の瞬間友崎が篠笥をぶん殴った

(痛ってな何すんだよ友崎)(篠笥お前もうこれ以上喋るな)(何で)篠笥は友崎の表情を見て何かを察したのかそれ以上は何も言わなかったその日篠笥は早退した

卒業1週間前にこんな事が起こるとは思ってなかった
そして篠笥は学校に来なくなった

数日が経って
(もう篠笥来ないかもな)(卒業式は来るだろ)(けどもしかすると篠笥じゃないかもしれないな)

(だって最後の方で2人は死んで無かったって言ってたからな)
俺も本当ならそうであって欲しいと思っている

そうして卒業式前日
この日も篠笥は来なかった

この日友崎は先生に呼ばれていた
(友崎何かあったのか?)(いや何でもねーよ)(本当か?)(ああ、本当・・だよ)

(そうか)(なあ植木)(何だ?)(今日飯食いに行かねーか?)(おう行こうぜ)
学校終わり友崎とラーメンを食いに行った

(いやーもう学校も終わりか)友崎がそんな事を言っていた(まあなけど大学で会えるだろ?)(そうだな)
(俺友崎との大学生活結構楽しみなんだぜ)(嬉しい事言ってくれるじゃねーかよ)

ラーメンを食べ終えて帰宅した
(じゅあな植木)(おう友崎また明日卒業式で会おう)(おうまた明日・・な)

僕は家帰って
明日は篠笥来るかな?4人で卒業したいなそんな事を思っていた

携帯が鳴った離悲孤りかこからだった
【もしもし】【もしもし人志君】【どうかしたか?】【明日いよいよ卒業式だね】

【そうだな】【私ねあの時のままだったら卒業して無かったかもしれない】
【そうなのか?】【うん、だからね本当にあの時もこれまでもありがとう】【俺だけじゃなく友崎達にもちゃんとその言葉言ってやれよ】【それは明日言うよ】【そうか】

【それが伝えたかっただけ】【じゃあ明日卒業式でね】【おうじゃあな】
そうして通話を終えた

よし寝るかそうして僕は寝室に行き寝た
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