点数が悪い俺異世界転移したがロクなスキルがなかったので転生者を手に入れる

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パジャン島 十二

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 どうして今その話題を出してきたのか少し考えたら理解出来た…取り敢えずここは「そんな事してる訳ないじゃ無いですか~」「…ふん、ならば通行手形を出してみろ」


「……」そう言えば作って貰って無かったなマズイな数秒固まっていた所殿様とかいう奴は言った「困ったなそうなると鍛冶屋のあの者は不法滞在者をかくまったという事になるのか」


 言い逃れは無理そうだな「殿様実は俺が鍛冶屋の店主を脅していたのです表向きは師弟関係がある様に見せていたので周囲には疑われる事はありませんでしたなのであの者は関係無いのです」


 殿様は顎に手を当て「お主のお陰でこの国が発展した事には感謝している…せめてもの情けだ海岸に鍛冶屋を作ってやろうそこに滞在する事は許可してやる他の者には追放したという事にしておこう」


「どうだ?この条件を飲むならお主に関わった者の罪は帳消しにしてやろう」「…ありがとうございます」頭を下げる「…すまんなこんな方法しか無くてな」「いえ、命が助かっただけでありがたいです」


 ―「そうだったのか」「仲月さんあなたなら大体分かってたでしょう?」「仲月で良いぞ…まあ殿様の考えはお前は用済みになったんだろうな」「そうでしょうね」


「けどお前そうなるとどうやって生きて来たんだ?」「それは…着物屋に居るけいって子がいるんですけど」「それって山梔子さんで合ってる?」「そうですそれともう一人四季しきって言う人が食料とかを持って来てくれました」


「篝火さんか」「二人に会ってたんですね」「あぁ服装があれでな作って貰いに行ってたんだ」「そうでしたか」「あの二人は僕の事を知って泣いてくれた友人なんです」「そうか」


「殿様との出来事は言わないのか?」「話すつもりはありません……」巧人の瞳から自然と涙が溢れていた「大丈夫か?」「すみませんちょっとあの時の事を思い出しちゃって」


「ごめんなさい師匠あんな事本当は言いたく無かった」「師匠に会って来たんですよね?元気でやってましたか?」「あぁ、あれは元気過ぎた」危うく殺されかけたしな「なら、良かった」


「一つ頼みがあるんだが」「何ですか?」「俺に武器を作ってくれないか?」「……少し時間を下さい」「分かったそれじゃあ今日の所は一旦帰るよ」「分かりました」


「それと最後に一つ聞きたい」「何ですか?」「良い酒場って何処にある?」「それはですね」「じゃあまた」


 仲月さんと言う人が出て行った「…どうするべきか」―
 宿に戻り錦戸達と合流した「何しに来たんですか?」「えぇ?戻って来たらダメなのかよ?」


「仲月さんあれ?どうにかしてください私には手に負えません」言われた所に目をやると綾瀬すみっこで落ち込んでいた「もう嫌だもう嫌だペティナイフタコウインナー仲月許さん仲月許さんいつか刺す」どうやらヒステリック化したようだ


「錦戸ちょっと綾瀬と外に行って来るから」手を出し「金くれ」「えっ?たかりですか?」「ちゃんとアイツどうにかするから」「はぁ分かりました無駄遣い禁止ですからね?」「分かりました」


 綾瀬の元に駆け寄り錦戸には聞こえない様に言った瞬間「え?マジ?絶対行く」いつも以上に機嫌が直ったようだ「じゃあ行くか」「仲月さん一体何言ったんですか?」「まあ帰って来たら分かるぞ」


「分かりました」「早くしなさいよ仲月」「へいへい今行きますよ」二人で宿を出てそこに向かっ
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