点数が悪い俺異世界転移したがロクなスキルがなかったので転生者を手に入れる

eegww 松実

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パジャン島 八

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「そうだな…まずお手本で作るから見ておけ」「分かりました……」「どうかしたか?」「その前にあなたの事を何て呼べば良いですか?」「まだ名乗って無かったか?」ここは名前で呼ばせるべきなのか?いや違うな「そうだな…俺の事は師匠と呼べ」「…分かりました師匠」


一通り手順をした「巧人ここが一番のポイントだ今から鍛錬たんれんをするんだがこれをする時に気を込める事だ」塊を叩き気を込めていく


「ただ、多く込めるのではなくその素材の限界より少し手前まで気を込める事が大切だ」「…」さてこのくらいで良さそうだなそして最後の形成する際に「さっき限界手前と言った理由がここで気を再び入れるからだ」


「良し…出来たぞ」振り返り巧人の顔を見た時アイツは悲しい顔をしていた「おい、どうしてそんな顔をすんだ?」その理由は直ぐに分かった「師匠ごめんなさい僕…気が使えません」


……こんな時どんな言葉をかけるのが正解なのか俺には分からなかった「気が使えない…か」「ごめんなさいでも僕は」巧人の肩に手を当て「それがどうした?気が使えない分努力をして頑張れ」


「…ありがとうございます師匠」それから数日経って分かった巧人の元いた場所の文明はここでは考えられない程発展していた物だった「数日経ったが巧人友人の一人は出来たか?」


「着物屋の山梔子って子と篝火の二人と喋る様になった」「あの二人か……二人に自分の事は話したのか?」「話した…全部では無いけど」「そうか」


それから数か月経ち秋になって二つの出来事が起きたそれにより全てが変わってしまったあれから巧人は毎日毎日武器に向き合っていた…だが、余り伸びる事は無かったそれでも諦めなかったその姿勢に俺は少し心が動かされた


そして巧人の知識でこの国の文明は発展していった「こんな日常が続けば良いのにな」「どうしたんですか?急に」「いや、何だろうな今まで一人だったせいか一人増えるだけでその…何だ心が満たされた気がするんだ」


「何て言うかちょっと照れくさいですね…そう言えば師匠これ」設計図を渡された「…これは」「僕のいた所では最高の武器ですね」見たこと無いな


「ありがとうけど、これはお前が最初に作れ」「でも僕は…分かりましたやれるだけやってみます」「頑張れよ」そして数日で俺と巧人の関係は完全に壊れた


工房から音がする邪魔にならない様に陰で見守ったさて巧人は上手くやって……その時俺は見た気ではないまた別の何かで巧人が武器を作っていた姿を見たそして前に巧人がくれた武器が出来ていた完成したそれは見て確信した…俺では決して届かない物だと
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