点数が悪い俺異世界転移したがロクなスキルがなかったので転生者を手に入れる

eegww 松実

文字の大きさ
上 下
12 / 66

シルドルク5

しおりを挟む
 少し懐かしい夢を見ていた気がする目が覚めた時二つの何かが見えた「…僕は」何故だろうか不思議と後頭部が暖かかった「目が覚めたみたいね」知らない女性の声が聞こえる

 そして自分の置かれている状況に気が付いた「すっすみません」僕は急いで起き上がった多分今顔が赤くなっている気がする

「その様子なら大丈夫そうね」顔を見た綺麗な女性だ特にその瞳が特徴的だった「あなたの名前を聞いても良いかしら?」「えぇっと僕は綾瀬晴あやせはるはるは晴れるのはるです」

「私は錦戸玲那よろしくね晴ちゃんホントに声も顔も女の子みたいだね」「僕は男何ですけ…」あれ?何か忘れてる気がするあっ思い出したそう言えばこの人の目の前で僕は…「うわぁぁぁぁぁ」

「あーあ思い出しちゃったか~」僕はその場に縮こまってしまった「あの時はホントにごめん」「いえお姉さんは悪くありません悪いのはあのジークイレイガヘンタイですから」

「あはは言われちゃってるね」少し苦笑いだった
 でもアイツの姿が見えない「ジークイレイガは何処に行ったんですか?」「ジークイレイガ?一体誰ですか?」「え?誰って」少し困惑していた時「おっ!目が覚めたみたいだな」

そう後ろから声を掛けられた「あれ?」「嫌われましたね」僕は咄嗟に玲那さんの後ろに隠れてしまった「それで?どうだったんですか?」「その前に俺は仲月喜実紀だよろしく」「…」「まあ警戒するか」

「綾瀬晴って言います」「はるって漢字のどれだ?」「…晴れるです」「分かった」「錦戸」「はい何ですか?」「俺にも膝枕してくれ」「蹴り飛ばしますよ?」

僕はまるでコントでも見せられているようだったそれより「何で分かったんですか?」僕は気になってしまったさっきまでいなかったのに

「そんなもん簡単だ俺声を掛けた後錦戸がズボンの砂を払ったこの時点で恐らく座っていたのは確かがそして決定的なのが太もも辺りに髪の毛が付着している所だそれを見るに膝枕でもされたんだろうと思っただけだ」「…」「…」

「「変態」」何故か罵倒されてしまった「綾瀬だけズルいというか羨ましい」「…」「何で玲那さんはこんな奴と居るんですか?身の危険とか感じません?」

「うーんまあ私の方が強いので大丈夫だと思います」「で?どうだったんですか?仲月さん」「あぁちゃんと分かったよ」「それよりスキル解除したんですね」「それがな一つ計算外だった奴がいてな」―

「失礼します」扉が開きその人物が入って来た「お嬢さ」「…誰だ貴様」そのメイドから殺気が飛んで来たその時点で只者では無い事は明らかだった「誰ってリフィアよ?」

「それ以上その姿で喋ってみろ殺すぞ」あーこれ完全にバレてるな仕方ない「まさかこんな優秀なメイドがいるとは思わなかったな」

「一つ聞いていいか?何で分かった?」「私はお嬢様が生まれた時からの今までずっと見て来た」「ちゃんと見てると」「そう言う事だ」「あともう一つ何喰ったらそんなデカくなるんだ?」

「ちっ死ね」メイドが仕掛けて来たが「おいクローゼットの中確認しなくて良いのか?」「!?」それを聞いた瞬間メイドの手が止まった

「お嬢さま!!」「ちょっと待て確認するのは俺がここを出てった後だ」「卑怯者が」「それで?どうするんだ?」「…とっとと出ていけ」俺は急いで城から脱走した

 私はすぐさまクローゼットを開けたそこには本物がいた「お嬢様…お嬢様」「ん?あれ?リシア」「本当に良かった」私は初めてリシアの涙を見た

「体に何か異常はありませんか」「うん大丈夫よ」じゃああの男の目的は一体何だったのか私には何も検討が付かなかった

「何て質問してるんですか」「いやするしか無いだろ?なあ?」「何で僕に聞くんですか?」「だってお前も男だろ?」「ていうか最初から良く男って分かりましたね初めてですよあなたが」

「まあ何となくそうかなって思っただけだ」「そうですか」「仲月さん」ちょっと不機嫌そうな顔だった「何だよ」

「それで?次は何するんですか?」「そうだなちょっと王に喧嘩売ってくるわ」「「は?」」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

処理中です...