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シルドルク3

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「貴様さっきから一体何を言ってるんだ」一瞬その男の発言で止まっていた衛兵が再びその男を捕らえようとした時「待て」

そう言ったのは王だったそのため衛兵は動きを止めた「しかし王よ」すると男が懐から石の様な物を取り出した

「よく聞けこの石には指定した物の時間を加速させる魔法が付与されている」「!?」「その顔察したようだなちなみにさっきの答えは大体四十億回だなまあ個体差はあるがな」

「まあ別にそこはあんまり関係ないんだがこれでお前の心臓を強制的に動かしたら一体どうなるんだろうな?」「…」

一体今目の前でこの男が言っている事が真実なのか確かめるため私は鑑定と魔力見たその結果石からは普通の魔力量では無い事が分かったが男の方は…鑑定不可だった今ここで手を出すのは危険だな

「王ここは一旦」「分かっている」側近であるフレールにそう助言された「…で?貴様の望みは何だ?」

「コイツ連れてっても?」まあ良いこの国にはアイツがいるからな「分かった衛兵そいつの拘束を外いしてやれ」「ですが」「良いのだ」「はい…分かりました」

衛兵が拘束を解く際に「言っとくが今俺を殺そうとしてもこれは発動するからな?」「…」しかとされていた「じゃあ俺達はこれで」

「わっちょっと」その男に担がれ運ばれてた「…クソが」急に現れた謎の男にそう呟くしかなかった周りの民衆がざわめき始める「民衆よ今日の事は無かった事にせよ」「「…」」

ぞろぞろと闘技場を離れだす「おいフレール」「はい、何でしょう」「あの者を」「かしこまりました」

―私は仲月さんの拠点だったあの場所で待ったそして彼女を担いだ仲月さんが来た良かった内心でそっとそんな言葉が出た「よう錦戸」「仲月さん大丈夫たったんですか?」

「まあな」「あっあの」彼女は少し困惑した感じだった「仲月さん彼女は」「彼女?一体何言ってるんだ?」「えっ誰って」「やっぱりか」「おい立てるか?」「はっはい」

私の前に立たせて仲月さんは後ろに回り込んで「じゃあちょっと失礼っと」そう言って彼女のズボンを下げた「えっ」急にズボンを下げられた彼女そして私は見てしまった「タコさんウィンナー」を

おいおい声に出てるぞ錦戸

「いきなり何するんですかぁぁぁ」「そう言えば聞いてなかったなお前名前は?」「僕は…」名前を言う前に倒れてしまった「気絶したな」

まあいきなりここに来てあんな目に遭って疲れないわけ無いわなちゃんと下を履かせて休ませた「それで?どうやって助けたんですか?」「あーそれはな」―

良し行くか覚悟と着地点を決めて俺は飛んだ色々誤魔化すため奇声をあげてそして着地したのは良いが来た来た来た落下反動による足への負担やっぱ上手く行かないもんだな「何だ貴様は」

そう言われたので反射的に「おいおい?人に聞く前にまずは自分からだろ?」そう返したそしてあの石を出すタイミングを伺ったが丁度いいタイミングで衛兵に捕縛命令が来たので使わせて貰った

結論から言うと俺ははったりであの場面を乗り越えたあの石には錦戸の魔力を使って貰っただけの本当に何もない石だったそれを錦戸に話した結果―

「良く生きてましたね」「あのゲルム王が慎重な奴で良かったよ」「じゃあそうじゃ無かったら?」「ん?死んでたかもな」「呆れた」ジト目で俺を見て来た錦戸

「恐らく俺はもうシルドルクには入れないな」「すっかりお尋ね者になりましたね」「その通りだ」「それで?これからどうするんですか?」

「そうだなその前に」そして仲月さんは私にこう言った「お前の両親何だが…もう殺されてるぞ」「えっ?」
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