溺愛されて工作ができません!

水戸けい

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第4章 降参するしかないみたい

「自分を責めなくてもいいんだ、レーヌ。立場を忘れられないのは、当然のことだから」

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 ソファに押し倒され、脚を持ち上げられたかと思うと、女丘に顔を伏せられた。驚いている間に下肢をむき出しにされ、下生えが彼の息にそよぎ、秘裂が舌で撫でられた。

「ふっ、ぁ、ああっ」

 獣のような動きに目を白黒させながら、これでいいとも考える。ひとり取り残されて、媚薬の効果が消えるまで苦しむよりも、ふたりで行為に及ぶほうがいい。あんなに苦しそうなロワを見てしまっては、彼を部屋に帰すなんてできなかった。

(私のせいで、ひどいことになってしまった)

 もっと自分の考えをしっかり持って、誰の意見にも流されず、はじめからロワを信用し、自分の気持ちに目を向けていれば、こんなことにはならなかった。

 下肢のロワは興奮の息で、陰唇と深く淫らなキスをしている。彼に濡らされた肉の花弁は、奥から湧き出た愛液でさらに濡れた。彼の舌に愛液を拾われて、塗り広げられると濡れ音が鼓膜に響いた。縦横無尽に動き回る舌に翻弄されて、ビクビクと震えながら、レーヌは細く高い悲鳴を上げた。

「はっ、ぁあうっ、んあ、あっ、ロワ、ああっ、あ、ああっ」

 やがて極まりの時がやってきた。胎内が弾けて、ドッと愛蜜を大量に噴出する。硬直して痙攣し、余韻にクラクラしながら法悦を味わったレーヌは、顔を上げたロワに腕を伸ばした。

「ああ……ロワ」

 かすれた声で呼べば、指先を軽く吸われた。ゾクゾクッと腰が震える。極まったばかりなのに、女の園からは蜜がこぼれて尻まで濡れた。

「もう、大丈夫だ」

 顔をゆがめて奇妙な笑みを作ったロワが、立ち去ろうとする。恍惚の余韻に包まれている体を起こして、背を向けた彼の腰にしがみついた。

「ダメよ! あなたが、まだだわ」

「いいんだ、俺は。なんとでもなる」

「イヤッ!」

 自分のせいで、彼は苦しんでいるのだ。手を伸ばして股間に触れれば、ロワがうめいた。ズボンの上からでも、彼が隆々とそびえているのがはっきりとわかった。そのまま布越しに掴んで擦れば、彼の震えが伝わってくる。こぶしを握り、声を殺して耐えている姿が痛々しい。

「お願い、ロワ……私を抱いて」

「こんなふうに、抱きたくはない」

「でも」

「きちんと、国民に紹介できる状態になってから、繋がりたいんだ」

 想いがひしひしと伝わってくる。深手を負ったように息を切らして、絞り出された彼の言葉には、レーヌへの愛情といたわりがたっぷりと含まれていた。瞳が熱くふくらんで、涙がこぼれる。

「ごめんなさい」

 気持ちの端を吐露すれば、止まらなくなった。

「私が悪いの。私のせいなのよ。媚薬入りのマーマレードを用意したのは、たしかにプログレよ。だけど、私は知っていたの。媚薬が入っていると知っていて、あなたに食べさせたのよ」

「レーヌ?」

 しゃくり上げながら告白し、彼の背中に頬を強く押しつける。

「なにもかも白状するわ! 私、あなたを信用していなかった。ヴィル国の資源が目的で、私を求めたんだって思っていたの」

「それは、無理もない。あんなふうに城に入ったんだから」

「違うの……それは、覚悟の上のことよ。しかたがないって思っていたわ。ううん……そう思おうとしていたの」

「レーヌ」

 嗚咽を漏らせば、ロワにそっと腕を引きはがされた。苦しい顔をしたままで、彼はレーヌの前にしゃがんで頭を撫でた。甘やかされて、レーヌはますます罪悪感と後悔を募らせた。

「私、あなたをステキだって思った気持ちを、押し込めていたの。あなたにやさしくされて、大切にされて、ドキドキしたわ。だけどそれを、気のせいだって思い込もうとしていた……素直に受け止めていなかったの」

「軟禁状態で置かれていたんだ。疑うのもしかたがない」

「違うのよ、違うの」

 首を振って、訴える。うまく説明ができない自分に苛立って、ますます涙が止まらない。

「ごめんなさい、ごめんなさい!」

「大丈夫だ、大丈夫……いいんだ、レーヌ」

「よくないわ! よくないのよ……だって私、あなたをだまそうとしていたんだもの」

「え?」

「プログレが言っていたわ。私を求めたのは、ヴィル国の鉱山資源が目当てだって。誰もがそう思っているって。そして私が子どもを産んだら、間接的にヴィル国に有利な政策が取られるかもしれないと心配をしているって。その通りよ。私、お父様たちに命じられてきたんだもの。あなたを私に夢中にさせて、自国に利益をもたらすようにって」

 涙に乱れた顔を上げれば、やさしいまなざしに抱きしめられた。何もかも許されているのだと、胸を突かれる。

「なんとなく、察していたさ。誰もが考えること……たしかに、そうだ。だからこそ、俺は回避しようとした。だが、いまだできていない。そのせいで苦しめてしまって……すまない、レーヌ」

「違うわ、私が」

 言いさした唇を、人差し指で止められた。

「いいんだ、レーヌ。俺をステキだと、思ってくれていたんだろう?」

 泣きながらうなずけば、ロワは「よかった」と眉のあたりに苦しさを残したまま、クシャリと明るく笑み崩れた。

「レーヌの気持ちが、少しも俺に向いていなくて、ただ、国のために来たのだったらと案じていたんだ。そうじゃないとわかって、うれしいよ」

「ロワ……どうして」

 なぜ、そこまでやさしくいられるのか。

「私、隠し通路のことを国元に伝えようと考えたわ。ロワを暗殺して、城を占拠することができるかもって、そんなことを思っていたのよ」

「実行したのか?」

「してないわ」

「なら、別にいいじゃないか。想像をすることは自由だ。誰にもとがめられることじゃない。実行をしていないんだから」

 なぐさめの指使いで髪を撫でられて、心臓が押し潰されたように痛んだ。このまま、本当に潰れてしまえばいいのに。

「だけど」

「自分を責めなくてもいいんだ、レーヌ。立場を忘れられないのは、当然のことだから」

 なんてヤツだと非難されれば少しは楽になれるのに、ロワは心を尽くしてくれている。この胸の痛みが自分に与えられた罰なのだと、レーヌは覚悟を決めた。

「私、素直になるわ。お父様たちを裏切りたくはないけれど、気持ちにウソはつきたくないの」

 うなずいたロワが離れようとする。話は終わったと思われたのか。手を伸ばして、彼のシャツを掴んだ。

「ねえ、ロワ。私とする気がないのなら、せめて別の方法で責任を取らせてほしいの。あなたを信じなかった償いをさせて……お願い」

「気にしなくてもいい。俺は、大丈夫だから」

「ウソ!  私、とても苦しかったわ。私よりもたくさんお茶に入れていたあなたが、大丈夫なわけ、ないじゃない。ねえ、ロワ……私のためを思うなら、償いをさせてほしいの。私のために、あなたをなぐさめさせて」

 哀願すれば、迷ったロワがソファに座った。納得しかねている渋面に手を添えて、深いシワの刻まれた眉根にキスをする。

「ありがとう」

「うん」

「そんな顔をしないで。謝罪の機会を与えてもらいたいの」

「レーヌが気に病むことは、なにもないんだ」

「あなたがそう思っても、私はとても気にしているのよ。だから、ね?」

 渋々ながらうなずいた彼の股間に手を添えて、ズボンの中で窮屈そうにしている熱を解放する。

「きゃっ」

 勢いよく飛び出されて、思わず悲鳴を上げてしまった。

「レーヌ」

「大丈夫よ。はじめてではないんだもの」

 彼の欲に触れるのは、三回目だ。一度目はよくわからないまま、ぼんやりと吸い寄せられて味わった。二度目は、彼の姿が見たいと望んで手を伸ばした。そして今回は、謝罪のために癒そうとしている。

 根元に指をかければ、低いうめきが聞こえた。脈打つそれは、火傷をしそうなほどに熱かった。薬のせいで、こんなにしてしまったと、罪悪感に包まれる。

 いままでにないほど隆々とたぎっているそれを、壊れ物を扱うように手のひらで包んで擦ると、ロワの口から艶めいた息がこぼれた。ゾクンと下腹部が疼いて、奥から愛蜜がこぼれ出る。目の前のものが欲しくてクラクラした。彼の上にまたがって、呑み込んでしまいたい。

(未経験なのに)

 とまどいながら、それが媚薬の効能なのだと下唇を噛んだ。純粋な気持ちで、彼を求めたい。なんて卑劣なことをしてしまったのかと、悔恨が快楽を押さえつける。

 口を開いて張り出しを含み、チュクチュクと吸いながら根元を擦れば、ロワの息はますます淫らに艶めいた。下肢がわなないて、じっとしていられなくなる。舌に彼の液が触れて、それを吸いながら懸命に手を動かした。早く彼を楽にしてあげたい。自分の罪を償いたかった。

「んっ、ん……ふ……んんっ、ん」

「は、ぁ……レーヌ」

 うなじを撫でられ、ゾクゾクして腰が揺れた。陰唇がヒクついて刺激を求めた。疼くそこに触れたいけれど、ロワの熱から離れたくなかった。

 口の中を彼の切っ先に突かれたり、張り出しに擦られたりすれば、皮膚が浮き上がるような快感を覚えた。胸の先がジンジンと痺れて、肌がわななく。体を上下に揺らしながら頭を動かして、彼の欲望をたっぷりと味わった。

「ふっ、ぅ……んっ、んんっ、ん」

 意識がたわんで、ぼんやりとしはじめた。熱くて硬いものを味わい、なぐさめるほかは何も考えられなくなる。そうして一心不乱に励んでいると、詰まったうめきと共に、口内に何とも言えない苦味と、青臭い匂いが広がった。

「は、ぁ……レーヌ、ありがとう」

 顎に手を当てられて、顔を持ち上げられる。ぼうっとしたまま彼を見れば、口元を拭われた。

「口を開けて」

 また彼のかけらをハンカチに出せと言われるのか。そんなの嫌だと首をそらして、舌の上にある、ねばついたものを苦労しながら飲み下した。体がふわっと熱くなり、体を包んでいた疼きが気だるさに変化する。

「レーヌ」

 うろたえた呼び声にほほえんで、そっと彼のたくましい胸に頬を寄せた。彼の一部が自分の中に入ったのだと思うと、とてつもなく幸福になれた。

「繋がれないのなら、せめてロワを受け止めたって思わせてほしかったの」

 目を閉じて、彼の鼓動に耳を澄ませる。肩を抱かれ、背中をトントンと軽く叩かれると、眠気にジワジワと体を包まれた。どうしていつも、行為の後は気だるくて眠たくなるのだろう。もっともっと、ロワと話をしていたいのに。

「ありがとう、レーヌ」

 ちいさく頭を揺らして、彼の首にキスをした。

「私……ロワが好きだわ」

「俺もだ。レーヌ、愛している」

「ごめんなさい、お父様」

 半分ほど眠りの世界に入ったレーヌの頭の中で、父王や大臣たちが厳しい顔で言っている。

――これは国のためなんだ、レーヌ。かならず、あの男をおまえに夢中にさせなさい。

――レーヌ様。どうぞ心を強くして、成し遂げてくださいませ。戦争で亡くなった兵士のためにも、ぞんぶんに戦って、勝利の知らせをもたらしてください。

「ごめんなさい……ごめんなさい、私……できないわ……ロワが好きなの……愛してしまったのよ……お父様、許して……私、できない」

 うわごとのように繰り返し、震えるレーヌをどっしりとしたぬくもりが包んでいる。

――この国を、より豊かにするためだ。

――相手の策略には充分に注意をして、屈服なさいませんように。

(もう、無理だわ……手遅れよ、なにもかも……私、はじめから……ひと目、ロワを見たときから、惹かれてしまっていたんだもの)

 やわらかな手つきで髪を梳かれる。心地よくて、安心した意識はますます眠りの世界に沈んでいった。

「もう……降参するしかないみたい」

 そのつぶやきを最後に、レーヌの唇から漏れるものは、寝息だけとなった。
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