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第1章/
第7話:犬山ことりの訪問
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「ことりちゃん、ことりちゃん、急にどうしたの?!」
リビングからひょこんと顔を出した麻実が、嬉しそうにことりに話し掛ける。
左に右にとブンブン振られる巨大な尻尾が見えそうだ。
ただ、顔を出しているだけでここまで来ない所を見るに、一応気は使っているらしい事が伺える。
「えっと……」
ことりが喋り出そうとしたその時、麻実の顔の上に、母さんの顔がひょっこりと増えた。
「…………ちょっと、公園に、……良い?」
頬を真っ赤に染めたことりは、外の方を指で示しながらボソッと言った。
〇〇〇
キィコ、キィコ、キィコ……。
腰掛けたブランコを、手持ち無沙汰に揺らすことり。
公園の入り口に有る外灯が、その顔を照らしている。
いきなりの非現実感。
何だろうか、この状況は。
……尤も数年前までは、いつも一緒に居るのがどこまでも現実だったんだけど。
小さい頃はそれこそずっと、一緒にこの公園の砂場とかで遊んでいた。
「それで、……急に、どうしたの?」
枠に腰を下ろして向かい合った形で問い掛けると、鎖の軋む音が止まった。
「……ちょっと、お願いしたい事が有って」
視線を下げたまま、ことりはボソリと言った。
……ことりのお願い。
この公園と言い、何もかも皆懐かしい……。
「お願い? 態々来なくても、別にスマホにメッセージをくれれば良いのに」
嬉しさを押し隠す為に、こんな事を言ってみる。
もう4年近くアプリでメッセージのやり取りはしていないけど、お互い友達登録はされているままだ。
「……そうだけど、変に誤解されるのも嫌だったから。家もどうせすぐだし、直接言った方が早いと思って」
表情は変えずにことりは言った。
……誤解とは……。
「メッセージだと言葉足らずになったり、ニュアンスが伝わり辛かったりするから」
「……ああ、それは有るかもね」
幸い僕は家族以外の異性とやり取りをする事は無いから経験は無いけど、メッセージを見て意味がどうとも取れてヤキモキするって云う話はよく聞くし。
「ね。それで本題なんだけど、今度の土曜日、振りをしてくれないかな。付き合っている、彼氏の」
飽く迄淡々と言う、ことり。
……態々倒置法まで使って、誤解の芽を摘みに来た。
ええっと、こう云うのって、『付き合って』から入って、ドキドキする男の反応を楽しむ物じゃないのかな。
連載物の漫画とかなら、引きに使ったり、主人公の男が『良いですよ。……それで、どこに?』なんて恍けた事を言ったりとか……。
「……まあ、……まだ私を好きだって言ってくれている守に頼むのも心苦しいんだけど、他に頼める様な男の人も居なくて……」
「うん、良いよ。別に予定も無いし」
僕が答えると、ことりは少し顔を上げた。
一瞬『僕で良いのか』という考えも浮かんだけど、ダメなら抑々頼まないだろうし、敢えて訊かなくても良いだろう。
僕は取り敢えず、ことりの役に立てるのならそれで良いから。
それがフリでも、……何でも。
「ごめん、ありがとう」
「でも、どうしたの? 何か有った?」
訊くと、ことりは物憂げな視線をこちらに向けた。
「……うん……。先ず前提として、守との別行動が増えた頃から、沢山の人に『付き合って』って言われて来たのは知っている、……よね?」
「うん、知ってる」
その現場を、幾度と無く見て来たし。
「だよね。中2の時に岩崎先輩が私の顔と胸を見比べながら告白して来た時とか、……他にも何回か、物陰から黙って見ていたよね」
…………バレてた。
「……まあ、それについては今更恨み言を言う気も無いし、良いんだけど……。えっと、高校に入ってすぐの頃に、告白して来た先輩が居てね……」
「うん」
言われてみれば、そんな話も有ったな。
高校に入ってからまだ2カ月弱だけど、それからもことりが告白されたって言う話は何件も噂になっている。
……って、あれ?
ことりが今言った『それ』が示す言葉は、何だろう?
何だか、“見ていたこと自体”を言っているにしては違和感が有った様な……。
「3年の藤島先輩なんだけど、断っても断っても、毎週の様に言って来ていて」
「断ってるんだ?」
「……断っているよ。今迄の人のも、全部。興味が湧かないし」
そこまで言ったことりは、慌てて咳払いをした。
「ごめん、話を戻すね」
「ああ、いや分かったよ。それで諦めて貰う為についつい『付き合っている人が居るから』って言っちゃって、激高したその先輩に、『だったら、その彼氏とデートしてる処を見せてみろ』とか言われたんでしょ?」
頭に浮かんだ事を言うと、ことりは目を見開いて、真っ直ぐにこっちを見て来た。
……いや、分かるよ。
フィクションの物語の世界だとド定番の展開だし、何より、……元々のことりの性格を思えば。
「……流石、だね」
ボソリと言って、ことりはゆっくりと立ち上がった。
カチャリと、ブランコの金具が音を立てた。
「じゃあ、時間と場所はまたスマホに送るから。遅くにごめんね。……じゃ」
そしてことりはそのまま、振り向く事無く公園を出て行った。
…………いや、帰る方向、一緒だし。
その後は、ことりの姿が一旦見えなくなる迄待ってから、家路に就いた。
玄関の扉を開けて家に入ると、そこには、母さんと麻実が正座をして待っていた。
……暇かな?
「それで守、ことりちゃんは何の用だったの?」
興味津々で訊いて来たのは、母さんだった。
……麻実じゃないのか。
「ああ。振りをしてくれってさ、付き合っている彼氏の。或る先輩が付き纏って来て鬱陶しいから、土曜日に一緒に出掛けて、先輩に見せ付けて諦めさせて欲しいって」
2人共勘違いすると面倒臭そうだから、ことりと同じ様に、倒置法で。
使えるんだな、これ。
「ええ、デート?! 良いな! 私も行く!!」
……こらこら麻実、それじゃ意味無いだろ。
「こら、邪魔しちゃダメでしょ、麻実」
おお、流石は母親。
ちゃんと、言う処は言って……。
「陰から見守るのよ」
――って、おい!
心の中でツッコミを入れていると、母さんはコホンと咳払いをした。
「まあ、それは冗談として」
いや、冗談だったのか。……面白くも無い。
「デートに着て行ける様な服は有るの? 守?」
母さんは真剣な眼差しで僕の目を見据えながら言った。
その視線に気圧されてしまう。
「んー、正直、自信は無い……」
気に入って着ている服は有るけど、今のことりと釣り合うかと言われると、正直……。
「でしょうね」
僕が答えると、母さんは間髪入れずに、簡潔に言った。
――でしょうね?
「良かった。いつもの服で自信が有るって言われたら、お母さん、卒倒する処だったわ」
そう言った母さんは、本気で胸を撫で下ろしている。
――え、そんなに?
「お母さん、そんな事無いよ!!!」
それまで黙って聞いていた麻実は、憤慨して立ち上がり叫んだ。
――だよね?
大体、世の中のお母さんの買って来る服はズレているって言うものだ。
「言っとくけどね!」
おう麻実、母さんにガツンと言ってやって。
「お兄ちゃんのセンスは、独特なだけだよ?!」
…………お兄ちゃん、泣いても良いですか…………。
〇〇〇
母さんは「明日、これで勝負服を買って来なさい」と、3万円を渡してくれた。
なんだかんだで優しい母さんには、感謝しか無い。
……とは言え、買って来た処でダメ出しされたセンスじゃ一緒だよな……。
「……なあ麻実。明日、授業後って予定有る?」
「部活くらいかな。なんで?」
隣で勉強をしている麻実に声を掛けると、麻実は手を止めてこっちを見た。
「じゃあその後で良いから、服を買いに行くのについて来てくれない?」
今日は木曜日なので、当日の土曜日までに服を買いに行くとしたら、明日しか無い。
「うん、良いよ! どこで買うの? 栄?」
「いや、栄に行くのは少し時間が掛かるし、近くのイオンで良いかな。何か有るでしょ」
確かに中心街の栄に行けばファッションは大概大丈夫だろうけど、電車で片道30分も掛かるし、学校帰りに行くのは流石に大変だ。
それに、ちょっとお高いイメージが有る。
「えーっと……、うん、あそこのイオン、良さげなお店が入ってる! お兄ちゃんを一番良く見せる服、選んだげるね!」
少し考えた後、麻実は楽しそうな声を上げた。
想像以上に乗り気で居てくれて、素直に嬉しい。
「じゃあ、どうする? うちの中学よりお兄ちゃんの高校の方がイオンに近いから、部活が終わったら門のとこまで行こうか?」
「じゃあそうしてくれる? 着いたら連絡して」
「うん! ……やった、お兄ちゃんとお買い物デート、楽しみ!」
……そんな良い物じゃ無いけどね。
まあ、麻実と2人で出掛けるのは久し振りだし、お兄ちゃんも楽しみではあるよ。
……調子に乗るから、言わないけど。
リビングからひょこんと顔を出した麻実が、嬉しそうにことりに話し掛ける。
左に右にとブンブン振られる巨大な尻尾が見えそうだ。
ただ、顔を出しているだけでここまで来ない所を見るに、一応気は使っているらしい事が伺える。
「えっと……」
ことりが喋り出そうとしたその時、麻実の顔の上に、母さんの顔がひょっこりと増えた。
「…………ちょっと、公園に、……良い?」
頬を真っ赤に染めたことりは、外の方を指で示しながらボソッと言った。
〇〇〇
キィコ、キィコ、キィコ……。
腰掛けたブランコを、手持ち無沙汰に揺らすことり。
公園の入り口に有る外灯が、その顔を照らしている。
いきなりの非現実感。
何だろうか、この状況は。
……尤も数年前までは、いつも一緒に居るのがどこまでも現実だったんだけど。
小さい頃はそれこそずっと、一緒にこの公園の砂場とかで遊んでいた。
「それで、……急に、どうしたの?」
枠に腰を下ろして向かい合った形で問い掛けると、鎖の軋む音が止まった。
「……ちょっと、お願いしたい事が有って」
視線を下げたまま、ことりはボソリと言った。
……ことりのお願い。
この公園と言い、何もかも皆懐かしい……。
「お願い? 態々来なくても、別にスマホにメッセージをくれれば良いのに」
嬉しさを押し隠す為に、こんな事を言ってみる。
もう4年近くアプリでメッセージのやり取りはしていないけど、お互い友達登録はされているままだ。
「……そうだけど、変に誤解されるのも嫌だったから。家もどうせすぐだし、直接言った方が早いと思って」
表情は変えずにことりは言った。
……誤解とは……。
「メッセージだと言葉足らずになったり、ニュアンスが伝わり辛かったりするから」
「……ああ、それは有るかもね」
幸い僕は家族以外の異性とやり取りをする事は無いから経験は無いけど、メッセージを見て意味がどうとも取れてヤキモキするって云う話はよく聞くし。
「ね。それで本題なんだけど、今度の土曜日、振りをしてくれないかな。付き合っている、彼氏の」
飽く迄淡々と言う、ことり。
……態々倒置法まで使って、誤解の芽を摘みに来た。
ええっと、こう云うのって、『付き合って』から入って、ドキドキする男の反応を楽しむ物じゃないのかな。
連載物の漫画とかなら、引きに使ったり、主人公の男が『良いですよ。……それで、どこに?』なんて恍けた事を言ったりとか……。
「……まあ、……まだ私を好きだって言ってくれている守に頼むのも心苦しいんだけど、他に頼める様な男の人も居なくて……」
「うん、良いよ。別に予定も無いし」
僕が答えると、ことりは少し顔を上げた。
一瞬『僕で良いのか』という考えも浮かんだけど、ダメなら抑々頼まないだろうし、敢えて訊かなくても良いだろう。
僕は取り敢えず、ことりの役に立てるのならそれで良いから。
それがフリでも、……何でも。
「ごめん、ありがとう」
「でも、どうしたの? 何か有った?」
訊くと、ことりは物憂げな視線をこちらに向けた。
「……うん……。先ず前提として、守との別行動が増えた頃から、沢山の人に『付き合って』って言われて来たのは知っている、……よね?」
「うん、知ってる」
その現場を、幾度と無く見て来たし。
「だよね。中2の時に岩崎先輩が私の顔と胸を見比べながら告白して来た時とか、……他にも何回か、物陰から黙って見ていたよね」
…………バレてた。
「……まあ、それについては今更恨み言を言う気も無いし、良いんだけど……。えっと、高校に入ってすぐの頃に、告白して来た先輩が居てね……」
「うん」
言われてみれば、そんな話も有ったな。
高校に入ってからまだ2カ月弱だけど、それからもことりが告白されたって言う話は何件も噂になっている。
……って、あれ?
ことりが今言った『それ』が示す言葉は、何だろう?
何だか、“見ていたこと自体”を言っているにしては違和感が有った様な……。
「3年の藤島先輩なんだけど、断っても断っても、毎週の様に言って来ていて」
「断ってるんだ?」
「……断っているよ。今迄の人のも、全部。興味が湧かないし」
そこまで言ったことりは、慌てて咳払いをした。
「ごめん、話を戻すね」
「ああ、いや分かったよ。それで諦めて貰う為についつい『付き合っている人が居るから』って言っちゃって、激高したその先輩に、『だったら、その彼氏とデートしてる処を見せてみろ』とか言われたんでしょ?」
頭に浮かんだ事を言うと、ことりは目を見開いて、真っ直ぐにこっちを見て来た。
……いや、分かるよ。
フィクションの物語の世界だとド定番の展開だし、何より、……元々のことりの性格を思えば。
「……流石、だね」
ボソリと言って、ことりはゆっくりと立ち上がった。
カチャリと、ブランコの金具が音を立てた。
「じゃあ、時間と場所はまたスマホに送るから。遅くにごめんね。……じゃ」
そしてことりはそのまま、振り向く事無く公園を出て行った。
…………いや、帰る方向、一緒だし。
その後は、ことりの姿が一旦見えなくなる迄待ってから、家路に就いた。
玄関の扉を開けて家に入ると、そこには、母さんと麻実が正座をして待っていた。
……暇かな?
「それで守、ことりちゃんは何の用だったの?」
興味津々で訊いて来たのは、母さんだった。
……麻実じゃないのか。
「ああ。振りをしてくれってさ、付き合っている彼氏の。或る先輩が付き纏って来て鬱陶しいから、土曜日に一緒に出掛けて、先輩に見せ付けて諦めさせて欲しいって」
2人共勘違いすると面倒臭そうだから、ことりと同じ様に、倒置法で。
使えるんだな、これ。
「ええ、デート?! 良いな! 私も行く!!」
……こらこら麻実、それじゃ意味無いだろ。
「こら、邪魔しちゃダメでしょ、麻実」
おお、流石は母親。
ちゃんと、言う処は言って……。
「陰から見守るのよ」
――って、おい!
心の中でツッコミを入れていると、母さんはコホンと咳払いをした。
「まあ、それは冗談として」
いや、冗談だったのか。……面白くも無い。
「デートに着て行ける様な服は有るの? 守?」
母さんは真剣な眼差しで僕の目を見据えながら言った。
その視線に気圧されてしまう。
「んー、正直、自信は無い……」
気に入って着ている服は有るけど、今のことりと釣り合うかと言われると、正直……。
「でしょうね」
僕が答えると、母さんは間髪入れずに、簡潔に言った。
――でしょうね?
「良かった。いつもの服で自信が有るって言われたら、お母さん、卒倒する処だったわ」
そう言った母さんは、本気で胸を撫で下ろしている。
――え、そんなに?
「お母さん、そんな事無いよ!!!」
それまで黙って聞いていた麻実は、憤慨して立ち上がり叫んだ。
――だよね?
大体、世の中のお母さんの買って来る服はズレているって言うものだ。
「言っとくけどね!」
おう麻実、母さんにガツンと言ってやって。
「お兄ちゃんのセンスは、独特なだけだよ?!」
…………お兄ちゃん、泣いても良いですか…………。
〇〇〇
母さんは「明日、これで勝負服を買って来なさい」と、3万円を渡してくれた。
なんだかんだで優しい母さんには、感謝しか無い。
……とは言え、買って来た処でダメ出しされたセンスじゃ一緒だよな……。
「……なあ麻実。明日、授業後って予定有る?」
「部活くらいかな。なんで?」
隣で勉強をしている麻実に声を掛けると、麻実は手を止めてこっちを見た。
「じゃあその後で良いから、服を買いに行くのについて来てくれない?」
今日は木曜日なので、当日の土曜日までに服を買いに行くとしたら、明日しか無い。
「うん、良いよ! どこで買うの? 栄?」
「いや、栄に行くのは少し時間が掛かるし、近くのイオンで良いかな。何か有るでしょ」
確かに中心街の栄に行けばファッションは大概大丈夫だろうけど、電車で片道30分も掛かるし、学校帰りに行くのは流石に大変だ。
それに、ちょっとお高いイメージが有る。
「えーっと……、うん、あそこのイオン、良さげなお店が入ってる! お兄ちゃんを一番良く見せる服、選んだげるね!」
少し考えた後、麻実は楽しそうな声を上げた。
想像以上に乗り気で居てくれて、素直に嬉しい。
「じゃあ、どうする? うちの中学よりお兄ちゃんの高校の方がイオンに近いから、部活が終わったら門のとこまで行こうか?」
「じゃあそうしてくれる? 着いたら連絡して」
「うん! ……やった、お兄ちゃんとお買い物デート、楽しみ!」
……そんな良い物じゃ無いけどね。
まあ、麻実と2人で出掛けるのは久し振りだし、お兄ちゃんも楽しみではあるよ。
……調子に乗るから、言わないけど。
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