【R18】年下ワンコくんによる調教記録

サラダ菜

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ペットなんかじゃない【side環】

③※

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「環さん、立たないんですか?」

「…」

「仕事を放り出してまで俺に虐められたいんですか?」

「っ!」

考えを見透かされて肩が跳ねる。
立つこともできず、かといって犬飼の目を見る勇気もなく座り込んだまま下を向いていると、突然犬飼が声を上げて笑い出した。

「っく、あっはははは!最ッ高ですよ環さん!」

「な、なに」

「セックスのセの字も知らないかった人がここまで堕ちるなんて…!俺のせいですよね?俺が環さんをここまで堕落させたんですよね?っくく…最ッ高に興奮する…!!」

「最低…!!」

ニタニタと笑っている犬飼に強い憤りを覚える。
私はこんな最低な人間に翻弄されて…!

よりによってこの男に捕まってしまったことを心底後悔しながら精一杯睨みつける。
犬飼は私の目つきを見てもなお笑顔を崩さないまま、いきなり私の髪の毛を掴み無理矢理舌をねじ込んできた。

「んふ、んん!!…んぅ、ふっ」

「…ふふっ、さっきまでの鋭い目つきはどこに行ったんですか?嫌いな人間にキスされただけでこんなに感じるなんて、本当にチョロいですね」

「うるさ、い!」

「涎を垂らしながら文句言われても迫力ないですよ。ふふ、そんなに俺のこと嫌いなら突き放せばいいじゃないですか」

「っ、」

「できませんよね?環さんの火照った身体を鎮めてあげられるのは俺しかいないんですから」

「ひっ」

耳たぶを嚙まれてぞくぞくと背筋に快楽が走る。
たったそれだけのことで怒りは消え、ただただ快楽を求める自分ができ上がってしまう。

これ以上この人に関わってはいけない。
私が、小笠原環がどんどん「小笠原環」ではなくなる。

分かっているのに、身体がコイツを欲している。

「もっと気持ち良くしてほしいですか?」

こくりと頷く。

「なら、環さんの方からキスしてください。目の前にいる男は無理矢理環さんの処女を奪った最低な男です。そしてここは環さんが愛する職場です。それでも俺に虐められたいなら、どうぞ」

うるさい。
言われなくても全部分かってる。
分かってる。
…分かってる。

自分から犬飼に近づく。
何かを察した犬飼は微笑んだまま目を閉じた。

「っん」

涙が頬を伝う。
もはやその涙が何を意味しているのかも分からない。
ただ、私が自らの意思で職務を放棄したということだけは事実だ。

「んんっ!ふっ、んうっ!」

ベルトが取り払われて、スーツパンツの中に犬飼の手が侵入してきた。
ショーツ越しに秘部を触られ身体が大きく跳ねる。

「んんー!!んふ、んやあっ!」

既に硬くなっている突起を何度も強めにつままれて思わず口を離す。
やっと与えられた快楽をどう受け止めたらいいか分からず犬飼に抱きついた。

「会議室でクリトリス触られてきもちいんですね、環さん」

「ああっ!!い、いわない、でっ」

「事実ですよ。ほら、いつまで服着てるつもりですか?」

「っ!で、でも、ここ」

「環さんが気持ちよくなりたいっていうから付き合ってあげてるんですよ?俺の機嫌損ねていいんですか?」

犬飼にそう言われ、極力ここが会議室であることを考えないよう目を瞑りながらスーツを脱ぐ。
犬飼の前で服を脱ぐことにも、社内で服を脱ぐことにも抵抗はある。
それでも、溜まった熱をなんとかしてほしいという気持ちの方が大きかった。

下着姿になって流石にちらりと犬飼の様子を伺ったが、容赦をする気配はない。
震える手でショーツを下ろした瞬間、犬飼が口を開いた。

「あ、ドアの鍵かけてないですけどいいですよね?」

「!!だ、だめっ」

「旧会議室なんて誰もこないし大丈夫ですよ。それに環さんは見られた方が興奮するタイプなのでどちらにしろ問題ありません」

「鍵っ、鍵だけはかけさせて…!!」

万が一誰かが入ってきたらどうなるかなんて容易に想像がつく。
衣服の乱れ一つない犬飼とは対照的に、全裸で犬飼に絡みつく私。
明日には自主退社する羽目になるだろう。

「ほら、たくさん触ってあげますから俺に跨るように座ってください」

「で、でも、鍵が、」

「早く」

「っ、は、い」

犬飼は口角を上げ笑っているように見えるが、目は笑っていない。
この男の底知れぬ圧に私は成すすべなく服従するしかなかった。

「環さんは会社で丸裸になってまんこをべたべたにしてることをどう思ってるんですか?」

「…っ、」

「答えないと一生このままですよ」

「は、恥ずかし、い…」

「本当に恥ずかしいなら自ら服脱いだりしませんよ、仕事中に。本当は嬉しいんですよね?会議室で全裸になってる姿を俺に見られて、どうしようもなく悦んでるんじゃないですか?」

「ち、ちがっ、」

「それならこの大量の愛液は何ですか?」

「ああっ」

「自分でよく見てください。環さんが変態だっていう証ですよ」

犬飼は秘部を軽く撫で、それを見せつけるかのように目の前に突き出してきた。
彼の指にはねばねばした液体が大量に付着していて、とろりと手のひらに伝っていく。
心臓がドクドクと高鳴って目の前の光景から目が離せない。

「環さん、ペットらしくなってきましたね。えらいですよ」

「っ!!」

犬飼に褒められて我に返った。
体が熱くなって頭がボーっとして、気が付いたら犬飼の指を…自身の愛液を舐めていた。

犬飼の命令に全て従って全裸にまでなったにもかかわらず、さっきからほとんど刺激を与えられていない。
長い焦らしに耐えかねて段々と理性が働かなくなってきている。

「い、ぬかい」

名前を呼ぶと、無言でネックレスを触られる。
ああ、そうだ。
私はこの人のペットだった。
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