鷹村商事の恋模様

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それはそれ

決意

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『だからさ、ボーナス入ったからあと5万くらい、出せるだろ?』
聞こえて来た留守電に、うんざりする。
聞かなきゃ良かった。
聞かないで、そのまま削除してやれば良かった。

私のスマホ壊れたっつって。
聞いてないから知らねぇし、とシラを切れば良かった。

「私はお前の財布じゃねぇー!何があと5万くらいだ。5万は大金だろうがよ!」
怒りのままスマホを投げる。
投げてからハッとする。
「やべ!昨日修理終わったばっかなのに!」
床に放り投げたスマホは、きちんと起動した。

「もう!ほんとに金欠!マジで!」
バイトしかしていなかった学生時代の方が貯金があったって、誰が信じられる?
私も信じらんない。
うんざりしながら、今日の待ち合わせは行かないことに決めた。

「だって、ファミレス行くお金がないもん」
今日も、私が支払うの。
何で?
おかしくないか?

日付は給料日まで数日、だけど給料日じゃない限り1円だって残高は増えない。
「何で、こんなことになるかなー」
呟きながら、折角の休日なのに何でこんなに憂鬱なのか思い出せなかった。

違うわ。
ありすぎて、放棄したんだ。
もう考えたくないと、花の金曜日に全てを放棄した。
それが、昨日。

まずは、折角決まりかけていた案件が、何故か振り出しに戻った。
課長から、ストップがかかった。
理由は「何となく」子どもか?

私の営業成績、初めての契約かってぬか喜びかよ。
マジでだる。
課長って、言葉は少ないし褒めてもくんないし、新人を見る気があるのか謎だ。
なのに、取り組んでいる研修とかフォローアップの対策は見事に適格。

もう現場に出ることはほとんどないとか言ってるけど、絶対に営業課の人間全員の進捗とか調べてる。
絶対。
そのくらい、営業課の人間のことを見てるし知ってる。
こわ。

その次に、新人研修のアンケートが出てないって要さんに言われて、慌てて出したらそれが部長にばれて『提出物は期日厳守』と言われた。
マジで死にてー。

要さんが、優しくて『提出間に合わないと、直接部長に出すしかないよ』って言ってくれたのに…。
慌てて探したのに、結局アンケートがなくて貰いに行くしかなくて…。
デスクのどこかにはある。
なのに、見つからなかった。

私の机の上、片付けても片付けてもマジでどんどん積み上がる何かがある。
アプリゲームみたいに、シュシュッて消えれば良いのに。
ほんと、だるー。

それから最後。
課長からやんわりと、そして営業課の鬼こと和田さんから「机汚っ!片付けなさいよ!」と言われたことで死んだ。
私の気持ちが。

課長はまだ良い。
でも、和田さんが怖すぎる。
2人揃うと、鷹村のAIかってくらい性能が高い。
プライベートまで知ってるんじゃないかって。
そんなことまで考え、私のこのだらしない生活がもしバレてたら、人事考課に影響が出るのか血の気が引いた。

「絶対、今日は外出ない。何が何でも出ない」
私、田中たなか 美月みづきはこの春から社会人として働いている。
進学先がこっちだったってだけで決めた就職先。
地元には、何もない。

会社も、雰囲気が良さそうだったから就職先に決めたら、ほぼすぐに採用だった。
ラッキー。
配属先は、営業課だって。
まぁ、何とかなるでしょう?な感じだった。

同期の1人が絶対に営業に行きたかったのに、違う課に行ったからって、しばらくは気まずかった。
でも同期だし、大丈夫でしょ?
そのくらい、一緒には過ごせる仲になった。
会社も、人間関係もまぁ良い。

いや、しばらく営業課で空気を吸ってるんだか読んでるんだか分からない生活だった。
そのくらい、先輩社員が怖かった。
いや、嘘。
怖いのは和田さんのみ。
もう、存在が怖かった。

最初の、営業課での流れやら、簡素化した提出物を出す流れなど。
最初から膨大な量の情報をこれでもかって。
間違えようものなら、「しっかり覚えて」とすぐさまダメだし。
無理だろ。
昨日入った情報を、今日には完璧にしろって。
気楽に生きて来た人間には、荷が重すぎる。

それに、逐一行動面を見ている。
事務だから、常にデスクにいるし。
同じ女なのに、何でこんなに分かり合えないかって不思議だったもん。
同じ事務の真澄さんは、天使かってくらい優しいのに。
ま、補助も外れて、今は普通?になった。

なのに、あの腐れ縁のダメ彼氏。
学生時代に付き合っていたはずの男を思い出す。
付き合って『いた』で、構わないはずだ。
社会人になって、マジで関わりたくないことが増えた。

一緒に卒業できなかった時点で、終わったって気付けよ私!
彼氏ではなく、むしろヒモ。
ヒモに成り下がったアイツのおかげで、全部狂ってく。
あのヒモのおかげで、私の人生割と詰んでる。

今の私は、本当に休みの日にダラダラすることだけ。
インスタとTwitterと、動画。
これで休日が終わる。
もう、それしかない。
それだけで、最高。

ピンポーン。
空気を読まない来客。
この感じは、あのヒモだろう。

アイツが決めた、ファミレス。
いや、払うの私ね。
絶対。
お金がないから、絶対に行かないと決めた。
無銭で捕まれば良いのに。

ピンポーン。
軽快な音が響く部屋。
知らない。

無視。
ラインも無視。
既読もしない。
何で、あいつの面倒を見なきゃいけないのか。

何でこんなに金欠なのか…。
春から、同期とのランチとかマジで最高だったのに。
全部全部、アイツのせいだ。

「おーい、美月?いんだろ?開けろよ」
開けるか。
バカが。
良かった、若気の至りで合鍵とか渡さないで。

過去の自分を褒めてあげたい。
そこだけは、しっかりしてた私。
でも、それ以外はマジでダメだった私。
「おーい、時間過ぎてんぞ?」
知るか。

聞こえないフリで寝転がる。
スマホはしっかり電源オフ。
何で、会社で疲れてプライベートでまで疲れなきゃいけないんだよ?
おかしいだろ?

休みくらい、私の好きにさせて。
「何だよ、寝てんのか?使えねーな」
お前だよ。
何で、ゴミより使えないお前に、文句言われなきゃいけないんだよ。
人間のクズが。

さとる
「げ!何でここに?」
「最近、様子がおかしかったから、調べてたの。良かった、会えて。ここが聡の元カノの家よね?」
「ちげーし、てか、調べたって…」

おや。
面白そう。
何だ、ゴミクズにも利用価値はあったらしい。
この変わらない休日に、最高のドラマじゃん。

タダで見れるドラマほど、面白いものはない。
しかもノンフィクション。
最高かよ。

思わずドアに近付く。
ヒモと、女子かな…?がやり取りしてる。
人の家の前で。

修羅場じゃん。
てか、あいつ。
また浮気か。
いや、この場合は私が浮気相手なのか。

もう、いいや。
「騒ぐなら、他所でやってくれません?」
チェーンは外さずに、簡潔に用件のみを言う。
そう、“簡潔に”大事。

和田さん。
すごい、感謝です。
あなたのアドバイス。
今まさに、ここで役に立ちました。

「美月!」
隙間から見えたヒモは、何でか嬉しそうだ。
何で?
「お前さ、ボーナス出たんだろ?」
「出たとしても、関係ないじゃん」

結局、お金か。
「今カノさん、こんな男で良ければ是非末永くどうぞ」
「お前、ふざけんなよ!」
私の言葉に、聡が表情を険しくさせる。
「何が?」

「美月にしか、頼めないからこんなとこまで来てんだろ?」
「お金の無心に?」
「…カンパ?チャリティー?」
「アホじゃん。何目的のカンパなの?今更、慈愛も博愛も感じねーよ!」

あ、いけない。私もう社会人だった
ずっと、言われてたこと。
話し言葉と略語は止めろって。
直らない。
てか、直せない。

こんなゴミにも、普通言葉で話すの?
でも、営業の良い実践になるか。
だる。

「何でだよ?先月まで、普通に…」
「そうね、先月で目が覚めたってことかしら?」
お、イイ感じ。
かしら?って使えると、何か大人になった気分。

「…だから!俺のこと好きなら」
「そこよ」
「は?」

「先月言われたじゃん?じゃなかった…。おま、あなたのために尽くすのが、私のやることって」
言いながら、完全なるヒモ発言に笑うしかない。
てか、先月言われた時は『そっか』って思ってた私も終わってたな。

何で?
今なら分かる。
マヒしてた。
補助が外れて、マジで忙しくて。

毎日時間に追われてた。
寝たと思ったら朝が来て、ごはんも洗濯もできない毎日。
マジで病んでた。

こんな男と会うのも、時間を割いて。
今思えば、この男との時間なんて、何の意味もないのに。
だったら、同期の友達と一緒にご飯言った方が百倍、いや千倍楽しい。

「そうだろ?俺、今年まで留年したら…」
「学費払ってもらえないんだもんね?」
「そうだよ!だから、社会人のお前に…」

「いや、だから何で?」
「…何でって」
「留年したのは、自分のせいでしょ?お金だって、バイトでも何でも稼げば良いじゃない」
「そんな時間はないって言ってんだろ?」

「私も」
「は?」
「私は、春から社会人で働いているの。日中の時間は、きちんと勤務時間。それ以外の時間は、私の時間でしょ?」
「だから、休みの日くらい」
「クズ男の顔を見ないで過ごしたい」
「おい!」

「あ、つい本音が」
「お前が、引き落としできなかったって、限定のエレキが届かなかったのに!謝れよ」
「だから、何で?」
「は?」
「さっきから、聞いてるじゃん。何で赤の他人あなたの面倒を、私が見ないといけないの?」

「何でって」
「仕事で疲れて、恋人と思っていた相手には、虐げられて。お金と時間をむしり取られて…これが22歳の現実?悲しすぎるだろ?」
「それでも」

「あのね、私、今、貯金残高、215円」
わざと言葉を区切って言ってやった。
言ってて虚しい。
何でこんな金ないの?
何回残高見ても、もうそれしかない。

「は?」
「財布の中に、ようやく2,100円」
あ、2,000円あれば、割と生きられる。
マジで。
なのに、隙間から舌打ちが聞こえた。
「ふざけんなよ?」

「聡こそ、ふざけないでくれない?いい加減、そりゃ私も目を覚ますよ。通帳見せようか?」
「だって、ボーナス…」
「あのさ?誰かさんが、リボが良いって勝手にリボ払いにしてくれたおかげで、私毎月毎月、給料日ごとに一気に残高がなくなるの」

「え?」
「え?じゃなくて。私には何の価値もないギターも、使い道のないピックも、使用理由がないアンプも、リサイクルにすら回せないスコアスタンドも、全部全部誰かさんの物だよね?他にもあるよ?明細見せる?」
「は?何が?」

「お前は良いよな?…じゃなかった。あなたは良いよね?欲しい物を欲しいだけ、私のお金をあてにして買って、私に一言言えば良いだけ。おかしくない?切った覚えのないカードで、私の名前じゃない買い物をされるのって」
「それは…」

「もう、上限まで使ったから、このカードは使えませんって、葉書が来てた。それも見せるか?それに、残高がないから引き落としもできなかったって。払っていない物は、届かないの当たり前じゃない?」
営業で培った、いやこの場合は元々のお喋りで鍛えられた言葉を一気に言う。
酸欠になるわ。

「私の財布から、勝手にクレカ使ってたのあんたでしょ?」
決定打を告げると、分かりやすく動揺するクズ。
ウケる。
「それは…」
「私ね、今月からお金なさすぎて、友達とご飯すら行けなくなったの。可哀そうじゃない?」
「…だから何だよ?」

「私のお金なのに、何で他人に使われないといけないのか、ようやく目が覚めた話。ついでに、警察に行こうか迷っている話」
警察と聞いて、聡がぎょっとした顔をする。
「何で?美月?冗談だろ?」
「冗談でこんなこと言うわけないでしょ?警察沙汰になったら、大学どうなるのかな?聡の親は、何て言うのかな?てか、聡の親に返してもらえば良いのかって、思ってたこともあった」

「俺とお前の仲だろ?」
「金の切れ目が、縁の切れ目って昔の人も良いことを言ったものね」
「美月、頼む!これで最後にするから」
「何を最後にするの?」

「お前の金で、買い物はしない。約束する!」
「約束」
「必ず守る」
「必ず」

「私の残高も、所持金もさっき言った通り。ボーナスもあてにできない。それでも?その約束する意味ある?それとも、12月のボーナスまで待つの?」
「それは…」
「お金がないのに、これ以上あなたと一緒にいる意味がないでしょ?」
私の言葉に、聡の顔から血の気が引いた。

「よろしいでしょうか?」
それまで、静かにいただろう女性。
最初に声を聞いたのみだった人。

「はい、よろしくないけど、よろしいですよ」
「ありがとうございます。聡の浮気相手かと、興信所まで使って調べましたが、情報は合っていましたね。田中美月さん、初めまして。わたくし伊達だて 天音あまねと申します」
「気分は良くないですが、一方的に知られている場合でも、初めましては有効なのを今、知りました。初めまして」

隙間から顔を覗かせたのは、まだまだ若い女子だった。
いや、数か月前まで私も学生だったけど。
けど、圧倒的に若い。
何で、こんなハズレヒモを選んだのかは謎。

「私と、聡は先月からお付き合いをしております」
でも、嬉しそうにそう言われたら…。
「そうですか。おめでとうございます」
「あら、もう少し嫌がるかと思っていましたのに」
コロコロと笑う声は、お嬢様の響きだ。
聡ってば、玉の輿になったの?

でも、私にとっては渡りに船。
嫌だと思うわけないじゃん。
「嫌じゃないですよ。こっちは、もう、うんざりしていたので、逆にお引き取りに感謝です」
「そうしましたら、慰謝料についてお話をしませんか?」
「え?これ以上、私からむしり取ると?」
マジでげんなり。
「いえいえ、こちらが、田中さんに…です」

「何の慰謝料ですか?」
「文字通り、慰め謝るためのお金です」
「はぁ?」
「勝手にクレジットカードを使用されたのも、残金が底をついたのも、聡のせいです」
「…そうですね」

「でも、そこで警察に訴えられても、聡も私も非常に困ります」
「…と、言いますと?」
「私は学校は違いますが、今年大学5年生と言う聡と知り合いまして…最初は、本当に胡散臭い…失礼。何て言うのでしょうか?この人柄を信じられないような、出会いでしたのに…。意外に純粋と言いますか、素直な所がありまして…心惹かれてしまい」

お嬢様の一人語りが入った。
え?誰か、ストーリーに上げてる?
そのくらい、どうでも良い。

「SNSへの投稿をお勧めします」
「あぁ、違います。田中さん、お待ちください」
「はい?」
「結論から言いますと、あなたがお支払いしたものを、私が代わりにお支払いします」

「え?何のために?」
「聡のためですけど?」
お嬢様の声に、首を傾げる。
「私としたら、誰が払っても同じだと思いますが、そのくらいクズ自身にさせたら良いのでは?」

「仰ることは、ご尤もです。ですが、こちらも聡のすべてを管理する方向にまとまりそうなので…」
見えない何かが動いているのかしら?
お嬢様の思考回路は、私には理解できない。
「田中さんから買い取った物を、聡が頑張れたら成功報酬として与える、という道も取れますし…」
怖い。
お嬢様の人生設計に、すでに聡の人生すら入っているよう。

視野の広さなのか、懐の広さなのか。
こういう人の方が、意外にダメ人間を有効活用できるのかもしれない。
「無理にとは言いません。田中さんが、もし私なぞから受け取ることが我慢ならないと言うのであれば、聡本人から返済という形も取れますし」

「どちらでも構いません。お金には変わりないので」
そう、金は金。
汚いお金じゃないなら、誰が払っても同じ。

「田中さん、お話が早くて助かります」
「いや、こちらこそ助かります」
ところで、聡はどうしてるのか?
いやに静かじゃない?

こんな15センチほどの隙間で、何の話をしているのやら。
これで、この隙間で私の人生詰みじゃなくなる可能性。
これに賭けるしかない。

当然じゃん?
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