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第34話 ハイボクゴ
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「だァァァア!あんのォ、クソモグラァ!」
ポポウトにHPを全損させられ、メルナに転移したトーシンは悔しさのあまり叫ぶ 。
そして、その声に驚いたのか何人かの視線がトーシンに集まる。
(あっ、やべ。やっちゃった。)
自分に視線が集まっていることに気づき、少し恥ずかしくなりそそくさとその場を離れる。
(くそ!あのクソモグラのせいで恥をかいたじゃねぇか!あいつには、いつか絶対に復讐してやる!)
そうトーシンはポポウトへの復讐を強く心に誓いながら歩いているとメッセージが届いているのに気が付いた。
(メッセージ?アントスからか?)
メッセージリストを開くと案の定、アントスからであった。
メッセージを開くと。
ーーーーーーーーーーーーーー
メルナ到着、おめ!
ヴェルプスの攻略めんどかったろ?
あと、メルナに着いてレベル上げするなら、リノスティア荒野じゃなくてガロン林道の方にしろよ!
リノスティア荒野は、第2の街から行けるくせに推奨レベル50以上だからな。あと、たまにだけどポポウトっていう鬼畜モグラが出るから、間違って行ったりすんなよ!
ーーーーーーーーーーーーーー
という内容のものが送られて来ていた。
(うん、遅かったな…。)
「とりあえず…、」
トーシンはアントスへの返信を書く。
内容は以下の通りだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
ありがとう。
ヴェルプス攻略の話は今度ゆっくりするよ。
それから、警告してくれてありがとう。ただ、ついさっきそのクソモグラにHP全損させられたよ…。
ーーーーーーーーーーーーーー
「よし、送信っと。にしても、あそこの荒野が推奨レベル50以上とはな…。とりあえず、アントスが教えてくれたようにガロン林道ってとこに行ってみるか。」
そう考え、ガロン林道に続く道を探しに行こうとする。
「いや、ちょっと待て!俺!」
(俺にはここメルナでやるべきことがあるじゃないか!ユニーククエストを進めるという大事なことが!)
トーシンは、ユニーククエストのことを思い出す。
(たしか、賢者ディアスって人を訪ねればいいんだったよな?でも、どこにいるんだ?そこらのNPCに聞いて探せってことか?)
そう考え、トーシンはそこら中のNPCに賢者ディアスについて尋ねる。
そして、30分ほど探したところで、ディアスの家を知っているNPCがいた。
「あぁ、なんだあんたディアスさんを探してんのかい?ディアスの家ならこの道をまっすぐ行って、6軒目の家だよ。」
「ありがとうございます!」
「いいってことよ!それより、あんたディアスさんになんのようだい?」
「あー、ちょっとディアスさんに聞きたいことがありまして。」
「なるほどな。たしかにあの人は色んなこと知ってるからなぁ。まぁ、頑張りなよ!」
「えっ?あっ、はい。ありがとうございました。」
そう言って、トーシンがその場を立ち去ると、道を教えてくれたNPCが手を振って見送ってくれた。
(それにしても、なんでさっきの人、頑張りなよなんて言ったんだ?別に頑張るような距離でもないと思うんだが。)
そんなことを考えながら、トーシンはディアスの家へと向かって行く。
ポポウトにHPを全損させられ、メルナに転移したトーシンは悔しさのあまり叫ぶ 。
そして、その声に驚いたのか何人かの視線がトーシンに集まる。
(あっ、やべ。やっちゃった。)
自分に視線が集まっていることに気づき、少し恥ずかしくなりそそくさとその場を離れる。
(くそ!あのクソモグラのせいで恥をかいたじゃねぇか!あいつには、いつか絶対に復讐してやる!)
そうトーシンはポポウトへの復讐を強く心に誓いながら歩いているとメッセージが届いているのに気が付いた。
(メッセージ?アントスからか?)
メッセージリストを開くと案の定、アントスからであった。
メッセージを開くと。
ーーーーーーーーーーーーーー
メルナ到着、おめ!
ヴェルプスの攻略めんどかったろ?
あと、メルナに着いてレベル上げするなら、リノスティア荒野じゃなくてガロン林道の方にしろよ!
リノスティア荒野は、第2の街から行けるくせに推奨レベル50以上だからな。あと、たまにだけどポポウトっていう鬼畜モグラが出るから、間違って行ったりすんなよ!
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という内容のものが送られて来ていた。
(うん、遅かったな…。)
「とりあえず…、」
トーシンはアントスへの返信を書く。
内容は以下の通りだ。
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ありがとう。
ヴェルプス攻略の話は今度ゆっくりするよ。
それから、警告してくれてありがとう。ただ、ついさっきそのクソモグラにHP全損させられたよ…。
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「よし、送信っと。にしても、あそこの荒野が推奨レベル50以上とはな…。とりあえず、アントスが教えてくれたようにガロン林道ってとこに行ってみるか。」
そう考え、ガロン林道に続く道を探しに行こうとする。
「いや、ちょっと待て!俺!」
(俺にはここメルナでやるべきことがあるじゃないか!ユニーククエストを進めるという大事なことが!)
トーシンは、ユニーククエストのことを思い出す。
(たしか、賢者ディアスって人を訪ねればいいんだったよな?でも、どこにいるんだ?そこらのNPCに聞いて探せってことか?)
そう考え、トーシンはそこら中のNPCに賢者ディアスについて尋ねる。
そして、30分ほど探したところで、ディアスの家を知っているNPCがいた。
「あぁ、なんだあんたディアスさんを探してんのかい?ディアスの家ならこの道をまっすぐ行って、6軒目の家だよ。」
「ありがとうございます!」
「いいってことよ!それより、あんたディアスさんになんのようだい?」
「あー、ちょっとディアスさんに聞きたいことがありまして。」
「なるほどな。たしかにあの人は色んなこと知ってるからなぁ。まぁ、頑張りなよ!」
「えっ?あっ、はい。ありがとうございました。」
そう言って、トーシンがその場を立ち去ると、道を教えてくれたNPCが手を振って見送ってくれた。
(それにしても、なんでさっきの人、頑張りなよなんて言ったんだ?別に頑張るような距離でもないと思うんだが。)
そんなことを考えながら、トーシンはディアスの家へと向かって行く。
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