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第四話
しおりを挟む翌朝目を覚ますと、彼はまだ深い寝息を立てて眠っていた。
寝そべったまま頬杖をついて寝顔を見つめていると、昨晩のことが脳裏に浮かんでくる。
―白くてなめらかな、綺麗な肌だった。
ベッドの上で向かい合わせに座って一枚一枚服を脱がせる度に、少しずつ露わになっていく肌に思わず目が釘づけになってしまうほどだった。
ぽっこりした丸いお腹、女の子のようにちょっぴり膨らんだ胸、全体的に丸みを帯びた体型が可愛らしいと思った。
薄ピンク色の乳首がつん、と上向きに勃っている。
胸にそっと触れながら、そのつんとした乳首を軽くひっかくと、その度に彼はびくびくっと腰を震わせた。
「あ…んっ…渡部…もっと…もっと触って…」
腰を震わせながら首にしがみついてくるのが愛おしく、身体がカッと 熱くなるのを感じた。
彼の身体に跨がって、身に纏っていたシャツ、下着すべてを脱ぎ捨てると、露わになったのは節操もなく欲望に膨れ上がった股間の「もの」だった。
「うわあ…おまえの、すごいな…」
彼は珍しいものでも見たかのように、きらきらと煌めく瞳で僕の股間を凝視した。
なんだか照れくさいような、むず痒いような変な気分だ。
これを挿れたら、あなたはどんな反応をしてくれるだろう。
早くあなたをよがり狂わせたい。
快感に泣き叫ぶ姿を見てみたい…。
そんな思いをぐっと堪えながら下着に手をかけた。
「ヤダッ! 恥ずかしいから辞めて!」
彼は下着を押さえながら必死に抵抗した。
「男同士なんだから恥ずかしいことないでしょ、堀木さんのも見せてよ」
僕は下着を強引に剥ぎ取ってすぐさま犯したい気持ちになるのを、僅かに残った理性で抑えながら問いかけた。
どうして、こんなにも気持ちが昂ぶってしまうんだろう。
焦らさないで、早く見せてよ…。
「だって……俺のちんぽ…」
彼は急にしょんぼりした顔で俯いて、独り言のようにぽつりとつぶやいた。
「ちんぽがどうかしたんですか?」
僕は隣に寝そべって、身体を愛撫しながら尋ねた。
しょんぼりしながらも、身体は微かにぴくぴくと感じているようだった。
「だって・・・俺の、おまえみたいに立派じゃないもん。見たら笑うでしょ…?」
太股に触れられて、甘い息を漏らしながら彼は言った。
「へえ、そうなんだ…」
下着越しに股間に触れ、竿の部分を摘まむと、ゆっくりと上下に扱いた。
触れた感じでは、確かに、成人男性のものと呼ぶには少し心もとないかも知れない。
でも今は、それは問題ではない。
僕はあなたのすべてを見たいし、感じている姿をもっと見ていたい。
少し触れただけで、ものすごく感じる敏感な身体、恥じらう姿が好きだ。
今こうしている間も、あなたは自分のコンプレックスすらも忘れて悦びにあえいでいる。
「ちょっと・・・渡部・・・そこっ・・・あ・・・恥ずかしいから・・・そんなにいじらないでってば・・・」
甘えた声で懇願する姿は、いつしか見た仏頂面とはまるで別人だ。
「ああ、そう。じゃあ辞めます」
股間から手を離して、壁の方へ寝返りを打った。
「ねえ、渡部ぇ・・・もっと・・・もっとしてよ・・・」
彼は後ろから抱きついて、ちょっぴり硬く、熱くなったものを押しあててくる。
甘えた声が聞きたくて、つい意地悪したくなってしまう。
「何をして欲しいんですか?チンチン見られるのも触られるのも嫌なんでしょう?
僕は見たいし触りたいと思ってるけど、堀木さんが嫌がることはしたくないので何もしません」
「もしかしておまえ・・・怒ってる?」
「怒ってないですよ」
僕はもう一度寝返りをうって彼と向きあい、そっと抱き締めた。
「僕はあなたの全てが好きだから、笑ったりなんてしませんよ。 恥ずかしがらないで・・・もっとあなたを知りたいから・・・」
「うん・・・ごめん、渡部・・・」
彼はもじもじと恥ずかしそうにしながら、自ら下着を脱いだ。
「可愛い・・・とってもいいよ、堀木さん…」
太股を両脇に抱えながら、間近でまじまじと股間を観察した。
うっすらとまばらに生えた産毛のような薄い下の毛、躊躇いがちに半分勃ちあがった竿、すべてが愛しかったし、恥じらう姿も可愛らしいと思った。
「ひゃ…んっ!」
竿に舌を這わせると、彼は身体をびくんっと仰け反らせながら、 悲鳴のようなかん高い声を上げた。
僕は構わず彼のものを口に含んで、舌の上で転がした。
「ひいい・・・んっ・・・だめ・・・出る、出ちゃう・・・」
彼は腰をうねらせながら、苦しそうに抵抗するも、太股をがっちりとおさえ込まれ、為す術は無かった。
彼のものがますます熱く、そして少しずつ膨らんで硬くなっていくのを感じた。
それと同時に、薄ピンク色の乳首がまるで苺のように硬くなっているのを目の当たりにした。
「いやらしいなぁ、堀木さん、乳首もチンチンもビンビンじゃないですか」
ものを舐めるのを中断して、硬く勃起した乳首を少し強めに摘まんで引っ張った。
「あんっ・・・違う・・・おまえがそうやって触るからっ・・・」
「気持ちよくて勃っちゃうんだ?」
そう言うと、彼は赤くなった顔をぷいっと背けた。
恥じらう姿もかわいくて愛おしい。
もっとかわいい姿や声を感じていたい・・・。
彼をうつぶせに寝かせ、白くて柔らかい、すべすべした桃尻に触れた。
そのなめらかな肌を愛撫しながら ゆっくりと割れ目をこじ開けて、中をじっと見つめると、堅く口をつぐんでいる筈の菊の門がもの欲しげにひくひくと震えているのを目の当たりにした。
どこまでも欲しがりで、いやらしい人だ。尻の穴を見られて悦んでいるのだろうか?
それならば、もっと悦ぶことをしてあげたい。
ーそろそろ、ゆっくりと慣らしてあげないと…。
尻たぶに口づけると、腰がびくんっとはね上がった。
「かわいい…すごく敏感なんだね…。 力を抜いて…もっと気持ちよくしてあげるから…」
尻の割れ目を広げたまま、ひだの周りを指でくりくりと撫で回すと、彼はそれに合わせて熱い吐息を漏らしながらぷりっとした大きなお尻をふりふりと揺らすのだった。
彼にはもう僕の声など聞こえていないだろう。
底無しに欲張りで、僕の与える快感をどこまでも追い求め続ける。
僕だって、あなたをいつでも感じていたい。
僕ははやる気持ちを抑えながら、2本の指をゆっくりと、彼の中にねじ込んだ。
ゆっくりと、静かに奥まで指をさし込み、直腸に触れながら、彼が僕を受け入れてくれようとしていることに喜びを感じた。
柔らかくて、生暖かい…。
僕は夢中で、 直腸内をかき回した。
ぬらぬらとした腸液が指にまとわりつき、ぐちゅ、ぐちゅと卑猥な音を立てている。
「あぁ…渡部、苦しい、苦しいよ…もうダメっ……」
直腸を執拗になぶられ、ひいひい情けない声を上げながら、大粒の涙を流していた。
全身汗びっしょりになりながらか細い声で懇願する姿、涙でくしゃくしゃになった顔を見て、僕は興奮を抑えることができなかった。
あなたのいろんな顔が見たい、もっと泣かせてやりたい…。
そう思うと同時に股間がますます熱を帯び、じんじんと脈打つのを感じた。
彼の可愛いものも真っ赤に腫れあがり、そしてほんのりと湿りはじめていた。
「かわいい…本当にかわいいよ、堀木さん…いっぱい感じる姿が、とても……」
今度はゆっくり、じっくりと直腸内を愛撫しながら、語りかけた。
彼は僕に為されるがまま、ただ快楽に身をゆだね、息をはずませていた。
部屋いっぱいに淫らな息遣いが響きわたる。
「ねぇ…もっと欲しいよ、渡部…お願い、挿れて…」
息も絶えだえな彼の言葉に、火を点けられた。
全身が熱くてたまらない。
一気に指を引き抜くと、彼が腰をびくびくと震わせているのにも構わずに、自分の股間のものを肛門に力いっぱい押しあてた。
ゆっくり、じっくりならしたにも関わらず、直腸内はせまく、 きつかった。
めりめりと肉を裂くように、肛門を押し拡げながら、 僕の股間のものはぬるりと彼の奥深くまで侵入した。
―ああ……ようやく、あなたの中に入れたんだ……暖かく包み込んでくれるあなたの中に……。
「堀木さん… どうですか、気分は?痛くない?」
「痛くはないけど、なんか変な感じ…おまえのが大きくて…ちょっと苦しいかな…」
そう言いながら、彼はがっちりと僕のものを咥え込み、中からものすごい力で締めつけてくる。
もう、身体がとろけてしまいそうだ…。
思わず腰を動かすと、彼は苦しそうに呻き声を上げた。
「ぐっ……うう…あんまり動かないでよ……苦しいよ……」
僕は聞こえないふりをした。
ただ欲望の赴くまま、腰を動かし、高く突き出された大きなお尻に下腹部を何度も打ち付けた。
その度に彼の中で肉と肉が擦れ合い、熱くなったものが体の奥を貫いた。
「うああっっ…渡部……渡部ぇ!!」
貫かれる度、腰をうねらせ泣き叫ぶように僕の名前を呼ぶ、淫らな声が聞こえてくる。
ー泣こうが、喚こうが構わない。
僕はあなたのすべてを感じていたいだけだ。
もっと、もっと声を聞かせて...
僕の名前を呼んで……
額から一筋の汗がこぼれ、彼の背中に滴り落ちた。
ふたりの汗、そして精液が交ざりあい、流れていくのを、息を切らしながら黙って見つめていた。
いつの間にか、僕は、彼の中に射精してしまっていた。
彼は肛門から流れ出てくる白濁液もそのままに、ぐったりとしたまま寝そべっていた。
心地よい疲労感と眠気に酔いしれながら、彼の隣に寝そべって涙で濡れた頬に口付けた。
「かわいかったよ…堀木さん…」
枕元のティッシュを手にとり、彼の身体に纏わりついている精液を拭ってやりながら囁いた。
尻の周りだけでなく太ももの辺りまで精液でべたべたになっていた。
「もう……あんまり激しくしないで、って言ったじゃん…」
彼は、股間の周りと太ももを拭われながら、掠れた声で恥ずかしそうに呟いた。
「ごめんね、堀木さん…。
いっぱい汗かいたから疲れましたよね。冷蔵庫の水、取ってきてもいいですか?
水飲んだらシャワー浴びて寝ましょう。」
「いや…俺、シャワーはいいや…明日にする…水だけもってきて、 喉乾いた…」
その言葉を聞くが早いか、僕は下着を履き直して台所へと急いだ。
ペットボトルの水とグラスを手にして寝室に戻ると、彼はもう既に寝息を立てはじめていた。
「堀木さん、もう寝ちゃった?
水持ってきましたよ」
「ん…?ああ、ありがとう……」
ぐったりとしたままの彼の身体を抱き起こし、水が入ったグラスを口元に近づけた。
彼は目を閉じたまま、ゆっくりとグラスの水を飲み干すと、そのまま僕の腕の中で眠ってしまった。
ほんとうに、子どもみたい。
このかわいらしい、無防備な姿をいつまでも見つめていたい。
何時でもそばで守ってあげたい。
―おやすみ、堀木さん…
彼をベッドに横たえて、自分もその隣に寝そべると、柔らかく暖かい肌の温もりに包まれてすぐに深い眠りへと落ちていった。
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