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第2章 雄飛の青少年期編
163 投手の枚数が足りなければ
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前期後期制を取る2部リーグと3部リーグは、例年1部リーグのペナントレースが開幕する1週間から10日程前にシーズン初戦を迎えることになっている。
WBW本戦が行われる年は期間が被らないように後ろ倒しになったりすることがあるものの、今年は通常通りの日程が組まれていて既に3試合消化済み。
プロ野球球団となって初めての公式戦を俺の先発完封勝利で飾った我らが村山マダーレッドサフフラワーズは、勢いそのままに3連勝していた。
そして今日。
4試合目の予告先発には野村秀治郎の名前が挙げられていたのだが……。
それが若干炎上気味に衆目を集めてしまっていた。
前回完投した17歳のピッチャーを中2日で登板させる。
嘘予告か。はたまた打者1人投げて即交代みたいな攪乱戦法でも取る気なのか。
そうでないなら、まさか未成年投手をプロの世界で酷使するつもりなのか、と。
まあ、その当人が正にローテーションを決める責任者たる投手コーチを兼任している事実もあって、大炎上というレベルにまでは至っていなかったが……。
その兼任投手コーチという立場に未成年を据えていることについても、改めて疑問を呈する人も出てきているのが現状だった。
しかし、それも今日で多少なり払拭することができただろう。
「放送席、放送席。並びに山形きらきらスタジアムにお集まりのファンの皆様、お待たせいたしました! ヒーローインタビューを行います!」
公式戦4戦目にして本拠地での開幕戦。
そんな試合に、俺は予告の通り中2日で先発し――。
「まずは87球無四球完封勝利を挙げました野村秀治郎選手にお話を伺います!」
インタビュアーが口にした通り、何の問題もなく9回を投げ切っていた。
守備練習を兼ねた打たせて取るピッチングながら、危なげなく完封勝利。
被安打はエラーになってもおかしくないような2安打のみ。
全体的に三振は少なめでゴロアウトがほとんど。
それ故に、球数90球未満と極めて省エネなピッチングとなった。
前世だったら100球未満での完封は特別な名前がついていたりするが、第1次世界大戦で分岐しているこの世界では特にそういったものはない。
大リーグの方でレジェンドの魂を持つ選手達がこれから何度も達成して話題になれば、もしかしたら何か区別するための呼称が生まれる可能性はあるが……。
まあ、これは余談だな。
「野村秀治郎選手、2勝目おめでとうございます!」
「ありがとうございます!」
人当たりのいい印象を与えられるように、笑顔でハキハキと応じる。
イメージ戦略は大事だ。
好感度は稼げるだけ稼いでおいて損はない。
「中2日での登板ということで物議を醸しましたが、蓋を開けてみればまさかの右投げ! 圧倒的な投球で左投げと同等の結果を残しました!」
観客席から大きな拍手が聞こえてくる。
3部リーグながら満員御礼だ。
本拠地開幕戦とは言え、プロ野球の最下層でこれだからな。
改めて野球に狂った世界であることを認識させられる。
3部リーグでも当然のように中継があり、ヒーローインタビューまであるし。
ともあれ、そんな大観衆と画面の向こうの視聴者に向けて。
俺は恐縮するように後頭部に右手を添えながら頭を下げた。
「色々とご心配をおかけしてしまって申し訳ありません。自分としては子供の頃から両投げは普通だったもので、つい説明が不足してしまいました」
観客席からは苦笑気味の反応が返ってくる。
正直なところ、説明不足に関してはわざとだ。
話題性を強くするために敢えてそうした部分があった。
そして、この右投げこそが中2日で先発登板したことへの対外的な言い訳となる。
俺は幼少期から将来を見据え、両利きになれるように訓練してきた。
そのおかげで何の問題もなく両投げ両打ちができる状態になっている。
右でも左でもカンストしたステータスを十分に発揮することができるし、取得したスキルも全てしっかりと機能している。
【マニュアル操作】を持ち、【成長タイプ:マニュアル】特有のステータスによる動作矯正の存在を認識して利用したからこそ可能な芸当だ。
「肩に対する心配は小さくなりましたが、疲れはありませんでしたか?」
「ええ。前回も100球まで行ってませんからね。体力には自信がありますし」
【Total Vitality】カンストもそうだが、スキルの中には体力消費軽減・体力増強系のものもそれなりに存在していて、それらを可能な限り取得している。
おかげで、どれだけ疲れていても1日ゆっくり休めば体力はほぼ完全回復する。
【生得スキル】レベルのトンデモではないので疲労を完全になくすことはさすがにできないものの、日常生活にも非常に役立つスキルだ。
野手としても試合に出場しながらだと、中2日ぐらいが丁度いい。
更に【怪我しない】もあるので、どれだけ酷使しても肩をヤる危険はない。
たとえ左右を使い分けずとも、この起用法を取ることは十分可能だ。
……とは言え、それこそ世間から見れば非常識極まりないし、外聞が悪過ぎる。
それでも怪我をすること自体はないので最終的には結果で黙らせることもできなくはないだろうが、逆にそれはそれでおかしな話になってしまう。
無茶苦茶な起用で壊れることなく現役を全う。
異常過ぎて妙な勘繰りを受けかねない。
そうした面倒臭い事態を回避するために「右と左を交互に使っているから別に肩は酷使していないですよ」と世間に向けてアピールしている訳だ。
なので、登板数はローテーションピッチャーの2倍を上限で考えている。
投手の枚数が足りないなら俺が倍投げればいい、という訳だな。
勿論、倍というのはあくまでも理論上の話だ。
現行専属キャッチャーであるあーちゃんの……まあ、体調とかもあるからな。
「さすがに週2回とまではいかないと思いますが、今後も右と左を使い分けて高い頻度で先発登板していくつもりです」
最終的にはシーズン40から50試合ぐらいになると想定している。
中継ぎエースもかくやという登板数だ。
勿論、投球回は桁違いになるだろうけれども。
……尚、前世のレジェンド投手はそれ以上に投げている模様。
いや、本当に当時の選手はヤバい。
ただ、平均球速が上がっている現代野球で同じことをしたら早晩壊れるはずだ。
当時でさえ、鉄腕とまで評された選手が酷使の影響で苦しんでいたりするし。
「ちなみに、明日はピッチャーとキャッチャー以外で出場します。皆さん、明日の試合も応援よろしくお願いします」
キャッチャーの時も右投げなので、右で先発した次の試合は回避する予定だ。
軽くとは言え、ピッチャーへの返球で球数と同じぐらい投げる訳だからな。
左投げでも支障がない守備位置で試合に出るつもりでいる。
「野村秀治郎選手、ありがとうございました」
とりあえず、そこで一区切り。
インタビュアーのマイクが俺の隣に向く。
「続いて、キャッチャーとして野村秀治郎選手とバッテリーを組みつつ、5打数5安打4打点と大活躍を見せた鈴木茜選手にもお話を伺いたいと思います」
あーちゃんは無表情のまま小さくお辞儀をする。
明らかにヒーローインタビューの立ち位置を無視した俺との距離だが、その辺については完全にスルーされていた。
中継カメラも諦めて、画面にあーちゃんが半分ぐらい見切れていたことだろう。
「本日4四球の無安打という形になってしまった野村秀治郎選手の鬱憤を晴らすような素晴らしいご活躍でしたね」
「……ありがとうございます」
「どのようなことを考えて打席に入られたのですか?」
「しゅーく…………秀治郎が楽に投げることができるようにと、頑張りました」
これは、つい口から出た感じを装っているけど、わざとだな。
とは言え、さすがに試合にも野球にも関係ないそこの部分を広げるのは相手チームにも失礼なので、インタビュアーもプロのポーカーフェイスで流す。
しかし、観客席はちょっとざわついている。
うーむ。ネットに何かしら書かれそうだ。
俺とあーちゃんを追っかけるスレみたいのもできていたみたいだし。
「兼ねてから伺いたかったのですが、お2人は投球の際サインを交わしていませんよね? 何か特別な方法で意思疎通をしているのでしょうか」
「小細工は無用。しゅー君の考えてることは昔から何となく分かる……ます」
誇るように胸を張って告げてから、思い出したようにつけ加えるあーちゃん。
今度は諸にあだ名呼びしたけれども、こっちは完全に無意識だったな。
「成程。幼馴染としての経験という訳ですね」
「それと愛の力」
「おっと、これはご馳走様です」
「お粗末様です」
真面目な顔で頭を下げるあーちゃん。
美海ちゃんとのやり取りの中でやるようなネタが出てしまった。
勿論、仕込みではない。
まあ、見たところ観客には受けているようなので、これも一興か。
好青年ぶった俺なんかより自然体なあーちゃんの方が人気が出るかもしれない。
「では、最後に鈴木茜選手。今後の意気込みをお願いします」
「……秀治郎の女房役としてチームを盛り立てていきたいと思います」
「ありがとうございます! 今日のヒーロー、そしてヒロインは野村秀治郎選手と鈴木茜選手でした! 放送席どうぞ!」
WBW本戦が行われる年は期間が被らないように後ろ倒しになったりすることがあるものの、今年は通常通りの日程が組まれていて既に3試合消化済み。
プロ野球球団となって初めての公式戦を俺の先発完封勝利で飾った我らが村山マダーレッドサフフラワーズは、勢いそのままに3連勝していた。
そして今日。
4試合目の予告先発には野村秀治郎の名前が挙げられていたのだが……。
それが若干炎上気味に衆目を集めてしまっていた。
前回完投した17歳のピッチャーを中2日で登板させる。
嘘予告か。はたまた打者1人投げて即交代みたいな攪乱戦法でも取る気なのか。
そうでないなら、まさか未成年投手をプロの世界で酷使するつもりなのか、と。
まあ、その当人が正にローテーションを決める責任者たる投手コーチを兼任している事実もあって、大炎上というレベルにまでは至っていなかったが……。
その兼任投手コーチという立場に未成年を据えていることについても、改めて疑問を呈する人も出てきているのが現状だった。
しかし、それも今日で多少なり払拭することができただろう。
「放送席、放送席。並びに山形きらきらスタジアムにお集まりのファンの皆様、お待たせいたしました! ヒーローインタビューを行います!」
公式戦4戦目にして本拠地での開幕戦。
そんな試合に、俺は予告の通り中2日で先発し――。
「まずは87球無四球完封勝利を挙げました野村秀治郎選手にお話を伺います!」
インタビュアーが口にした通り、何の問題もなく9回を投げ切っていた。
守備練習を兼ねた打たせて取るピッチングながら、危なげなく完封勝利。
被安打はエラーになってもおかしくないような2安打のみ。
全体的に三振は少なめでゴロアウトがほとんど。
それ故に、球数90球未満と極めて省エネなピッチングとなった。
前世だったら100球未満での完封は特別な名前がついていたりするが、第1次世界大戦で分岐しているこの世界では特にそういったものはない。
大リーグの方でレジェンドの魂を持つ選手達がこれから何度も達成して話題になれば、もしかしたら何か区別するための呼称が生まれる可能性はあるが……。
まあ、これは余談だな。
「野村秀治郎選手、2勝目おめでとうございます!」
「ありがとうございます!」
人当たりのいい印象を与えられるように、笑顔でハキハキと応じる。
イメージ戦略は大事だ。
好感度は稼げるだけ稼いでおいて損はない。
「中2日での登板ということで物議を醸しましたが、蓋を開けてみればまさかの右投げ! 圧倒的な投球で左投げと同等の結果を残しました!」
観客席から大きな拍手が聞こえてくる。
3部リーグながら満員御礼だ。
本拠地開幕戦とは言え、プロ野球の最下層でこれだからな。
改めて野球に狂った世界であることを認識させられる。
3部リーグでも当然のように中継があり、ヒーローインタビューまであるし。
ともあれ、そんな大観衆と画面の向こうの視聴者に向けて。
俺は恐縮するように後頭部に右手を添えながら頭を下げた。
「色々とご心配をおかけしてしまって申し訳ありません。自分としては子供の頃から両投げは普通だったもので、つい説明が不足してしまいました」
観客席からは苦笑気味の反応が返ってくる。
正直なところ、説明不足に関してはわざとだ。
話題性を強くするために敢えてそうした部分があった。
そして、この右投げこそが中2日で先発登板したことへの対外的な言い訳となる。
俺は幼少期から将来を見据え、両利きになれるように訓練してきた。
そのおかげで何の問題もなく両投げ両打ちができる状態になっている。
右でも左でもカンストしたステータスを十分に発揮することができるし、取得したスキルも全てしっかりと機能している。
【マニュアル操作】を持ち、【成長タイプ:マニュアル】特有のステータスによる動作矯正の存在を認識して利用したからこそ可能な芸当だ。
「肩に対する心配は小さくなりましたが、疲れはありませんでしたか?」
「ええ。前回も100球まで行ってませんからね。体力には自信がありますし」
【Total Vitality】カンストもそうだが、スキルの中には体力消費軽減・体力増強系のものもそれなりに存在していて、それらを可能な限り取得している。
おかげで、どれだけ疲れていても1日ゆっくり休めば体力はほぼ完全回復する。
【生得スキル】レベルのトンデモではないので疲労を完全になくすことはさすがにできないものの、日常生活にも非常に役立つスキルだ。
野手としても試合に出場しながらだと、中2日ぐらいが丁度いい。
更に【怪我しない】もあるので、どれだけ酷使しても肩をヤる危険はない。
たとえ左右を使い分けずとも、この起用法を取ることは十分可能だ。
……とは言え、それこそ世間から見れば非常識極まりないし、外聞が悪過ぎる。
それでも怪我をすること自体はないので最終的には結果で黙らせることもできなくはないだろうが、逆にそれはそれでおかしな話になってしまう。
無茶苦茶な起用で壊れることなく現役を全う。
異常過ぎて妙な勘繰りを受けかねない。
そうした面倒臭い事態を回避するために「右と左を交互に使っているから別に肩は酷使していないですよ」と世間に向けてアピールしている訳だ。
なので、登板数はローテーションピッチャーの2倍を上限で考えている。
投手の枚数が足りないなら俺が倍投げればいい、という訳だな。
勿論、倍というのはあくまでも理論上の話だ。
現行専属キャッチャーであるあーちゃんの……まあ、体調とかもあるからな。
「さすがに週2回とまではいかないと思いますが、今後も右と左を使い分けて高い頻度で先発登板していくつもりです」
最終的にはシーズン40から50試合ぐらいになると想定している。
中継ぎエースもかくやという登板数だ。
勿論、投球回は桁違いになるだろうけれども。
……尚、前世のレジェンド投手はそれ以上に投げている模様。
いや、本当に当時の選手はヤバい。
ただ、平均球速が上がっている現代野球で同じことをしたら早晩壊れるはずだ。
当時でさえ、鉄腕とまで評された選手が酷使の影響で苦しんでいたりするし。
「ちなみに、明日はピッチャーとキャッチャー以外で出場します。皆さん、明日の試合も応援よろしくお願いします」
キャッチャーの時も右投げなので、右で先発した次の試合は回避する予定だ。
軽くとは言え、ピッチャーへの返球で球数と同じぐらい投げる訳だからな。
左投げでも支障がない守備位置で試合に出るつもりでいる。
「野村秀治郎選手、ありがとうございました」
とりあえず、そこで一区切り。
インタビュアーのマイクが俺の隣に向く。
「続いて、キャッチャーとして野村秀治郎選手とバッテリーを組みつつ、5打数5安打4打点と大活躍を見せた鈴木茜選手にもお話を伺いたいと思います」
あーちゃんは無表情のまま小さくお辞儀をする。
明らかにヒーローインタビューの立ち位置を無視した俺との距離だが、その辺については完全にスルーされていた。
中継カメラも諦めて、画面にあーちゃんが半分ぐらい見切れていたことだろう。
「本日4四球の無安打という形になってしまった野村秀治郎選手の鬱憤を晴らすような素晴らしいご活躍でしたね」
「……ありがとうございます」
「どのようなことを考えて打席に入られたのですか?」
「しゅーく…………秀治郎が楽に投げることができるようにと、頑張りました」
これは、つい口から出た感じを装っているけど、わざとだな。
とは言え、さすがに試合にも野球にも関係ないそこの部分を広げるのは相手チームにも失礼なので、インタビュアーもプロのポーカーフェイスで流す。
しかし、観客席はちょっとざわついている。
うーむ。ネットに何かしら書かれそうだ。
俺とあーちゃんを追っかけるスレみたいのもできていたみたいだし。
「兼ねてから伺いたかったのですが、お2人は投球の際サインを交わしていませんよね? 何か特別な方法で意思疎通をしているのでしょうか」
「小細工は無用。しゅー君の考えてることは昔から何となく分かる……ます」
誇るように胸を張って告げてから、思い出したようにつけ加えるあーちゃん。
今度は諸にあだ名呼びしたけれども、こっちは完全に無意識だったな。
「成程。幼馴染としての経験という訳ですね」
「それと愛の力」
「おっと、これはご馳走様です」
「お粗末様です」
真面目な顔で頭を下げるあーちゃん。
美海ちゃんとのやり取りの中でやるようなネタが出てしまった。
勿論、仕込みではない。
まあ、見たところ観客には受けているようなので、これも一興か。
好青年ぶった俺なんかより自然体なあーちゃんの方が人気が出るかもしれない。
「では、最後に鈴木茜選手。今後の意気込みをお願いします」
「……秀治郎の女房役としてチームを盛り立てていきたいと思います」
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