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第3章 絡み合う道
187 戦術的な勝敗
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氷で形成された全長約五十メートルの巨体を巧みに操り、同じ系統ながら意匠の異なる石の巨人目がけて巨大な氷の右腕で殴りかかる。
それをテネシスは掻い潜るように回避すると、石化から守るために背後に隠した氷の左手が掴むホウゲツ学園襲撃犯イアスの石像を奪い取ろうと両手を伸ばしてきた。
「させるかっ!」
その動作に合わせ、巨大な石の両腕を蹴り飛ばさんと右足を振り上げる。
が、テネシスは予測していたかのように手を引っ込めて攻撃を回避した。
直後、氷の足が複合発露の干渉を受けて石化していく。
「ちっ」
その光景に俺は舌打ちしつつ自ら右足を切り離し、即座に新たな脚部を作り出した。
もっとも、浮遊状態にある氷の巨人において、足は体を支えるためのものではない。
あくまでも使い易い武器の一つに過ぎない。
移動自体に差し支えはない。
そして使える四肢は、左手を封じられていて尚、二つ存在する。
だから俺は、ほぼ一瞬で完了する脚部の修復よりも更に早く。
相手の側面へと回り込みながら側宙するように回転して逆さになり、浮遊しているが故に容易く可能となる曲芸的な体勢から地面を掠めるように逆水平に手刀を放った。
俺とは対照的に地面に立たざるを得ない石巨人の足を掬うように。
通常の対人戦ならば、まずお目にかかれないだろう奇襲に近い一撃だ。
「余りなめるなよ、救世の転生者」
しかし、それもまた事前に察知されたかのように、テネシスに跳躍されて空を切る。
次いで、空中から踵落としの要領で放たれた蹴りが降ってきて、俺は逆さ状態から氷の左足をぶつけて軌道を逸らした。
同時に〈裂雲雷鳥・不羈〉によって距離を開き、体勢を立て直す。
そんな僅かな攻防の中でも互いに凍結と石化を受けた部分が存在しており、各々そこを剥離して巨人を修復しながら一旦仕切り直すように間を取った。
「ふううぅ……」
巨大な石の体躯から目を逸らすことなく身構えつつ、一つ深く息を吐く。
人間至上主義組織スプレマシー代表テネシス・コンヴェルト。やはり強敵だ。
難敵だった印象が強く残っている者達と比べても遜色ない。
俺がまだまだ未熟だった時に対峙した暴走状態のフェリト、サユキ。
精神干渉に特化していたライムさん。
ゾンビ的な感染による物量と超再生のルコちゃん。
そして、真っ向勝負で食らいついてきたレンリ。
勿論、それぞれ強さのベクトルは違うが……。
あるいは、デバフを使われて全力を出せない上に同系統の攻撃を仕かけられるというのは、もどかしいような感覚的な気持ち悪さという点では一番酷い気がする。
一見すると正面切っての戦いであるだけに特に。
「少しはイアスを渡す気になったか?」
そんな俺の歯痒さを察したように、泰然自若としたまま改めて問うてくるテネシス。
まだまだ余力を残しているように見える。
だが――。
「……いいや。お前を野放しにしてはおけない気持ちが強まっただけだっ!」
だからと言って引き下がる選択肢など、当然存在しない。
むしろ、今この場で確実に叩いておかなければならない相手だ。
俺は強く言い放つと一気に上空へと飛翔し、そこから急降下して彼の背後を取った。
そして、その位置で右の拳を引き絞る体勢を取る。
すると、今までのテネシスの反応からの推測通り、彼はその動きを察知して石の巨人がこちらを振り返ろうとする挙動を既に見せていた。
だが、これはあくまでもフェイントだ。
俺は石の巨躯がこちらを振り向く方向とは逆側の側面へと瞬時に回り込み、的の大きな胴体に叩きつけんと引き絞った拳を解き放った。
「捕らえたぞ、救世の転生者」
しかし、テネシスは体のほとんどを逆に向けたまま両手でそれを受け止める。
そのまま氷の巨腕を掴み取ると……。
彼は、己の両腕ごと固定するように石化の複合発露を発動させてきた。
表面の固定を優先させているのか一瞬にして正面の大部分が石と化していき、右腕の切り離しもできずに微動だにできなくなる。
「終わりだ」
「いいや、まだだ!」
そんな状況を前に、俺は即座に背後に回していた左腕と己のいる中心部のみを切り取るように引きはがして後方へと射出した。モジュール式脱出装置の如く。
そして石化されゆく抜け殻を盾代わりにして、その陰で新たな氷の巨人を作り出した。
修復完了から一瞬遅れて、完全に石化した巨人の成れの果てが崩れ去る。
同時に、俺は石化の影響を受けないように空へと飛び上がり、彼我の距離を一定に保ちつつも無作為な軌道で翔けた。
そうしながら、次なる一手を思索する。
現状、問題はフェリトの姉の暴走・複合発露〈不協調律・凶歌〉による大幅な弱体化もそうだが、何よりも攻撃を読まれてしまうことだ。
衰微して尚、速度自体は音速を優に超えている俺の動きにテネシスは悉く対応してくる。回避にしても、反撃にしても、よくここまで反応できるものだと思う。
その体捌きは、レンリ程とは行かずとも長年地道に鍛錬を重ねた者のそれであることは間違いない。業腹ながら、弛まず眼前にそびえる壁に挑み続けてきたことが分かる。
だが、その上で、たとえ身体強化を重ねていたとしても行動の予測が早過ぎる。
加えて直前の攻防にあった、後ろに目がついているかのような防ぎ方。
この流れには、覚えがあった。
それもつい最近のこと。
……そう。レンリとの一対一の時と同じだ。
「風を操る複合発露の力、だな」
予知染みた感知の種は、インシェの複合発露〈清風共生〉と見て間違いない。
俺の氷の粒子、レンリの水の粒子。
それらと同じことを周囲の空気を用いて行っているのだ。
とは言え、インシェが把握し、テネシスに伝えるのではタイムラグが大き過ぎる。
恐らくテネシスは、彼女とも少女契約を結んでいるのだろう。
しかも、隷属の矢を使用して強制するでもなく。
それは即ち、インシェが間違いなく己の意思で彼に従っていることを意味する。
「インシェさん……」
その事実を前に彼女の名を思わず馴染みのあるさん付けで呟いてしまい、改めて裏切られた思いを抱いて奥歯を噛み締める。
「……お優しいイサク様。この場はイアスを置いて引き下がるのが得策ですよ」
俺の小さな声を複合発露で聞き取ったらしく、インシェは諭すような口調でそう勧めてくる。当然ながら表情は見えない。声だけだ。
そんな彼女の言動を俺は一層嘆かわしく思い、眉間にしわを寄せながら口を噤んだ。
「イサク……姉さん……」
そんな中、俺の生身の体にできた影からフェリトの弱々しい呟きが聞こえてくる。
一つ息を鋭く吐き出す。口を開く。
「フェリト、俺に任せろ」
「……ん」
心に多少の躊躇いがあろうと、手足の動きも勝利への思索も鈍らせるつもりはない。
なすべきことはイアスの石像の保持、そしてテネシスの確保だけではない。
今度こそセレスさんを、操られた少女化魔物達を救い出す。
インシェを捕らえる。
理由を問い質すのも、糾弾するのも、それからでいい。
「次で、終わらせる」
予知染みた感知も種が割れれば、対処のしようはある。
だから、俺はそう告げると再度石の巨人へと攻撃を仕かけた。
先程と同じように一度人間の死角たる位置に入り込んでから、それをフェイントに氷の拳を強く握り締めて構えながら更に移動する。
「馬鹿の一つ覚え……何っ!?」
そんな俺に対して余裕を見せるように嘲りを口にしようとしたテネシスの言葉が、途中で驚愕に染まった声へと変わる。
まるで突然、敵の位置を把握できなくなってしまったかのように石の巨人が一瞬、硬直する。明確な隙が生じる。
「テネシス様、正面です!!」
焦燥と共にインシェが正解を告げるが、時既に遅し。
氷の右腕は石の巨人の胸部を破壊し……。
頑強な装甲が完膚なきまでに砕け散って内部の空間が露出したことにより、この石の巨躯を操っていたテネシスの姿が顕になった。
それをテネシスは掻い潜るように回避すると、石化から守るために背後に隠した氷の左手が掴むホウゲツ学園襲撃犯イアスの石像を奪い取ろうと両手を伸ばしてきた。
「させるかっ!」
その動作に合わせ、巨大な石の両腕を蹴り飛ばさんと右足を振り上げる。
が、テネシスは予測していたかのように手を引っ込めて攻撃を回避した。
直後、氷の足が複合発露の干渉を受けて石化していく。
「ちっ」
その光景に俺は舌打ちしつつ自ら右足を切り離し、即座に新たな脚部を作り出した。
もっとも、浮遊状態にある氷の巨人において、足は体を支えるためのものではない。
あくまでも使い易い武器の一つに過ぎない。
移動自体に差し支えはない。
そして使える四肢は、左手を封じられていて尚、二つ存在する。
だから俺は、ほぼ一瞬で完了する脚部の修復よりも更に早く。
相手の側面へと回り込みながら側宙するように回転して逆さになり、浮遊しているが故に容易く可能となる曲芸的な体勢から地面を掠めるように逆水平に手刀を放った。
俺とは対照的に地面に立たざるを得ない石巨人の足を掬うように。
通常の対人戦ならば、まずお目にかかれないだろう奇襲に近い一撃だ。
「余りなめるなよ、救世の転生者」
しかし、それもまた事前に察知されたかのように、テネシスに跳躍されて空を切る。
次いで、空中から踵落としの要領で放たれた蹴りが降ってきて、俺は逆さ状態から氷の左足をぶつけて軌道を逸らした。
同時に〈裂雲雷鳥・不羈〉によって距離を開き、体勢を立て直す。
そんな僅かな攻防の中でも互いに凍結と石化を受けた部分が存在しており、各々そこを剥離して巨人を修復しながら一旦仕切り直すように間を取った。
「ふううぅ……」
巨大な石の体躯から目を逸らすことなく身構えつつ、一つ深く息を吐く。
人間至上主義組織スプレマシー代表テネシス・コンヴェルト。やはり強敵だ。
難敵だった印象が強く残っている者達と比べても遜色ない。
俺がまだまだ未熟だった時に対峙した暴走状態のフェリト、サユキ。
精神干渉に特化していたライムさん。
ゾンビ的な感染による物量と超再生のルコちゃん。
そして、真っ向勝負で食らいついてきたレンリ。
勿論、それぞれ強さのベクトルは違うが……。
あるいは、デバフを使われて全力を出せない上に同系統の攻撃を仕かけられるというのは、もどかしいような感覚的な気持ち悪さという点では一番酷い気がする。
一見すると正面切っての戦いであるだけに特に。
「少しはイアスを渡す気になったか?」
そんな俺の歯痒さを察したように、泰然自若としたまま改めて問うてくるテネシス。
まだまだ余力を残しているように見える。
だが――。
「……いいや。お前を野放しにしてはおけない気持ちが強まっただけだっ!」
だからと言って引き下がる選択肢など、当然存在しない。
むしろ、今この場で確実に叩いておかなければならない相手だ。
俺は強く言い放つと一気に上空へと飛翔し、そこから急降下して彼の背後を取った。
そして、その位置で右の拳を引き絞る体勢を取る。
すると、今までのテネシスの反応からの推測通り、彼はその動きを察知して石の巨人がこちらを振り返ろうとする挙動を既に見せていた。
だが、これはあくまでもフェイントだ。
俺は石の巨躯がこちらを振り向く方向とは逆側の側面へと瞬時に回り込み、的の大きな胴体に叩きつけんと引き絞った拳を解き放った。
「捕らえたぞ、救世の転生者」
しかし、テネシスは体のほとんどを逆に向けたまま両手でそれを受け止める。
そのまま氷の巨腕を掴み取ると……。
彼は、己の両腕ごと固定するように石化の複合発露を発動させてきた。
表面の固定を優先させているのか一瞬にして正面の大部分が石と化していき、右腕の切り離しもできずに微動だにできなくなる。
「終わりだ」
「いいや、まだだ!」
そんな状況を前に、俺は即座に背後に回していた左腕と己のいる中心部のみを切り取るように引きはがして後方へと射出した。モジュール式脱出装置の如く。
そして石化されゆく抜け殻を盾代わりにして、その陰で新たな氷の巨人を作り出した。
修復完了から一瞬遅れて、完全に石化した巨人の成れの果てが崩れ去る。
同時に、俺は石化の影響を受けないように空へと飛び上がり、彼我の距離を一定に保ちつつも無作為な軌道で翔けた。
そうしながら、次なる一手を思索する。
現状、問題はフェリトの姉の暴走・複合発露〈不協調律・凶歌〉による大幅な弱体化もそうだが、何よりも攻撃を読まれてしまうことだ。
衰微して尚、速度自体は音速を優に超えている俺の動きにテネシスは悉く対応してくる。回避にしても、反撃にしても、よくここまで反応できるものだと思う。
その体捌きは、レンリ程とは行かずとも長年地道に鍛錬を重ねた者のそれであることは間違いない。業腹ながら、弛まず眼前にそびえる壁に挑み続けてきたことが分かる。
だが、その上で、たとえ身体強化を重ねていたとしても行動の予測が早過ぎる。
加えて直前の攻防にあった、後ろに目がついているかのような防ぎ方。
この流れには、覚えがあった。
それもつい最近のこと。
……そう。レンリとの一対一の時と同じだ。
「風を操る複合発露の力、だな」
予知染みた感知の種は、インシェの複合発露〈清風共生〉と見て間違いない。
俺の氷の粒子、レンリの水の粒子。
それらと同じことを周囲の空気を用いて行っているのだ。
とは言え、インシェが把握し、テネシスに伝えるのではタイムラグが大き過ぎる。
恐らくテネシスは、彼女とも少女契約を結んでいるのだろう。
しかも、隷属の矢を使用して強制するでもなく。
それは即ち、インシェが間違いなく己の意思で彼に従っていることを意味する。
「インシェさん……」
その事実を前に彼女の名を思わず馴染みのあるさん付けで呟いてしまい、改めて裏切られた思いを抱いて奥歯を噛み締める。
「……お優しいイサク様。この場はイアスを置いて引き下がるのが得策ですよ」
俺の小さな声を複合発露で聞き取ったらしく、インシェは諭すような口調でそう勧めてくる。当然ながら表情は見えない。声だけだ。
そんな彼女の言動を俺は一層嘆かわしく思い、眉間にしわを寄せながら口を噤んだ。
「イサク……姉さん……」
そんな中、俺の生身の体にできた影からフェリトの弱々しい呟きが聞こえてくる。
一つ息を鋭く吐き出す。口を開く。
「フェリト、俺に任せろ」
「……ん」
心に多少の躊躇いがあろうと、手足の動きも勝利への思索も鈍らせるつもりはない。
なすべきことはイアスの石像の保持、そしてテネシスの確保だけではない。
今度こそセレスさんを、操られた少女化魔物達を救い出す。
インシェを捕らえる。
理由を問い質すのも、糾弾するのも、それからでいい。
「次で、終わらせる」
予知染みた感知も種が割れれば、対処のしようはある。
だから、俺はそう告げると再度石の巨人へと攻撃を仕かけた。
先程と同じように一度人間の死角たる位置に入り込んでから、それをフェイントに氷の拳を強く握り締めて構えながら更に移動する。
「馬鹿の一つ覚え……何っ!?」
そんな俺に対して余裕を見せるように嘲りを口にしようとしたテネシスの言葉が、途中で驚愕に染まった声へと変わる。
まるで突然、敵の位置を把握できなくなってしまったかのように石の巨人が一瞬、硬直する。明確な隙が生じる。
「テネシス様、正面です!!」
焦燥と共にインシェが正解を告げるが、時既に遅し。
氷の右腕は石の巨人の胸部を破壊し……。
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