774 / 830
後日談 その2 出世の果てに
漫画とお仕事
しおりを挟む
仕事を受けて、早1ヶ月。オレは漫画を読んで笑っていた。
ひとしきり漫画を読んで、伸びをする。
久しぶりに読む漫画は最高だ。
「そろそろ、見回りにいくか」
小さく呟いたあと、部屋に据え付けられた魔法のベルを鳴らし、部屋を出る。
「何かご用ですかな。王子」
すぐさま、1人の小柄な老人が出迎えてくれた。車輪のついた鳥かごを車椅子代わりにしている老人クワァイツ。ヨラン王が仕事の相談役としてつけてくれた人だ。
ちなみに彼が乗っている鳥かごの中には、ツルハシを持ったモグラ……土の精霊ノームがいる。ノームは鳥かごを押して動かす役目だ。もっとも、ノームが押さなくても鳥かごは動く。というよりノームが抵抗しても鳥かごは動く。別にノームは必要なくて、ただ遊んでいるだけらしい。
「舞踏会場を見に行こうと思ってね」
「では、ただちに準備をしましょう」
オレの言葉を受けて、すぐさま小型の馬車が手配されて、舞踏会場まで進んでくれる。
別に一人で行ってもいいのだが、役人への指示があるときにクワァイツがいると助かるのだ。
当初の予感とは裏腹に、仕事は楽勝だった。何処に行っても納期に追われる我が人生。
ところがどっこい、オレには頼れる同僚と、ヨラン王が手配してくれた役人団という力強い味方がいた。それらがあって、オレは楽勝に仕事を進めることができている。
「おぉ、王子」
舞踏会場に行くと、ガタイのいい大工が駆け寄ってくる。現場の大工を取りまとめるオンジェ親方だ。
「順調ですか?」
「えぇ。王子が手配してくれたおかげで、予定よりも早く終わるかもしれません」
「くれぐれも無理しないよう、事故に気を付けて下さい」
オレの言葉に親方は自分のハゲ頭をぱしりと叩いて笑う。
親方をはじめとする大工達は、王子であるオレと自由に話せる許可をだしたことや、人員を増やしたことで、とても協力的になった。
そう。オレは人員を追加した。
仕事を受けて最初にやった状況調査で、大工の不足が明らかになったからだ。
モードザンルは代わりがいくらでもいると言っていたが、現実はそうでなかった。
大工は誰でも良いわけではない。王城の仕事をするからには、身元がしっかりした者である必要がある。そして、それなりの腕前も要求される。
加えて今は王城のあちこちで修繕作業をはじめとした工事が進められている。それぞれの場を仕切る親方は、現場監督となる役人に急かされるなか、怪我などで不足しがちな大工を手配するのにやっきだった。
そんな状況で、オレは他の工事現場から人を引き抜くことで問題をクリアした。
引き抜いたのは、数多くある中でも話が通しやすい現場。
一つはミズキの願いで作成中の飛行船。もう一つは、カガミの要求により増設される温室だ。
カガミとミズキに了承を得たのち、現場監督の役人と場を仕切る親方へと話をした。
王子であるオレが直接話をしたことが親方達には嬉しかったらしい。すぐに人員を拠出してくれた。
「王子、報告書でございます」
親方との雑談を終えたタイミングで、舞踏会場の整備を担当する役人から報告書を受け取る。担当しているのはテオルポ。ノアの名前を出して鞭を振るっていた貴族だ。
工事が終了したのちに大工達へ謝罪すること、そして現場監督を全うすることを条件に、オレに鞭を振るった件は不問にする約束をした。
引き継ぎの手間を考えればテオルポにそのまま仕事をさせたほうが良いという判断だ。
オンジェ親方は不満そうだったが、彼に直接オレと話をする許可を与え、そしてテオルポに監視をつけるという提案で納得してくれた。
「では、後はよろしく」
ひとしきり報告を受けてオレは舞踏会場を後にする。
ちらりと大工仕事を手伝っているトッキーとピッキーの姿が見えた。本当に頑張り屋だ。
そして、次の目的地に向かうことにした。
「リーダ様、何かあればお呼び頂くだけで宜しかったのですが」
オレが王城の一室に顔を出すと、役人の一人が近づいてくる。
彼女の名前は、ヴェリア。クワァイツが手配した役人の一人で、今回はノアの誕生日における舞踏会場の設営準備をお願いしている。
「いえ。様子を見に来ただけですので」
「左様でしたか。全て順調にございます。これも、皆様のおかげにございます」
ヴェリアが周りの役人に指示をだしつつ言った。
そうなのだ。誕生日会の準備には、同僚達やレイネアンナにも協力をお願いしている。立っている者は親でも使えという精神だ。
というより、オレ一人が働くのは嫌なので巻き込んだ。
「あっ、リーダ、来ていたんですね」
そんなカガミがこちらにやって来る。
「まぁね。様子を見にね。順調でなにより、プレインとミズキは?」
「プレイン君は音楽隊と練習中です。ミズキはノアちゃんと遠乗りにいくらしいですよ。ところでリーダ……」
「そっか。まぁ、んじゃ、カガミ君も頑張ってくれたまえ」
何か小言を言われそうな予感がしたので、その場をそそくさと後にした。
とりあえず、仕事は順調。
人に任せているおかげで時間はたっぷり余る。
もちろんオレも仕事を頑張っている。この1ヶ月、職人の手配に、クワァイツが持ち込む諸々の仕事……さらにはタイウァス神の手伝いもしたのだ。
タイワァス神に頼まれて、1回元の世界にもどり、いろいろとテストをした。
経過時間や、持ち込める品などの確認だ。
2つの世界の座標を調整したいとタイウァス神が言うので協力した。
その時に、ついでに漫画を大人買いして戻ってきた。
おかげで1ヶ月の間、漫画を読んでゴロゴロするという至福の時間をすごせた。
ちなみにスマホなどは持ち込めない。というよりバッテリーがあるものは持ち込めないのだ。タイウァスは、バッテリーが持つエネルギー量が巨大で危険だから弾いていると言っていた。
「次は歴史ものを買ってこようかな。あの全60巻のやつ、1回一気読みしたかったしな」
「何か言われましたかな?」
帰りの馬車で、これからの事を考えていたら思わず口に出ていた。
「あぁ、いえ。ちょっと予定を少し……」
同乗したクワァイツにあわてて弁明する。
そして部屋に戻る。
「では、王子。こちらの手紙をお願いしますじゃ。分からない事があれば何時でもお呼びを」
そう言ったクワァイツから手紙束を受け取って、部屋に入る。
手紙の文面を見ると、誕生日会の招待状のようだ。オレはこれにサインする。前もやったから問題無い。
それほど時間をかけずに全部のサインを終えて、クワァイツに渡したのち、オレは漫画を手に取った。
さてと、のんびり時間の再開だ。
ひとしきり漫画を読んで、伸びをする。
久しぶりに読む漫画は最高だ。
「そろそろ、見回りにいくか」
小さく呟いたあと、部屋に据え付けられた魔法のベルを鳴らし、部屋を出る。
「何かご用ですかな。王子」
すぐさま、1人の小柄な老人が出迎えてくれた。車輪のついた鳥かごを車椅子代わりにしている老人クワァイツ。ヨラン王が仕事の相談役としてつけてくれた人だ。
ちなみに彼が乗っている鳥かごの中には、ツルハシを持ったモグラ……土の精霊ノームがいる。ノームは鳥かごを押して動かす役目だ。もっとも、ノームが押さなくても鳥かごは動く。というよりノームが抵抗しても鳥かごは動く。別にノームは必要なくて、ただ遊んでいるだけらしい。
「舞踏会場を見に行こうと思ってね」
「では、ただちに準備をしましょう」
オレの言葉を受けて、すぐさま小型の馬車が手配されて、舞踏会場まで進んでくれる。
別に一人で行ってもいいのだが、役人への指示があるときにクワァイツがいると助かるのだ。
当初の予感とは裏腹に、仕事は楽勝だった。何処に行っても納期に追われる我が人生。
ところがどっこい、オレには頼れる同僚と、ヨラン王が手配してくれた役人団という力強い味方がいた。それらがあって、オレは楽勝に仕事を進めることができている。
「おぉ、王子」
舞踏会場に行くと、ガタイのいい大工が駆け寄ってくる。現場の大工を取りまとめるオンジェ親方だ。
「順調ですか?」
「えぇ。王子が手配してくれたおかげで、予定よりも早く終わるかもしれません」
「くれぐれも無理しないよう、事故に気を付けて下さい」
オレの言葉に親方は自分のハゲ頭をぱしりと叩いて笑う。
親方をはじめとする大工達は、王子であるオレと自由に話せる許可をだしたことや、人員を増やしたことで、とても協力的になった。
そう。オレは人員を追加した。
仕事を受けて最初にやった状況調査で、大工の不足が明らかになったからだ。
モードザンルは代わりがいくらでもいると言っていたが、現実はそうでなかった。
大工は誰でも良いわけではない。王城の仕事をするからには、身元がしっかりした者である必要がある。そして、それなりの腕前も要求される。
加えて今は王城のあちこちで修繕作業をはじめとした工事が進められている。それぞれの場を仕切る親方は、現場監督となる役人に急かされるなか、怪我などで不足しがちな大工を手配するのにやっきだった。
そんな状況で、オレは他の工事現場から人を引き抜くことで問題をクリアした。
引き抜いたのは、数多くある中でも話が通しやすい現場。
一つはミズキの願いで作成中の飛行船。もう一つは、カガミの要求により増設される温室だ。
カガミとミズキに了承を得たのち、現場監督の役人と場を仕切る親方へと話をした。
王子であるオレが直接話をしたことが親方達には嬉しかったらしい。すぐに人員を拠出してくれた。
「王子、報告書でございます」
親方との雑談を終えたタイミングで、舞踏会場の整備を担当する役人から報告書を受け取る。担当しているのはテオルポ。ノアの名前を出して鞭を振るっていた貴族だ。
工事が終了したのちに大工達へ謝罪すること、そして現場監督を全うすることを条件に、オレに鞭を振るった件は不問にする約束をした。
引き継ぎの手間を考えればテオルポにそのまま仕事をさせたほうが良いという判断だ。
オンジェ親方は不満そうだったが、彼に直接オレと話をする許可を与え、そしてテオルポに監視をつけるという提案で納得してくれた。
「では、後はよろしく」
ひとしきり報告を受けてオレは舞踏会場を後にする。
ちらりと大工仕事を手伝っているトッキーとピッキーの姿が見えた。本当に頑張り屋だ。
そして、次の目的地に向かうことにした。
「リーダ様、何かあればお呼び頂くだけで宜しかったのですが」
オレが王城の一室に顔を出すと、役人の一人が近づいてくる。
彼女の名前は、ヴェリア。クワァイツが手配した役人の一人で、今回はノアの誕生日における舞踏会場の設営準備をお願いしている。
「いえ。様子を見に来ただけですので」
「左様でしたか。全て順調にございます。これも、皆様のおかげにございます」
ヴェリアが周りの役人に指示をだしつつ言った。
そうなのだ。誕生日会の準備には、同僚達やレイネアンナにも協力をお願いしている。立っている者は親でも使えという精神だ。
というより、オレ一人が働くのは嫌なので巻き込んだ。
「あっ、リーダ、来ていたんですね」
そんなカガミがこちらにやって来る。
「まぁね。様子を見にね。順調でなにより、プレインとミズキは?」
「プレイン君は音楽隊と練習中です。ミズキはノアちゃんと遠乗りにいくらしいですよ。ところでリーダ……」
「そっか。まぁ、んじゃ、カガミ君も頑張ってくれたまえ」
何か小言を言われそうな予感がしたので、その場をそそくさと後にした。
とりあえず、仕事は順調。
人に任せているおかげで時間はたっぷり余る。
もちろんオレも仕事を頑張っている。この1ヶ月、職人の手配に、クワァイツが持ち込む諸々の仕事……さらにはタイウァス神の手伝いもしたのだ。
タイワァス神に頼まれて、1回元の世界にもどり、いろいろとテストをした。
経過時間や、持ち込める品などの確認だ。
2つの世界の座標を調整したいとタイウァス神が言うので協力した。
その時に、ついでに漫画を大人買いして戻ってきた。
おかげで1ヶ月の間、漫画を読んでゴロゴロするという至福の時間をすごせた。
ちなみにスマホなどは持ち込めない。というよりバッテリーがあるものは持ち込めないのだ。タイウァスは、バッテリーが持つエネルギー量が巨大で危険だから弾いていると言っていた。
「次は歴史ものを買ってこようかな。あの全60巻のやつ、1回一気読みしたかったしな」
「何か言われましたかな?」
帰りの馬車で、これからの事を考えていたら思わず口に出ていた。
「あぁ、いえ。ちょっと予定を少し……」
同乗したクワァイツにあわてて弁明する。
そして部屋に戻る。
「では、王子。こちらの手紙をお願いしますじゃ。分からない事があれば何時でもお呼びを」
そう言ったクワァイツから手紙束を受け取って、部屋に入る。
手紙の文面を見ると、誕生日会の招待状のようだ。オレはこれにサインする。前もやったから問題無い。
それほど時間をかけずに全部のサインを終えて、クワァイツに渡したのち、オレは漫画を手に取った。
さてと、のんびり時間の再開だ。
0
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
異世界召喚されました……断る!
K1-M
ファンタジー
【第3巻 令和3年12月31日】
【第2巻 令和3年 8月25日】
【書籍化 令和3年 3月25日】
会社を辞めて絶賛無職中のおっさん。気が付いたら知らない空間に。空間の主、女神の説明によると、とある異世界の国の召喚魔法によりおっさんが喚ばれてしまったとの事。お約束通りチートをもらって若返ったおっさんの冒険が今始ま『断るっ!』
※ステータスの毎回表記は序盤のみです。

異世界に来たからといってヒロインとは限らない
あろまりん
ファンタジー
※ようやく修正終わりました!加筆&纏めたため、26~50までは欠番とします(笑)これ以降の番号振り直すなんて無理!
ごめんなさい、変な番号降ってますが、内容は繋がってますから許してください!!!※
ファンタジー小説大賞結果発表!!!
\9位/ ٩( 'ω' )و \奨励賞/
(嬉しかったので自慢します)
書籍化は考えていま…いな…してみたく…したいな…(ゲフンゲフン)
変わらず応援して頂ければと思います。よろしくお願いします!
(誰かイラスト化してくれる人いませんか?)←他力本願
※誤字脱字報告につきましては、返信等一切しませんのでご了承ください。しかるべき時期に手直しいたします。
* * *
やってきました、異世界。
学生の頃は楽しく読みました、ラノベ。
いえ、今でも懐かしく読んでます。
好きですよ?異世界転移&転生モノ。
だからといって自分もそうなるなんて考えませんよね?
『ラッキー』と思うか『アンラッキー』と思うか。
実際来てみれば、乙女ゲームもかくやと思う世界。
でもね、誰もがヒロインになる訳じゃないんですよ、ホント。
モブキャラの方が楽しみは多いかもしれないよ?
帰る方法を探して四苦八苦?
はてさて帰る事ができるかな…
アラフォー女のドタバタ劇…?かな…?
***********************
基本、ノリと勢いで書いてます。
どこかで見たような展開かも知れません。
暇つぶしに書いている作品なので、多くは望まないでくださると嬉しいです。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる