578 / 830
第二十七章 伝説の、真相
そつぎょうおめでとう
しおりを挟む
後に跳ぶノア、それを追いかけるように踏み込む黒い鎧姿。
2人はオレのすぐ横をすり抜ける。一瞬の出来事に体が反応しない。
「姫様!」
ハロルドが叫び、黒い鎧姿とノアの間に割り込もうと飛び出した。
同じように、灰色の鎧に身を包んだサムソンもノアの前へと飛び込もうとした。
さらにミズキも。
だが、ハロルドはヴェールで顔を隠した女性に、サムソンはオレ達と一緒に部屋に入ったゴリラと数匹の猿に阻まれる。
『ガァン』
ミズキの振るった剣は黒い鎧姿を捉えるが、その攻撃は通じない。
突進する奴を止めることができなかった。
「ギャーッハッハ!」
頭上から狂ったような笑い声が響く。
そんな中、黒い鎧姿の拳がノアの顔面めがけて振り下ろされた。
ノアは無表情で剣を横に構え、攻撃を受け止める姿勢で覚悟していた。
「カボゥ」
ところが、ノアの背後から意外な存在が飛び出した。
カーバンクルだ。
黒い鎧姿の拳がノアの構えた赤い剣に当たると思われた瞬間、薄く緑に光る壁が出現する。
『ガゴォォォン』
半透明で、半球状の壁は黒い鎧姿の拳を受け止めた。
いや……半球状の壁と、拳の間に、真っ白い本がある。
本越しにノアを殴りつけようとしたのか?
「ノアノア!」
攻撃が止まった隙に、ミズキが再び黒い鎧姿へと剣を振るう。
今度は、菱形の刃を高速回転させ、チェーンソーのように破壊力を増した状態だ。
しかし、その攻撃は黒い鎧姿に届かない。
フードを被った黒いローブの女性が、背後からミズキに襲いかかったのだ。
彼女の背後から複数の腕が伸び、ミズキを襲う。
ミズキはかろうじて攻撃を避けたが、ノアから離れてしまった。
「チィ。こやつ、手強い」
ハロルドが苦戦している。ハロルドはなんとかノアに近づこうとがんばっていた。だが、両手に剣をもった女性の軽やかな動きに上手くいなされ近づけない。
サムソンも力負けして、ゆるゆるとノアから離れるように追いやられていた。
『カァン』
金属の響く音がした。
プレインは大きく飛び上がり弓で黒い鎧姿を射ったようだ。だが、その攻撃は通じず矢ははじかれてしまった。そのうえ、同じように飛び上がった仮面を被った男に蹴り落とされてしまう。
カガミは?
彼女は網に絡み取られていた。鳥かごに座った人物が、杖をカガミに向けている様子から、奴がやったようだ。
この状況で、イオタイトを始め動かず、様子を見ている数人の人影。多勢に無勢だ。
「スライフ」
援軍として黄昏の者であるスライフを呼ぶ。
これでもまだオレ達の方が少ない。しかも、どいつも相当強い。
「確かに! 詠唱せず……素晴らしい」
感嘆の声が聞こえ、それと合わせて数人が距離をとった。
隙ができた。
すぐに、影から剣を取り出し、鳥かごに座った人物に投げつける。
狙った通りだ。剣は奴の杖に当たり、カガミに絡みついていた網が消える。
今のうちだ。あとは、逃げる道だ。
こんな奴らといつまでも戦っていられない。
ノアが攻撃され、カガミの拘束が解けるまで、それはほんの短い時間の出来事だった。
しかし、その短い時の間も、状況は刻々と変わっていく。
予想外に、予想外の出来事が続く。
「ギャッ、ギャッ」
黒い鎧姿と、ノアの眼前に突如出現した半球状の壁、それに挟まれるように位置していた白い本から、飛び出した何かが奇声を上げた。
それは、黒い人の形をした霧に見えた。
さらに、その人型をした霧の頭を、黒い鎧姿が掴みとり地面に叩きつける。
『バシュゥゥゥ』
すると人型をした霧は、空気の抜けるような音を立てて消えてしまった。
「戯れだ。ギャッハッハ。カーバンクルを試しただけだ」
何事かと思ったと同時、椅子に座る男の笑い声が響く。
戯れ? カーバンクルを試す?
どういうことかは分からない。だが、本気でノアを襲うつもりでは無いことはわかった。
証拠に、攻撃は止み、黒い鎧姿をはじめ全員が何事もなかったかのように距離を取った。
「これが、遊びか!」
ハロルドが怒声をあげる。
「ギャッハッハ。ちょっとした戯れだ。だが、収穫はあった。カーバンクルは十分に機能し、お前達の実力も興味深い」
響き渡るハロルドの怒声をあざ笑うように、椅子に座る男が答えた。
それにしても、何を言っているんだ?
戯れってことは、遊びで殴りかかったっていうのか。
だが、ここは引き下がるしかない。あのまま戦っていたら全滅していた。
「あの壁は、カーバンクルが?」
仕方ないと、心を落ち着け情報収集に気持ちを切り替える。
正直なところ、二度と会いたくない。
でも、今のうちは……この際だ。得られる物は得ておきたい。
カーバンクルの機能とやらを知っておきたい。
「あぁ。カーバンクルの額に宿る力は、魔法を喰らい、主人を傷つける全てを拒絶する。預言書に潜む侍従も拒絶した。予想通りだ」
「預言書?」
「ノアサリーナの足下に落ちている白い本だ。世界中の脳足りん共が、あくせく必死に従う命令書だ。それもくれてやる。もっとも役には立ちそうもないがな」
何で出来ているのか分からない。本当に汚れ1つない真っ白い本だ。持ち上げると異常に軽い。
「あの……本から飛び出した魔物は?」
オレが本を拾い上げたと同時、カガミが質問する。
そういえば、何か飛び出していたな。また同じような事があったら嫌だ。不安は払拭しておきたい。
「侍従……だ。呪い子に、自らを侍従と呼ぶ存在が付き従うように、預言書にも侍従が潜んでいる」
呪い子に付き従う侍従……ミランダが、ロンロの事を侍従だと言っていたな。
「同じ……同じ侍従?」
「ギャッハッハ。俺は同じ奴らだと思っている。統一王朝……いや、病の王国モルススが仕組んだ計略の一巻であると考えている」
モルスス……魔法の究極に近づいた国か。世界中に、毒をばらまいたという。
そして、イ・アやパルパランが所属する国。
「モルススと戦っているのか?」
「はっ。見つかるのは、呪い子と、預言書の侍従ばかり、相手にすらされておらぬわ」
吐き捨てるように言い放つ椅子に座った男の言葉に、いらだちが見て取れた。
薄々分かってはいたけれど、オレ達はレアな敵に襲われているんだな。
共闘を持ち出すか……。相手にされていないという言葉に含まれた感じから、話に乗ってきそうな気がする。
どうしたものか……。
「リーダ?」
白い本を手に考えていると、ノアがオレに声をかけてきた。
そうだな。
共闘の話は止めておこう。カーバンクルを試すためにノアへと殴りかかるような奴らだ。事情が変わったとか言われて裏切られてはたまらない。
「何でも無いよ。ノアは大丈夫?」
「うん。カーバンクルが助けてくれたよ」
「カボゥ」
小声で確認したところ、ノアもカーバンクルも、両方とも平気そうだ。カーバンクルはノアの肩に前足でぶら下がっている。
「帰ろうか?」
同僚達に、小声で聞くと皆が頷いた。
「そろそろ、帰るか?」
小声での会話に気がついたのか、椅子に座る男がそう言った。
この人、オレ達に背を向けているのに、どうやってこちらの様子を見ているのだろう。特に周りに反射するものはない。鏡ごしに見ているというわけでもなさそうだ。
それに、やっぱり、この人の声は聞いたことあるよな。
どこで聞いたんだっけかな……。
「えぇ。黒本の提供、ありがとうございました」
「ギャッハッハ。俺も面白かった。では、イオタイト、送ってやれ」
「了解しました」
イオタイトがスッとオレ達に近づいてきた。それから、手で出口を指し示す。
「そうだ……イオタイト。割り符を渡しておけ」
椅子に座る男の声を受けて、イオタイトが胸元から、小さな木片を取り出す。
スプリキト魔法大学で、黒本エニエルに挟んであったものと同じものだ。
「これは?」
「それを折れば、我々に連絡がくる」
「ギャッハッハ。また語らおうではないか」
イオタイトの説明に被せるように、上機嫌な椅子に座る男の声が聞こえた。
何が語らおうだ。いきなり殴りかかるような物騒な奴らとは、かかわりたくない。
「えぇ。そのうち」
とはいえ、けんか腰になる必要もない。
当たり障りのない言葉でお茶を濁すことにした。
そして、部屋から出る。
「そうだった。言い忘れていた」
部屋から出た直後、椅子に座る男の声が聞こえた。
「卒業おめでとう。ギャーッハッハッハッハ」
思わず振り返ったオレに、狂ったような笑い声と言葉が聞こえた。
2人はオレのすぐ横をすり抜ける。一瞬の出来事に体が反応しない。
「姫様!」
ハロルドが叫び、黒い鎧姿とノアの間に割り込もうと飛び出した。
同じように、灰色の鎧に身を包んだサムソンもノアの前へと飛び込もうとした。
さらにミズキも。
だが、ハロルドはヴェールで顔を隠した女性に、サムソンはオレ達と一緒に部屋に入ったゴリラと数匹の猿に阻まれる。
『ガァン』
ミズキの振るった剣は黒い鎧姿を捉えるが、その攻撃は通じない。
突進する奴を止めることができなかった。
「ギャーッハッハ!」
頭上から狂ったような笑い声が響く。
そんな中、黒い鎧姿の拳がノアの顔面めがけて振り下ろされた。
ノアは無表情で剣を横に構え、攻撃を受け止める姿勢で覚悟していた。
「カボゥ」
ところが、ノアの背後から意外な存在が飛び出した。
カーバンクルだ。
黒い鎧姿の拳がノアの構えた赤い剣に当たると思われた瞬間、薄く緑に光る壁が出現する。
『ガゴォォォン』
半透明で、半球状の壁は黒い鎧姿の拳を受け止めた。
いや……半球状の壁と、拳の間に、真っ白い本がある。
本越しにノアを殴りつけようとしたのか?
「ノアノア!」
攻撃が止まった隙に、ミズキが再び黒い鎧姿へと剣を振るう。
今度は、菱形の刃を高速回転させ、チェーンソーのように破壊力を増した状態だ。
しかし、その攻撃は黒い鎧姿に届かない。
フードを被った黒いローブの女性が、背後からミズキに襲いかかったのだ。
彼女の背後から複数の腕が伸び、ミズキを襲う。
ミズキはかろうじて攻撃を避けたが、ノアから離れてしまった。
「チィ。こやつ、手強い」
ハロルドが苦戦している。ハロルドはなんとかノアに近づこうとがんばっていた。だが、両手に剣をもった女性の軽やかな動きに上手くいなされ近づけない。
サムソンも力負けして、ゆるゆるとノアから離れるように追いやられていた。
『カァン』
金属の響く音がした。
プレインは大きく飛び上がり弓で黒い鎧姿を射ったようだ。だが、その攻撃は通じず矢ははじかれてしまった。そのうえ、同じように飛び上がった仮面を被った男に蹴り落とされてしまう。
カガミは?
彼女は網に絡み取られていた。鳥かごに座った人物が、杖をカガミに向けている様子から、奴がやったようだ。
この状況で、イオタイトを始め動かず、様子を見ている数人の人影。多勢に無勢だ。
「スライフ」
援軍として黄昏の者であるスライフを呼ぶ。
これでもまだオレ達の方が少ない。しかも、どいつも相当強い。
「確かに! 詠唱せず……素晴らしい」
感嘆の声が聞こえ、それと合わせて数人が距離をとった。
隙ができた。
すぐに、影から剣を取り出し、鳥かごに座った人物に投げつける。
狙った通りだ。剣は奴の杖に当たり、カガミに絡みついていた網が消える。
今のうちだ。あとは、逃げる道だ。
こんな奴らといつまでも戦っていられない。
ノアが攻撃され、カガミの拘束が解けるまで、それはほんの短い時間の出来事だった。
しかし、その短い時の間も、状況は刻々と変わっていく。
予想外に、予想外の出来事が続く。
「ギャッ、ギャッ」
黒い鎧姿と、ノアの眼前に突如出現した半球状の壁、それに挟まれるように位置していた白い本から、飛び出した何かが奇声を上げた。
それは、黒い人の形をした霧に見えた。
さらに、その人型をした霧の頭を、黒い鎧姿が掴みとり地面に叩きつける。
『バシュゥゥゥ』
すると人型をした霧は、空気の抜けるような音を立てて消えてしまった。
「戯れだ。ギャッハッハ。カーバンクルを試しただけだ」
何事かと思ったと同時、椅子に座る男の笑い声が響く。
戯れ? カーバンクルを試す?
どういうことかは分からない。だが、本気でノアを襲うつもりでは無いことはわかった。
証拠に、攻撃は止み、黒い鎧姿をはじめ全員が何事もなかったかのように距離を取った。
「これが、遊びか!」
ハロルドが怒声をあげる。
「ギャッハッハ。ちょっとした戯れだ。だが、収穫はあった。カーバンクルは十分に機能し、お前達の実力も興味深い」
響き渡るハロルドの怒声をあざ笑うように、椅子に座る男が答えた。
それにしても、何を言っているんだ?
戯れってことは、遊びで殴りかかったっていうのか。
だが、ここは引き下がるしかない。あのまま戦っていたら全滅していた。
「あの壁は、カーバンクルが?」
仕方ないと、心を落ち着け情報収集に気持ちを切り替える。
正直なところ、二度と会いたくない。
でも、今のうちは……この際だ。得られる物は得ておきたい。
カーバンクルの機能とやらを知っておきたい。
「あぁ。カーバンクルの額に宿る力は、魔法を喰らい、主人を傷つける全てを拒絶する。預言書に潜む侍従も拒絶した。予想通りだ」
「預言書?」
「ノアサリーナの足下に落ちている白い本だ。世界中の脳足りん共が、あくせく必死に従う命令書だ。それもくれてやる。もっとも役には立ちそうもないがな」
何で出来ているのか分からない。本当に汚れ1つない真っ白い本だ。持ち上げると異常に軽い。
「あの……本から飛び出した魔物は?」
オレが本を拾い上げたと同時、カガミが質問する。
そういえば、何か飛び出していたな。また同じような事があったら嫌だ。不安は払拭しておきたい。
「侍従……だ。呪い子に、自らを侍従と呼ぶ存在が付き従うように、預言書にも侍従が潜んでいる」
呪い子に付き従う侍従……ミランダが、ロンロの事を侍従だと言っていたな。
「同じ……同じ侍従?」
「ギャッハッハ。俺は同じ奴らだと思っている。統一王朝……いや、病の王国モルススが仕組んだ計略の一巻であると考えている」
モルスス……魔法の究極に近づいた国か。世界中に、毒をばらまいたという。
そして、イ・アやパルパランが所属する国。
「モルススと戦っているのか?」
「はっ。見つかるのは、呪い子と、預言書の侍従ばかり、相手にすらされておらぬわ」
吐き捨てるように言い放つ椅子に座った男の言葉に、いらだちが見て取れた。
薄々分かってはいたけれど、オレ達はレアな敵に襲われているんだな。
共闘を持ち出すか……。相手にされていないという言葉に含まれた感じから、話に乗ってきそうな気がする。
どうしたものか……。
「リーダ?」
白い本を手に考えていると、ノアがオレに声をかけてきた。
そうだな。
共闘の話は止めておこう。カーバンクルを試すためにノアへと殴りかかるような奴らだ。事情が変わったとか言われて裏切られてはたまらない。
「何でも無いよ。ノアは大丈夫?」
「うん。カーバンクルが助けてくれたよ」
「カボゥ」
小声で確認したところ、ノアもカーバンクルも、両方とも平気そうだ。カーバンクルはノアの肩に前足でぶら下がっている。
「帰ろうか?」
同僚達に、小声で聞くと皆が頷いた。
「そろそろ、帰るか?」
小声での会話に気がついたのか、椅子に座る男がそう言った。
この人、オレ達に背を向けているのに、どうやってこちらの様子を見ているのだろう。特に周りに反射するものはない。鏡ごしに見ているというわけでもなさそうだ。
それに、やっぱり、この人の声は聞いたことあるよな。
どこで聞いたんだっけかな……。
「えぇ。黒本の提供、ありがとうございました」
「ギャッハッハ。俺も面白かった。では、イオタイト、送ってやれ」
「了解しました」
イオタイトがスッとオレ達に近づいてきた。それから、手で出口を指し示す。
「そうだ……イオタイト。割り符を渡しておけ」
椅子に座る男の声を受けて、イオタイトが胸元から、小さな木片を取り出す。
スプリキト魔法大学で、黒本エニエルに挟んであったものと同じものだ。
「これは?」
「それを折れば、我々に連絡がくる」
「ギャッハッハ。また語らおうではないか」
イオタイトの説明に被せるように、上機嫌な椅子に座る男の声が聞こえた。
何が語らおうだ。いきなり殴りかかるような物騒な奴らとは、かかわりたくない。
「えぇ。そのうち」
とはいえ、けんか腰になる必要もない。
当たり障りのない言葉でお茶を濁すことにした。
そして、部屋から出る。
「そうだった。言い忘れていた」
部屋から出た直後、椅子に座る男の声が聞こえた。
「卒業おめでとう。ギャーッハッハッハッハ」
思わず振り返ったオレに、狂ったような笑い声と言葉が聞こえた。
0
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説

転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。

異世界に来たからといってヒロインとは限らない
あろまりん
ファンタジー
※ようやく修正終わりました!加筆&纏めたため、26~50までは欠番とします(笑)これ以降の番号振り直すなんて無理!
ごめんなさい、変な番号降ってますが、内容は繋がってますから許してください!!!※
ファンタジー小説大賞結果発表!!!
\9位/ ٩( 'ω' )و \奨励賞/
(嬉しかったので自慢します)
書籍化は考えていま…いな…してみたく…したいな…(ゲフンゲフン)
変わらず応援して頂ければと思います。よろしくお願いします!
(誰かイラスト化してくれる人いませんか?)←他力本願
※誤字脱字報告につきましては、返信等一切しませんのでご了承ください。しかるべき時期に手直しいたします。
* * *
やってきました、異世界。
学生の頃は楽しく読みました、ラノベ。
いえ、今でも懐かしく読んでます。
好きですよ?異世界転移&転生モノ。
だからといって自分もそうなるなんて考えませんよね?
『ラッキー』と思うか『アンラッキー』と思うか。
実際来てみれば、乙女ゲームもかくやと思う世界。
でもね、誰もがヒロインになる訳じゃないんですよ、ホント。
モブキャラの方が楽しみは多いかもしれないよ?
帰る方法を探して四苦八苦?
はてさて帰る事ができるかな…
アラフォー女のドタバタ劇…?かな…?
***********************
基本、ノリと勢いで書いてます。
どこかで見たような展開かも知れません。
暇つぶしに書いている作品なので、多くは望まないでくださると嬉しいです。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる