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1. 推しの兄の婚約者‥‥?
ジャスパーからのプレゼント
しおりを挟むもうあの合宿から数ヶ月。
あれから何故かお昼を一緒に食べるメンバーが増えた。
最初はオズ、ヒュー、アルの三人だったのが、今ではそこにジャスパー、ロニー、リンジー、ジャスパーの取り巻き三人が加わった。因みにジャスパーの取り巻き三人の名前はアーベル、ディーター、ヨーナスだ。
(なんかちょっと語呂いいなと思ってるのは、ここだけの秘密だ。)
ヒューは最初は何故か不機嫌だったけれど、今では受け入れて、何だかんだ楽しそうにしている。
しかもなんと!一緒に帰る時、ヒューが冷たくなってからはオズが彼のクラスに迎えに行っていたのだが、最近はヒューが進んでオズを迎えに来てくれる様になったのだ。
なんか「帰る時まで邪魔されないように‥‥。」とか何とか言っていたが、オズには良く聞き取れなかった。
(まあ、兎に角!最近は上手く行っているんだ。)
そんな感じで今日も皆んなで中庭に敷物を広げ、ゆったりと昼食を楽しんでいる。
いち早く昼食を食べ終わりランチマットを畳み始めたジャスパーが、そういえば、と声を上げた。
「もう直ぐオズの誕生日だよな。」
その言葉に、ヒューがピクリと反応している。アルも目を輝かせてオズを見た。
(アル‥‥今日も可愛い!マジ天使。また背が伸びたよなー!もしかしたらいつか背を抜かれるかな‥‥抜かれたくないけど抜かれたい!見下ろしたいけど見下ろされたい!やばい選べない。)
オズは合宿が終わってグレイグのことも解決したので、最近ゆっくりアルバートを押せる様になった。オズが心の中でこれだけ盛り上がっているとはつゆ知らず、アルは無邪気な笑顔で近寄ってくる。
「オズはもうパーティーで着る衣装は決めたの?」
「え!?やっぱ決められないよ!どっちも捨て難いし‥‥。」
「なんかお前返事おかしくね?」
心の中の葛藤が混ざった返事をすると、すかさずジャスパーに突っ込まれる。アルは大丈夫だよ、と微笑んでくれた。天使。
「僕、オズに渡すプレゼントを何にするか選べなくってさ。どんなのが嬉しいとかあるかな?」
アルは親切に聞いてくれたが、オズはもうアルが選んだなら何でもいい。アルがオズを思って選んでくれたものなら本当になんでも愛せる。
「特にないかな、何でも嬉しいよ!プレゼントをくれようとしてくれたことが嬉しいんだし。」
すると横から、「ふーん。」とヒューの声が飛んできた。
「何でも、な‥‥。」
彼はなにやらぶつぶつ呟き始めた。
ヒューは冷たくなってからもオズへのプレゼントを忘れた事はないし、オズの誕生パーティーを欠席したこともない。
(今回もくれるかな‥‥楽しみだな。)
オズはワクワクしながら誕生日まで過ごした。
「オズ、誕生日おめでとう!」
本日数えられない程聞く言葉と共に、プレゼントを渡される。オズは笑顔で礼を言い、一人一人と談笑した。貴族社会とは堅苦しいもので、そんなに仲良くない人との談笑で誕生日の半日は余裕で潰れてしまうのだ。
(でもプレゼントを貰えるのは嬉しい。)
余り親しくない人達とのやり取りが終わり、仲の良い人達が近付いてくる。取り巻き三人は新しい杖や高いハンカチ、いい革を使った手帳などを渡してくれた。次にアルが腕に抱えるほど大きな袋を持って前に出て来る。袋は装飾されてキラキラしている。
「オズ、11歳のお誕生日おめでとう!これ、僕から。オズの好きなお菓子がいっぱい入ってるよ。」
「アル~!ありがとう!嬉しいよ!」
オズは、はしゃぎまくりでアルバートからその大きな袋を受け取った。
(推しに好きなお菓子を把握されてる世界とか最高過ぎん?)
立っていたところの後ろにある本日のプレゼントコーナーに袋を置き、次の相手と顔を合わせる。なんとそこには包装された箱を持つヒューバートが立っていた。
髪に合わせた紺色が基調となった貴族服を見に纏い、横髪を留める髪飾りはオズの瞳の色であるダークグリーンだ。
彼は箱を差し出す。
「誕生日おめでとう、オズ。」
「ヒュー!ありがとう!嬉しいよ。これは何が入っているんだ?」
オズが箱を受け取り尋ねると、ヒューは自信ありげな顔で腕を組んだ。
「地方の珍しい宝石類を集めたんだ。貴重な石を使ったアクセサリーなども入っている。」
「凄いな!そんなのどうやって集めたんだ。一つだけでも難しいだろうに、箱に詰め合わせだなんて‥‥。」
「誰とも被らないようにと思ったんだ。」
驚き目を丸くするオズに、ヒューが笑う。そうしてヒューが去り、オズが箱をプレゼントコーナーに置いた時、パーティーホールの大きな扉がバン!と音を立てて開かれた。
皆の視線が扉に集まる。そこには息を切らしたジャスパーが、片手に装飾された何かを持って立っていた。
「はあっ‥!はぁ‥‥!‥‥間に合ったか。」
「ジャスパー!」
声を上げたオズの元に、ジャスパーは駆け寄って手に待つ包みを渡してきた。オズはそれを受け取る。
「これ、まさか。」
「そうだ。開けてみろ。」
オズは人目も忘れて包みを剥いだ。中から出てきたのは一冊の本だ。決して新しくは見えない、少し薄汚れた古い本。
いつものメンバーは何だ何だと近くへ寄ってきて、ヒューは本を見て首を傾げた。
「何だ、これがプレゼントか?かなり古そうに見えるが。」
取り巻きの二人も眉を寄せる。
「しかもちょっと汚れてね?」
「中古みたいに見えるなー。」
一方オズはその本を抱えてわなわな震え、目を輝かせて笑顔になった。
「ジャスパー!そんな、本当に見つけてくるだなんて。絶対無理だろうと思って言ったのに!」
「はー、本当、無理難題ふっかけやがって‥‥。」
その様子を見て、アルバートが本を覗き込んでくる。
「それ、オズが欲しかったものなの?」
「そうだよ。これはもう随分前に出版が終わっていて、どれだけ探しても見つからなかったんだ。」
オズは本の表紙を撫でた。
「世界の様々な景色の写真、歴史的建造物の解説が書かれている。ほんっとにずっと探してたんだ!」
「マジで探すの大変だったんだからな。‥‥けど、お前のそんな顔が見られるなら頑張った甲斐があったよ。」
ジャスパーはオズの髪をくしゃりと撫でて、折角のセットを崩されたオズは少しムッとしそうになったが、全ては本で帳消しにされる。
それを見て、ヒューバートは俯き、その場を後にした。
パーティーも終盤、いよいよ空も朱色に染まり始める。ひとしきり騒いだオズは長いカーテンをめくり、人がいない小さなバルコニーに出た。
「はあ‥‥。」
今日は楽しい1日だった。プレゼントもたくさん貰えたし、何よりあの本!あれを早く読みたくて仕方がない。
(でもなんか、あれからヒューの元気がないように見えるんだよな‥‥。)
体調でも悪いのだろうか。
そうオズがヒューを心配し始めた時、タイミングよくカーテンが揺れ、人がバルコニーに入ってくる。足元に映った人影からオズが顔を上げると、ヒューバートが居た。
オズは目を丸くするが、直ぐに表情を綻ばせる。
「ヒュー。丁度君のことを考えていたんだ。今日は元気が無いみたいだったから、体調でも悪いんじゃ無いかって。」
「体調は悪く無いよ。オズは、風に当たっていたの?」
「ああ。」
ヒューバートの口調が、オズに接する時だけ少し優しくなるのが好きだ。ヒューは歩いてオズの横に来ると、柵の手すりに腕を乗せる。
「なあ、今日のジャスパーからのプレゼントだけどさ、オズは彼には欲しいものを言っていたのか?」
「ああ、最初は何でもいいって言ったんだが、『お前が今本当に一番欲しいものを言え。さっさとしないと蛾を集めて送りつけるぞ。』って脅された。」
「あいつ‥‥。」
ヒューは呆れ顔をした。
「欲しかったあの本は自分で探しても全然手に入らなかったから、言っても駄目だろうと思ってたんだ。だからきっと見つからないよ、ってジャスパーにも言ったんだけど『それは俺がこれから決めることだ。』って。」
オズはジャスパーのことを思い出してふふっと笑う。ヒューバートは少し寂しそうな顔をしながら星を見上げた。
「僕は人と被らないようにという事に固執しすぎていたのかもしれない。」
「そんな、ヒューのプレゼントも嬉しかったよ!それに俺が何でも嬉しいって言ってたんだし。」
「けど、あの本‥‥世界についての本だったな。君が宝石や高いネックレスで喜ぶだろうというのは貴族の考え方だったと反省した。君はいつだって世界を見ているのに。」
「そんなこと‥‥。」
「僕はもっと君に直接話を聞くことにするよ。君のことは君しかわからないからな。」
その優しい言葉にオズは胸が温かくなった。彼はいつもオズの事を考えてくれている。
数秒の沈黙があって、ヒューは、急に真面目な顔をして空からオズに視線を戻す。オズはその真剣な表情にどきりとしながら、手すりに両手を置いた。
「兎に角、今回のことで僕はもっと君の話をちゃんと聞くべきだと思った。というわけで、オズ。」
「はいっ。」
「9歳の時、僕が君に何故僕との婚約を断るのかと聞いた事を覚えてる?」
「え、覚えてるけど‥‥。」
(何の話を始める気だ?)
オズは警戒しだす。ヒューバートは真っ直ぐにオズを見た。
「君にあの時言われた事、僕は二年考えた。」
オズはあの時、世界の色んなところに行ってみたい、将来は貴族社会に縛られたく無いと言った。ヒューバートはオブライエン家の長男だから、結婚したら貴族社会から逃れられない。だから婚約を躊躇っている、と。
「要は、僕が家を継がなければいい話だ。」
「いや、そん、そうだけどさ、そんな簡単な話じゃないだろ。」
「だから二年考えたんだよ。両親やアルとも話をした。将来はアルに家を継がせることも考えて欲しい、と。」
(そこまで真剣に俺との将来を考えてくれていたなんて‥‥。)
この二年。オズがヒューの態度が冷たいと悩んでいた間もずっと、そんな風に動いてくれていたのだろうか。
「僕は確かに成績だけ見れば優秀かもしれないけれど、それは言われた事を言われた範囲でやれるというだけの話だ。アルの方が創造力があって応用力も高い。正直、家系を継ぐ才能があるのはアルバートの方だと、僕は思っている。」
(実際、小説ではヒューは死んじゃうから、結果的にはオブライエン家を継ぐのはアルバートになる筈なんだもんな‥‥。)
そういう風に、できているのかもしれない。
「だから、家を継ぐのは長子でなくて家を守る能力を持つ人間であるべきだ、と両親に言った。彼らは納得してくれたよ。まだアルが継ぐとまでは決まってないけれど、二人のことは平等に見ていくと約束してくれた。アルが家を継ぐことになれば、僕はいくらでもオズと一緒に旅に出られるよ。」
「それは嬉しいけど‥‥。でも‥‥本当にいいのか?家を継いだ方が将来は安泰だろう。」
「僕にとっての幸せはオズの隣にいる事だから。」
(ここ、これ、告白されてる!?いやこれは婚約の話で‥‥ってことはやっぱ告白なのか!?)
心臓がバクバクと暴れ出す。オズは「なら‥‥。」と赤い顔で頷きかけ、ヒューバートと婚約者の死を思い出して青ざめ、暗い顔をした。
(いや、でもそうしたら俺も死ぬ可能性が‥‥。)
ヒューはその変化を見逃さない。
「またその顔。君がそういう顔をする時、これまでは、やっぱり僕との婚約は嫌なのかと暗い考えになっていたが、違うのだろう。オズはまだ何か隠してる。」
「いや‥‥。」
「今回この話をしたのは、君が何を危惧しているのかを聞きたいからだ。ちゃんと、君の話が聞きたいんだ。」
そこまで言われては、オズにはもう隠すことはできなかった。ヒューバートは常に真っ直ぐで、彼に好意を抱いてしまった今、オズも彼と一緒の未来を生きたいと思ってしまうのだ。
オズはこれまでの人生を振り返り、ヒューは余りにも人に命を狙われるのでその婚約者という立場に立つことが怖いのだと話す。
(間違ったことは言ってない。流石に貴方と私は将来一緒に死にそうな感じだからです、とは言えないし。)
ヒューにも命を狙われるということには身に覚えがありまくるに違いない。小説に出てきた事件以外にも、貴族の子供というだけでも命を狙われるものだ。それにこの優秀さでこの美貌。彼は常に色んな人間に絡まれている。
ヒューは「そうか。」と頷いた。
「話してくれてありがとう。」
「ああ‥‥。」
ヒューはその後「‥‥つまり僕の隣が安心して居られる場所であれば良いわけか‥‥。」とか何とか呟いて居たが、よく聞こえなかった。
「また、ゆっくり考えてみるよ。」
「分かった。こっちこそ、聞いてくれてありがとうな。」
柵に寄りかかり、二人はしばし星を眺める。
(出会った日もこんな星空だったな。)
オズがのんびり考えていると、不意にヒューが「そう言えば、」と声を上げる。
「そろそろパーティーも終わる時間じゃないか。」
「あー、確かに。」
「ははっ!そろそろ皆んな本日の主役を探しているかもな。」
ヒューが笑い、オズも釣られて笑う。
オズが破顔したのを見ると、ヒューは嬉しそうな顔をして、オズの目の前で片膝をついた。胸の前に片手を持ってきて、恭しく礼をする。
「では最後に、僕と一曲踊っていただけませんか。」
小さな紳士の改まった申し出に、オズは笑顔で頷き、
「喜んで。」
その手を取った。
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