15 / 40
アステリア編
第14話 初クエストの行方は
しおりを挟む
二匹の鑑定が終わった後、森へ入ろうとするが、受付さんから、「今からですと夕方までかかるかもしれないので、食事の用意をした方がいいですよ。」と言われた。
というわけで俺らは食品専門店へ入ってった。俺はここの食材をあまり見てなかったが、大抵は日本のものに似ており、多分いけると思う。
「フミヤさん、このサンドイッチとか美味しそうですね。」とルナが提案してきた。俺も別に構わないのでいくつか買ってく。俺にはインベントリがあり、日持ちとか量を気にする必要がないので、カバンに入れるふりをして、インベントリに入れる。
それと、せっかくだしと野菜と肉と調味料を買ってく。
そして俺たちは門を出る。俺たちはまだ成人前の年なので(俺はここでは15らしい)門兵に冒険者のカードを見せ、早速探しに出てく。
リリー草はそこら辺に生えている草とは違い、薬草や香草として使われるらしい。依頼書ではこれを渡された籠二個分入れてくるらしい。
「これがリリー草だね。」
俺は鑑定スキル持ちで、どれがどれか迷わず取れるためかなりハイペースで採れた。
ルナの方はプルムと一緒に採っている。プルムに一度リリー草を見せると、一度も間違えず探していたので、そちらもスムーズに進んでいった。
正午になったあたりで籠のだいたい2/3は集まったので、ここで一度昼ごはんする。
俺はインベントリからサンドイッチを出してルナとプルムに渡す。「んー美味しい!」、「美味しいです~!」と2人とも喜んでいた。
俺はというと先程買った野菜たちとリリー草を少し取り出して、その時買っていた鍋に入れ込み、水魔法で、水をいれ、火魔法を使って沸騰させる。俺は日本では結構自炊をしてて、だいたいの料理なら普通に作れる。
リリー草をいれてみる。
うーんいい匂いだ。少しスパイシーな感じでいい具合に出来上がってくる。少し味を整えていると、後ろから二つの視線が背中をチクチクする。
「「ジーーーーーー」」
ルナがよだれを垂らし、プルムがすでに震えている。
「よし、こんな感じかな。」
特性野菜スープを作って、それを皿に入れる。プルムにはコップに注いで飲んでもらう。
「うーん野菜がとっても美味しいですね。」
「うん、結構いい出来だったかな。」
「ブルプルプルプルプル………」
あとルナの召喚獣にも出したところ大変喜ばれ、なぜか俺にも懐かれた。やっぱ召喚できないのが悔やまれる。
のんびりと食べていると後ろから二つの影がきて、俺の背中にぶつかる。ルナとプルムは2人で魔物狩りに行ってるし。
「ん?」
振り返ると、
「キュ」、「ピィ」
二匹のスライムが俺の背中にくっついてきた。
「なんだ?」
俺が不思議に二匹を見てると、俺の皿の方に向かって跳ねてく。敵意はない。普通にお腹が空いているのか。
「欲しいのか?」
俺が聞くと二匹とも飛び跳ねる。どうやら欲しいらしい。
俺はインベントリから余分に二皿出してそこにスープを入れる。
「キューキュー」、「ピィ!」
二匹とも皿に体の一部を入れて食べている。とても可愛らしい。
俺がそのあと片付けをしようと皿を取ると、
「あれ、なんで綺麗になってるんだ。」
周りを見てると、二匹のスライムが皿の汚れを取っているのだ。正確には消化しているのか?まあ、俺に取っては好都合だ。
そして全てインベントリの中に入れると、二匹は俺の足元に寄り添っている。
「俺についくるのか?」
「キューー!」 「ピィピィ!」
二匹とももちろんと言わんばかりに跳ねている。
というわけで俺らは食品専門店へ入ってった。俺はここの食材をあまり見てなかったが、大抵は日本のものに似ており、多分いけると思う。
「フミヤさん、このサンドイッチとか美味しそうですね。」とルナが提案してきた。俺も別に構わないのでいくつか買ってく。俺にはインベントリがあり、日持ちとか量を気にする必要がないので、カバンに入れるふりをして、インベントリに入れる。
それと、せっかくだしと野菜と肉と調味料を買ってく。
そして俺たちは門を出る。俺たちはまだ成人前の年なので(俺はここでは15らしい)門兵に冒険者のカードを見せ、早速探しに出てく。
リリー草はそこら辺に生えている草とは違い、薬草や香草として使われるらしい。依頼書ではこれを渡された籠二個分入れてくるらしい。
「これがリリー草だね。」
俺は鑑定スキル持ちで、どれがどれか迷わず取れるためかなりハイペースで採れた。
ルナの方はプルムと一緒に採っている。プルムに一度リリー草を見せると、一度も間違えず探していたので、そちらもスムーズに進んでいった。
正午になったあたりで籠のだいたい2/3は集まったので、ここで一度昼ごはんする。
俺はインベントリからサンドイッチを出してルナとプルムに渡す。「んー美味しい!」、「美味しいです~!」と2人とも喜んでいた。
俺はというと先程買った野菜たちとリリー草を少し取り出して、その時買っていた鍋に入れ込み、水魔法で、水をいれ、火魔法を使って沸騰させる。俺は日本では結構自炊をしてて、だいたいの料理なら普通に作れる。
リリー草をいれてみる。
うーんいい匂いだ。少しスパイシーな感じでいい具合に出来上がってくる。少し味を整えていると、後ろから二つの視線が背中をチクチクする。
「「ジーーーーーー」」
ルナがよだれを垂らし、プルムがすでに震えている。
「よし、こんな感じかな。」
特性野菜スープを作って、それを皿に入れる。プルムにはコップに注いで飲んでもらう。
「うーん野菜がとっても美味しいですね。」
「うん、結構いい出来だったかな。」
「ブルプルプルプルプル………」
あとルナの召喚獣にも出したところ大変喜ばれ、なぜか俺にも懐かれた。やっぱ召喚できないのが悔やまれる。
のんびりと食べていると後ろから二つの影がきて、俺の背中にぶつかる。ルナとプルムは2人で魔物狩りに行ってるし。
「ん?」
振り返ると、
「キュ」、「ピィ」
二匹のスライムが俺の背中にくっついてきた。
「なんだ?」
俺が不思議に二匹を見てると、俺の皿の方に向かって跳ねてく。敵意はない。普通にお腹が空いているのか。
「欲しいのか?」
俺が聞くと二匹とも飛び跳ねる。どうやら欲しいらしい。
俺はインベントリから余分に二皿出してそこにスープを入れる。
「キューキュー」、「ピィ!」
二匹とも皿に体の一部を入れて食べている。とても可愛らしい。
俺がそのあと片付けをしようと皿を取ると、
「あれ、なんで綺麗になってるんだ。」
周りを見てると、二匹のスライムが皿の汚れを取っているのだ。正確には消化しているのか?まあ、俺に取っては好都合だ。
そして全てインベントリの中に入れると、二匹は俺の足元に寄り添っている。
「俺についくるのか?」
「キューー!」 「ピィピィ!」
二匹とももちろんと言わんばかりに跳ねている。
0
お気に入りに追加
272
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる