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第10章 新たなる街への旅路編
第148話 決死のシル
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銀血の天使。この能力はかつて1人の天使が自身の血液すべてを魔力に変え爆発的なステータスアップを可能にしたとされている。しかしすべての力を使い果たした後は使用者は血液すべてがなくなり命を落とすとされている。
この能力を使うと、体から流れる血液すべてが銀色に変化するためこの名前が付けられたとされる。
「なるほどね、でもいいのかしら?その技を使えばあなたは死ぬことになるのよ」
それは私もわかってる。いやむしろこの技はそのことを意識しなければ本当の意味で発動はしない。でも、
でも
「私は、あのお方に命を救われた。あの人のためなら死ぬことだってかまわない!!」
私は弓を構えなおし魔力を最大限に込めて、敵を狙う。
「またその前時代的な弓攻撃ね、そろそろ飽きてくるわ」
この女、技巧派、知的なタイプに見えるけどとんでもない動体視力を持っている。攻撃パターンは魔弾がメインだけどおそらく物理攻撃にも対応できるように。
「『天使の一矢』」
「『防衛陣』」
手をかざしその先から何枚もの魔法陣が張られた。確かにさっきまではあの魔法陣にすべての矢をふさがれた。
でも、
「今までの技とは、違う!!」
魔法陣に当たった瞬間に矢から発生したとは思えない爆発に音が発生した。
「ゴホ!ケホ!なに!?この威力は?」
さすがにこれ一発だけで倒れるわけではないか。でも魔法陣はいとも簡単にぶち破れた。
「さて、時間もないしさっさと行くわ」
体中に流れてる血液が蒸発している感覚がする。ピリピリしてとんでもなく痛い。でも力は今までにないぐらい強い。これなら
「『この手に宿る天から授かった魔力よ、その真の力を開放せよ』」
「何この魔力の跳ねあがり方は!?これは幹部側近クラス、いや下手すれば幹部レベルの跳ねあがり方かもしれない」
「ふふふ、これが死を覚悟した者が可能とする銀色の魔力。これは噂で聞いた以上に面白いな!!」
この魔力を開放したときに可能となるのはただ魔力が上昇するだけじゃない。身体能力の向上も魔力に匹敵するほどの上昇を可能にする。
ピュオン!!
「な、消え...」
シルは突然に消え、二人は完全にシルを見失った。そして刹那、二人の背後にその姿がいた。そして弓をすでに構えていつでも放てる体勢になっていた。
「さっきは先に魔法陣を形成していた、でも今の状況ならどうかしら?」
シルは3本の矢を放ち、その矢は銀色の魔力を纏い二人をめがけて、先ほど同等、いやそれ以上の速度に威力で飛んで行った。
この能力を使うと、体から流れる血液すべてが銀色に変化するためこの名前が付けられたとされる。
「なるほどね、でもいいのかしら?その技を使えばあなたは死ぬことになるのよ」
それは私もわかってる。いやむしろこの技はそのことを意識しなければ本当の意味で発動はしない。でも、
でも
「私は、あのお方に命を救われた。あの人のためなら死ぬことだってかまわない!!」
私は弓を構えなおし魔力を最大限に込めて、敵を狙う。
「またその前時代的な弓攻撃ね、そろそろ飽きてくるわ」
この女、技巧派、知的なタイプに見えるけどとんでもない動体視力を持っている。攻撃パターンは魔弾がメインだけどおそらく物理攻撃にも対応できるように。
「『天使の一矢』」
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手をかざしその先から何枚もの魔法陣が張られた。確かにさっきまではあの魔法陣にすべての矢をふさがれた。
でも、
「今までの技とは、違う!!」
魔法陣に当たった瞬間に矢から発生したとは思えない爆発に音が発生した。
「ゴホ!ケホ!なに!?この威力は?」
さすがにこれ一発だけで倒れるわけではないか。でも魔法陣はいとも簡単にぶち破れた。
「さて、時間もないしさっさと行くわ」
体中に流れてる血液が蒸発している感覚がする。ピリピリしてとんでもなく痛い。でも力は今までにないぐらい強い。これなら
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「ふふふ、これが死を覚悟した者が可能とする銀色の魔力。これは噂で聞いた以上に面白いな!!」
この魔力を開放したときに可能となるのはただ魔力が上昇するだけじゃない。身体能力の向上も魔力に匹敵するほどの上昇を可能にする。
ピュオン!!
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シルは突然に消え、二人は完全にシルを見失った。そして刹那、二人の背後にその姿がいた。そして弓をすでに構えていつでも放てる体勢になっていた。
「さっきは先に魔法陣を形成していた、でも今の状況ならどうかしら?」
シルは3本の矢を放ち、その矢は銀色の魔力を纏い二人をめがけて、先ほど同等、いやそれ以上の速度に威力で飛んで行った。
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