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第10章 新たなる街への旅路編
第147話 ピンチ!?
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パワー型だと思いきや狙いどころはいやらしいところ。特に俺が戦闘慣れしてないってのと見越してきてるだろう。
俺の場合パワーは完全に負けていて、スピードで掻き回そうとしても、先を読まれて傷を負わせれない。
「おら!何考えてやがんだ!そんな暇ねえぞ」
「くっ!」
やっぱ考えてる暇はない。いつやられるかわからない。
「シンジ様!?」
「貴方の相手はこっちですよ」
シルがこっちに視線を向けるが、側近の放つ魔弾でかなり苦しめられてる様子だ。
「この!『大海の剣』!!」
「見え見えの攻撃だ」
俺は水属性の強大な剣技を放ったが、アザゼラはそれをギリギリの位置でかわす。
「力押しだけではそう簡単に倒すことはできない」
アザゼラはそう言うと剣の先をこちらに向ける。
「お前は確かにスピードは速い。俺ら魔王軍幹部の中でもお前よりも速いやつほとんどいないだろう。だがそれだけでは勝てるわけでもない。スピードだけでなく力もないわけではないし。魔法もそつなくこなせてる」
「!?」
突然後ろから刺されたような感覚。俺は後ろから剣で突き刺されたようだ。
「お前の持つそのポテンシャルに反して経験値の無さがお前の弱点だ」
「どうしていきなり後ろから刺されているんだ」
「まあ話したところで変わらんだろう。お前にいろいろ話して警戒を俺だけに向けほかのほうには向けさせなかった。そして気付かないギリギリの量の魔力を飛ばし、お前の背中の近くで最後集約させ突き刺した」
いや、こんなん普通経験しないだろ。なんつー経験の差だよ。警戒できねえわこんな攻撃方法。
「シンジ様!?」
すまない、シル。それにアクアたちスライムのみんな。俺はこの世界に来て初めて死ぬと感じた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「シンジ様!?」
まずいです。シンジ様が倒された。ここはとにかく、
「ルー、私が敵を引き付けるから何が何でもシンジ様を背負ってどこかに逃げなさい」
「ピー!?ピーー!!ピー!!」
ルー、やっぱり気付いている。とても私が敵の攻撃に耐えれないことを。でも、
「大丈夫、絶対にあなたのもとに戻るわ。だからお願い」
「ピー...ピ!!」
ルーはなんとか抵抗していたけどなんとか了承してくれ、シンジ様のほうに飛んで行った。
「何をしようとしているのかわからないけど、そう簡単に逃げさせわしないよ」
あの日、私はもう死んでいた運命。だけどあの人が、シンジ様が私を助けてくださり私は生きてこれた。もうすでになくしたこの命。シンジ様のためなら喜んでささげる
「発動、『銀血の天使』」
「なに!?この魔力の膨れ方は?」
「ほう、おもしろいな」
俺の場合パワーは完全に負けていて、スピードで掻き回そうとしても、先を読まれて傷を負わせれない。
「おら!何考えてやがんだ!そんな暇ねえぞ」
「くっ!」
やっぱ考えてる暇はない。いつやられるかわからない。
「シンジ様!?」
「貴方の相手はこっちですよ」
シルがこっちに視線を向けるが、側近の放つ魔弾でかなり苦しめられてる様子だ。
「この!『大海の剣』!!」
「見え見えの攻撃だ」
俺は水属性の強大な剣技を放ったが、アザゼラはそれをギリギリの位置でかわす。
「力押しだけではそう簡単に倒すことはできない」
アザゼラはそう言うと剣の先をこちらに向ける。
「お前は確かにスピードは速い。俺ら魔王軍幹部の中でもお前よりも速いやつほとんどいないだろう。だがそれだけでは勝てるわけでもない。スピードだけでなく力もないわけではないし。魔法もそつなくこなせてる」
「!?」
突然後ろから刺されたような感覚。俺は後ろから剣で突き刺されたようだ。
「お前の持つそのポテンシャルに反して経験値の無さがお前の弱点だ」
「どうしていきなり後ろから刺されているんだ」
「まあ話したところで変わらんだろう。お前にいろいろ話して警戒を俺だけに向けほかのほうには向けさせなかった。そして気付かないギリギリの量の魔力を飛ばし、お前の背中の近くで最後集約させ突き刺した」
いや、こんなん普通経験しないだろ。なんつー経験の差だよ。警戒できねえわこんな攻撃方法。
「シンジ様!?」
すまない、シル。それにアクアたちスライムのみんな。俺はこの世界に来て初めて死ぬと感じた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「シンジ様!?」
まずいです。シンジ様が倒された。ここはとにかく、
「ルー、私が敵を引き付けるから何が何でもシンジ様を背負ってどこかに逃げなさい」
「ピー!?ピーー!!ピー!!」
ルー、やっぱり気付いている。とても私が敵の攻撃に耐えれないことを。でも、
「大丈夫、絶対にあなたのもとに戻るわ。だからお願い」
「ピー...ピ!!」
ルーはなんとか抵抗していたけどなんとか了承してくれ、シンジ様のほうに飛んで行った。
「何をしようとしているのかわからないけど、そう簡単に逃げさせわしないよ」
あの日、私はもう死んでいた運命。だけどあの人が、シンジ様が私を助けてくださり私は生きてこれた。もうすでになくしたこの命。シンジ様のためなら喜んでささげる
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「なに!?この魔力の膨れ方は?」
「ほう、おもしろいな」
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