136 / 196
第10章 新たなる街への旅路編
第135話 またまた夢の世界での話
しおりを挟む
「それじゃあ、よろしくお願いします。」
野営中の夜の夢の世界にいる。村を復興している間は精神的な疲れを残したくなかったため夢での修業はしていなかった。エレノアさんも黒いスライムさんも了承してくれた。
「わかったわ、それじゃあよろしくね。」
「プ二プ二~♪」
黒いスライムさんは一回跳ねるといきなりトップギアでぴょんぴょん攻めてくる。スライムだから奇襲とまではならないもかなりのスピード、アクアたちをもしのぐ速度だ。
「『旋風放火』」
手加減はできない相手なので初めから風と火の合成魔法を放ち黒いスライムを倒しにかかる。
「プニー!(『水龍弾』)」
黒いスライムは魔法で竜の形をした水魔法を飛ばしてあっさりと俺の魔法をかき消す。さすがにこれでは足止めにもならないかな。
「はあー!」
水龍が霧散して視界が悪くなったところで猛ダッシュして黒いスライムに肉弾戦を挑む。
「『フレイムランス』、『ライトアロー』」
黒いスライムに至近距離で火魔法と光魔法を放つ。
「プ二!(『ダークスフィア』)」
黒いスライムは闇魔法で形成された球体を作り出すと、その球体は俺が放った火魔法と光魔法を吸い込み、一緒にその場から消失した。
「こんな魔法があるなんて。」
闇魔法を使わないからあんまり闇魔法の特性がわからない。光魔法はその場を照らすものや光が固体化して攻撃に使えるようになったりするが、闇魔法には魔法を吸収する能力があるのか。
「プ二!!(『アイシクルランス』)」
「くっ『フレイムバズーカー』」
何本もの氷魔法の槍が飛んでくる。俺は爆発する火魔法を撃ってすべての氷の槍を壊す。
「な、」
視界が明るくなるとすでにチェックメイトだったようで黒いスライムは腕の先から氷の針を俺の顔の先に突き出しておりいつでも倒せれる状態になっていた。
「参りました。」
黒いスライムは腕をもとに戻す。やっぱりそんな簡単にはいかない。
「お疲れ様、どう?」
「どうって言われても見ればわかるでしょう。まだ勝つのは先の話ですね。」
「それでも人間相手だったらまだ戦えてたでしょうね。スライムはそういう意味でも本来倒しにくい種族なんだけどね。」
スライムにはあんまり打撃が通じないし斬撃も弱点部位にあてない限りはそこの部分はすぐに再生してしまう。だから肉弾戦は本来スライムのほうが優位にあるはずだが知能が低いから簡単に倒される。
「ちゃんと強いのはわかってますから。」
「ただ常識を払しょくするのはかなり大変よ。」
エレノアさんの目的であるスライムの地位向上はかなり大変に思えてしまう。好きでもない限りはまず強さが第一になってくるが全モンスター最低級モンスターだ、とても使おうとは思わない。
「でも文献にはスライムの進化個体が載ってるし使っててもおかしくないけど。」
「ほとんどの進化個体は進化の過程がかなり長いからね。あなたはスキルで簡略されてるけど常人にはかなり大変よ。」
「はあ、そういうことですか。」
俺としてもスライムテイマーだしたくさんの人たちにスライムの強さを知ってほしいし実際に仲間にしてほしい。けど中には強さを悪い方向に受けとる輩もいる。まえのシャルケがその例だ。
強いスライムを育てるんじゃなくて盗み取るというあるまじき行為をする人間もいるから複雑だ。まるで道具のように扱おうとするのはかなり腹が立つ。
「ところでユールだったけ?あの子はどうかしら?」
「ああ、かなりマイペースですね。うちのアクアよりもさらにですしどこかにホイホイと行ってしまいますしまだまだつかみどころがわからないですね。」
「ユグドラシルの恩恵を受けるものは悪いやつではないけどそういう子もたまにはいるわね。でも能力は申し分ないでしょう?」
「はい、村での働きはかなりよかったですね。」
森羅万象の力を使って畑をあっという間に使える状態に戻した。しかももともとの範囲を大きく超えて質も向上しており本来作れなかった種類の作物も育つようになった。
「ならいいわ、せっかく送ったのに役に立たなかったら私としても残念ですし。」
「ただもう少し付き合いやすい性格だったら色々と楽なんですけどね。どうしても目を離すとすぐにどっかに行ったりするんで。でも悪さはしないんで怒ることもできませんし。」
「そこは君に任せるわ。それに癖がある子のほうがなにかと面白いことがありそうじゃない。レジェンダリースライム全員個性があるじゃない。」
「それはそうですけど。」
「さあ、休憩終了。また再開するわよ。」
「プ二プーニ!」
「よし、今度こそ倒すぞ。」
立ち上がって黒いスライムと再び対峙する。その後たった5分足らずで倒されてしまった。
野営中の夜の夢の世界にいる。村を復興している間は精神的な疲れを残したくなかったため夢での修業はしていなかった。エレノアさんも黒いスライムさんも了承してくれた。
「わかったわ、それじゃあよろしくね。」
「プ二プ二~♪」
黒いスライムさんは一回跳ねるといきなりトップギアでぴょんぴょん攻めてくる。スライムだから奇襲とまではならないもかなりのスピード、アクアたちをもしのぐ速度だ。
「『旋風放火』」
手加減はできない相手なので初めから風と火の合成魔法を放ち黒いスライムを倒しにかかる。
「プニー!(『水龍弾』)」
黒いスライムは魔法で竜の形をした水魔法を飛ばしてあっさりと俺の魔法をかき消す。さすがにこれでは足止めにもならないかな。
「はあー!」
水龍が霧散して視界が悪くなったところで猛ダッシュして黒いスライムに肉弾戦を挑む。
「『フレイムランス』、『ライトアロー』」
黒いスライムに至近距離で火魔法と光魔法を放つ。
「プ二!(『ダークスフィア』)」
黒いスライムは闇魔法で形成された球体を作り出すと、その球体は俺が放った火魔法と光魔法を吸い込み、一緒にその場から消失した。
「こんな魔法があるなんて。」
闇魔法を使わないからあんまり闇魔法の特性がわからない。光魔法はその場を照らすものや光が固体化して攻撃に使えるようになったりするが、闇魔法には魔法を吸収する能力があるのか。
「プ二!!(『アイシクルランス』)」
「くっ『フレイムバズーカー』」
何本もの氷魔法の槍が飛んでくる。俺は爆発する火魔法を撃ってすべての氷の槍を壊す。
「な、」
視界が明るくなるとすでにチェックメイトだったようで黒いスライムは腕の先から氷の針を俺の顔の先に突き出しておりいつでも倒せれる状態になっていた。
「参りました。」
黒いスライムは腕をもとに戻す。やっぱりそんな簡単にはいかない。
「お疲れ様、どう?」
「どうって言われても見ればわかるでしょう。まだ勝つのは先の話ですね。」
「それでも人間相手だったらまだ戦えてたでしょうね。スライムはそういう意味でも本来倒しにくい種族なんだけどね。」
スライムにはあんまり打撃が通じないし斬撃も弱点部位にあてない限りはそこの部分はすぐに再生してしまう。だから肉弾戦は本来スライムのほうが優位にあるはずだが知能が低いから簡単に倒される。
「ちゃんと強いのはわかってますから。」
「ただ常識を払しょくするのはかなり大変よ。」
エレノアさんの目的であるスライムの地位向上はかなり大変に思えてしまう。好きでもない限りはまず強さが第一になってくるが全モンスター最低級モンスターだ、とても使おうとは思わない。
「でも文献にはスライムの進化個体が載ってるし使っててもおかしくないけど。」
「ほとんどの進化個体は進化の過程がかなり長いからね。あなたはスキルで簡略されてるけど常人にはかなり大変よ。」
「はあ、そういうことですか。」
俺としてもスライムテイマーだしたくさんの人たちにスライムの強さを知ってほしいし実際に仲間にしてほしい。けど中には強さを悪い方向に受けとる輩もいる。まえのシャルケがその例だ。
強いスライムを育てるんじゃなくて盗み取るというあるまじき行為をする人間もいるから複雑だ。まるで道具のように扱おうとするのはかなり腹が立つ。
「ところでユールだったけ?あの子はどうかしら?」
「ああ、かなりマイペースですね。うちのアクアよりもさらにですしどこかにホイホイと行ってしまいますしまだまだつかみどころがわからないですね。」
「ユグドラシルの恩恵を受けるものは悪いやつではないけどそういう子もたまにはいるわね。でも能力は申し分ないでしょう?」
「はい、村での働きはかなりよかったですね。」
森羅万象の力を使って畑をあっという間に使える状態に戻した。しかももともとの範囲を大きく超えて質も向上しており本来作れなかった種類の作物も育つようになった。
「ならいいわ、せっかく送ったのに役に立たなかったら私としても残念ですし。」
「ただもう少し付き合いやすい性格だったら色々と楽なんですけどね。どうしても目を離すとすぐにどっかに行ったりするんで。でも悪さはしないんで怒ることもできませんし。」
「そこは君に任せるわ。それに癖がある子のほうがなにかと面白いことがありそうじゃない。レジェンダリースライム全員個性があるじゃない。」
「それはそうですけど。」
「さあ、休憩終了。また再開するわよ。」
「プ二プーニ!」
「よし、今度こそ倒すぞ。」
立ち上がって黒いスライムと再び対峙する。その後たった5分足らずで倒されてしまった。
51
お気に入りに追加
11,486
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる