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第10章 新たなる街への旅路編
第124話 王都についての聞き込み
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「失礼します。」
「お、来たかシンジ君。」
俺たちはワーグさんに呼ばれていた。
「今日呼んだ理由は前に言った第二の王都についての情報だ。」
以前俺が強くなるにはもってこいの場所だと紹介された[ミラーゼル]という街だ。
「あの街は闘技場の規模の大きさでかなり有名で普通は1~2個程度しかないんだがミラーゼルには確か6個はある。」
「そんなに大きい街なんですか?」
「街自体は王都の[フーリエル]のほうがでかいんだがミラーゼルには闘技場が街の売りなんだ。設備も他の街のそれとはくらべものにはならない。」
「そこまですごい街なんですか。」
「なんならここにいるやつらにも聞いてみるといいぞ。一度行ったことがある奴なら間違いなくあそこが一番だという。」
ほかにもワーグさんさんが言うには規模の大きさから各国の猛者もどんどん集まりかなり闘技場内の奴らは強いらしい。中にはAランクやSランク級の猛者も集まっては戦うほどの場所らしい。
「街ももちろん発展しているから闘技場以外でも十分に楽しめる場所にはなってる。冒険をするなら一度は行ってみたほうがいい場所だ。」
「ここからだとどのくらいかかりますか?」
「そうだな、馬車で真っすぐ向かっても約3週間はかかる。特に歩きで行けば道にもよるが1、場合によっては2か月かかることもある。」
「かなり遠いですね。」
「でもシンジ君なら途中にもある村や街によってもいいんじゃないか?」
「そうですね、その辺に関してももう少し情報を聞いてみたいと思います。」
この後は方角を教えてもらったり途中の道で回避すべき場所などを教えてもらった。
~~~~~~~~~~~~~~~
「ん?ミラーゼルか、」
ギルドマスター室を出た後は仲のいいヨーグさんたちに聞き込みを開始した。
「あそこはやっぱり闘技場が一番だな。広さも多さも他国に全く引けを取らないからな。」
やっぱりミラーゼルといえば闘技場なのか。ヨーグさんも第一印象はそうなのか。
「ほかには何かありますか?」
「うーん、そうだな。あそこには珍しくテイマーギルドが併設されてるな。」
「テイマーギルド?」
「テイマーは増えてきてはいるがまだマイナーな職業だからな。なかなか見かけない場所だ。ほかの職業に比べて情報も少ないからテイマーギルドにはそこにしかない情報も多い。」
テイマーギルドか、俺もスライムのテイマーなだけにかなり楽しみだな。
「だがシンジが欲しがるような情報があるかといわれると微妙だな。スライムのテイマーはまず見かけないしいてもそれのほとんどは初心者が多いから使えるものはないな。」
「やっぱりそうですか。そんな気もしてましたけど。」
「まあでもテイマーの情報や知識はたくさんあるからそれだけも手に入れるといいんじゃないか。数少ないチャンスだしな。」
「わかりました、ありがとうございます」
「ということはここを出ていくのか。」
「はい、そういうことになりますね。お世話になりました。」
「俺たちもかなり助かったよ。礼を言うのはこっちのほうだ。ミラーゼルに行っても元気でやってけよ。」
~~~~~~~~~~~~~~
シンジがヨーグにミラーゼルについて聞いてる間シルたちは別の冒険者たちにミラーゼルについての情報を聞いていた。
「ミラーゼル?あそこは闘技場以外なら屋台の飯がうまいって聞くな。」
「ピイー!!!」
「ルーよだれ抑えて。で、屋台の飯?」
「ああ、あそこは闘技場の試合目的に来る観光客もかなり多いからな。結果屋台にもかなり力が入るって話だ。逆に普通の飯屋はあんまりおいしくない噂がある。俺は食ったことがないからわからないが。」
「なるほど、ありがとうございます。」
「いいってことよ、それよりも俺たちのところに来ないか?一人よりも複数のほうが楽しいぜー。」
「それは、結構です。」
「まあまあそんなこと言わず...ひっ!?」
シルに口説こうとした男は近寄った瞬間に死の恐怖を味わった。
「キュー」
アクアだ。何があるかわからないためアクアはシルの懐の中にいて魔力を放出して変な輩を追い払っていた。
~~~~~~~~~~~~
「なんかいいこと聞けたか?」
「やはり闘技場以外のことはあまり聞かないですね。」
シルのほうもそうだったか。大体の人は闘技場についてしか話さないしほかの内容に関しても闘技場関係の内容だったりするからな。ほかにも聞きたいことがあったんだけどな。
「仕方ない、途中の街や村でミラーゼルについては聞くか。」
あんまり長居しててもしょうがない。なるべく早くレベルや技術を上げたいし魔王軍がいつ狙ってくるかもわからない。
「じゃあそろそろこの街も出るか。」
「そうですね。」
食材や日用品をある程度買い込んでいく。ルーの食欲は尋常じゃない、一匹でたぶん5人前は平気で食う。肉に関してはミニスライムたちが先に仕留めて解体してくれるからそんなにいらないけど野菜やパンみたいに現地調達が難しいものを多く買い込んでおく。
「それじゃあ、ここもおさらばか。」
この街は温泉が気持ちよかったけどブートだったりフリースだったりとなかなかに事件が多かった街という印象だ。新しいスライムも増えたしシルも弓を手に入れたりとあったが。約1か月間の冒険、頑張ろう。
「お、来たかシンジ君。」
俺たちはワーグさんに呼ばれていた。
「今日呼んだ理由は前に言った第二の王都についての情報だ。」
以前俺が強くなるにはもってこいの場所だと紹介された[ミラーゼル]という街だ。
「あの街は闘技場の規模の大きさでかなり有名で普通は1~2個程度しかないんだがミラーゼルには確か6個はある。」
「そんなに大きい街なんですか?」
「街自体は王都の[フーリエル]のほうがでかいんだがミラーゼルには闘技場が街の売りなんだ。設備も他の街のそれとはくらべものにはならない。」
「そこまですごい街なんですか。」
「なんならここにいるやつらにも聞いてみるといいぞ。一度行ったことがある奴なら間違いなくあそこが一番だという。」
ほかにもワーグさんさんが言うには規模の大きさから各国の猛者もどんどん集まりかなり闘技場内の奴らは強いらしい。中にはAランクやSランク級の猛者も集まっては戦うほどの場所らしい。
「街ももちろん発展しているから闘技場以外でも十分に楽しめる場所にはなってる。冒険をするなら一度は行ってみたほうがいい場所だ。」
「ここからだとどのくらいかかりますか?」
「そうだな、馬車で真っすぐ向かっても約3週間はかかる。特に歩きで行けば道にもよるが1、場合によっては2か月かかることもある。」
「かなり遠いですね。」
「でもシンジ君なら途中にもある村や街によってもいいんじゃないか?」
「そうですね、その辺に関してももう少し情報を聞いてみたいと思います。」
この後は方角を教えてもらったり途中の道で回避すべき場所などを教えてもらった。
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「ん?ミラーゼルか、」
ギルドマスター室を出た後は仲のいいヨーグさんたちに聞き込みを開始した。
「あそこはやっぱり闘技場が一番だな。広さも多さも他国に全く引けを取らないからな。」
やっぱりミラーゼルといえば闘技場なのか。ヨーグさんも第一印象はそうなのか。
「ほかには何かありますか?」
「うーん、そうだな。あそこには珍しくテイマーギルドが併設されてるな。」
「テイマーギルド?」
「テイマーは増えてきてはいるがまだマイナーな職業だからな。なかなか見かけない場所だ。ほかの職業に比べて情報も少ないからテイマーギルドにはそこにしかない情報も多い。」
テイマーギルドか、俺もスライムのテイマーなだけにかなり楽しみだな。
「だがシンジが欲しがるような情報があるかといわれると微妙だな。スライムのテイマーはまず見かけないしいてもそれのほとんどは初心者が多いから使えるものはないな。」
「やっぱりそうですか。そんな気もしてましたけど。」
「まあでもテイマーの情報や知識はたくさんあるからそれだけも手に入れるといいんじゃないか。数少ないチャンスだしな。」
「わかりました、ありがとうございます」
「ということはここを出ていくのか。」
「はい、そういうことになりますね。お世話になりました。」
「俺たちもかなり助かったよ。礼を言うのはこっちのほうだ。ミラーゼルに行っても元気でやってけよ。」
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シンジがヨーグにミラーゼルについて聞いてる間シルたちは別の冒険者たちにミラーゼルについての情報を聞いていた。
「ミラーゼル?あそこは闘技場以外なら屋台の飯がうまいって聞くな。」
「ピイー!!!」
「ルーよだれ抑えて。で、屋台の飯?」
「ああ、あそこは闘技場の試合目的に来る観光客もかなり多いからな。結果屋台にもかなり力が入るって話だ。逆に普通の飯屋はあんまりおいしくない噂がある。俺は食ったことがないからわからないが。」
「なるほど、ありがとうございます。」
「いいってことよ、それよりも俺たちのところに来ないか?一人よりも複数のほうが楽しいぜー。」
「それは、結構です。」
「まあまあそんなこと言わず...ひっ!?」
シルに口説こうとした男は近寄った瞬間に死の恐怖を味わった。
「キュー」
アクアだ。何があるかわからないためアクアはシルの懐の中にいて魔力を放出して変な輩を追い払っていた。
~~~~~~~~~~~~
「なんかいいこと聞けたか?」
「やはり闘技場以外のことはあまり聞かないですね。」
シルのほうもそうだったか。大体の人は闘技場についてしか話さないしほかの内容に関しても闘技場関係の内容だったりするからな。ほかにも聞きたいことがあったんだけどな。
「仕方ない、途中の街や村でミラーゼルについては聞くか。」
あんまり長居しててもしょうがない。なるべく早くレベルや技術を上げたいし魔王軍がいつ狙ってくるかもわからない。
「じゃあそろそろこの街も出るか。」
「そうですね。」
食材や日用品をある程度買い込んでいく。ルーの食欲は尋常じゃない、一匹でたぶん5人前は平気で食う。肉に関してはミニスライムたちが先に仕留めて解体してくれるからそんなにいらないけど野菜やパンみたいに現地調達が難しいものを多く買い込んでおく。
「それじゃあ、ここもおさらばか。」
この街は温泉が気持ちよかったけどブートだったりフリースだったりとなかなかに事件が多かった街という印象だ。新しいスライムも増えたしシルも弓を手に入れたりとあったが。約1か月間の冒険、頑張ろう。
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