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9.5章 緑のスライム編
第120話 一体どんなスライムなのか
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「全然わからねえな。」
俺はいつもの従魔OKの温泉にスライム達と入浴していた。ここの温泉なかなかいいので毎日使ってる。やはりここをすぐには離れられない、まして入らずに出て行くなど今のところ考えられない。
「ピュー、」
「ん?あ、リーンありがとう。」
リーンが背後にいて腕を器用に使って背中を洗ってくれてた。あ、緑のスライムも洗わないと。
「あれ、どこに行ったんだ?あれ!?」
どこに行ったか探しているとなんとスライム達が使いまわしている石鹸を使っていた。
「なんでこんなにも知性があるんだ?」
こんなのが野生で生息しているわけがない。仮にいたとしたらとんでもない脅威になる。飼育されてたスライム、もしくは研究されていたスライムなのか?
「でもこの本の中にはこのスライムに該当する種族はいないんだよな。」
アクアの溶解液でカバーしてもらい防水機能のついたブックカバーをつけて温泉の中で読んでいる。温泉、風呂にはいると体温が上がり交感神経が通常よりも働くようになり集中して本が読める
そんなわけで読んでいるのだが近いスライムはいるが少しばかり違う。グリーンスライム以外にケミカルスライムという研究者の間で用いられる緑色のスライムもいるがその種族はこぞって薬草を好まず金属を好む。
他にもハイグリーンスライムというグリーンスライムの進化種がいるが知能や能力が格段に上がっているがより凶暴さがあるらしい。中立なスライムの中でも珍しく襲うタイプである。
「うーーーんわからないな。ずいぶん知能が高いことだけがわかるが他にはわからないな。」
明日クエストに行ってどんな能力を持ってるのか見極めるか。正直謎が多すぎて判断材料にかける。
「あ、シンジ様。なにかわかりました?」
「いや、むしろわからなくなってきた。明日また調べてみることにするよ。」
「そうですね。」
~~~~~~~~~~~~
「本日はどのクエストを受けますか?」
「そうですね、ではゴブリン大群の始末にします。」
とりわけ強くないゴブリンが大群を形成してるらしい。Fランクモンスターにもかかわらず推奨ランクがDという異例が起きていた。だが大群となればこちらのもんだ。
「今日はミニたちにも特に活躍してもらうからな。」
プルプルプルプル!!
俺の服がとんでもなく揺れだした。ミニスライム達もテンションが高まってる証拠だ。まだテイムはしてないもののすでに仲間のようなものになった緑のスライムが増えたからかな。
「アクア、どの当りにいるかわかるか?」
探索担当でもあるアクアに尋ねると『あっちの方角にたぶん100体ぐらいいるよ。そんなに遠くないから15分もあればすぐに遭遇するよ。』と腕を使い教えてくれた。
「わかった、それじゃあアクア先頭でリーンは後ろ、テイロは中間にいてくれ。」
陣形を組んでゴブリンの大軍に挑む。シルも弓を使うということで後衛ににまわった。
~~~~~~~~~~~~
「キュー!!」
「ああ、あれだな。それじゃあミニスライム達、頼んだぞ。」
今回の作戦はいたって単純。大群には大群、ゴブリンのほうが多いとはいえスライムのほうが圧倒的に強い。俺達は逃げていったり吹っ飛んだゴブリンの後処理、ほかに脅威となりそうなモンスターを倒すためだ。
「ギャア!!」
ゴブリンたちはミニスライム達に気づく。しかし気づいたときにはすでに遅し、顔面にめがけて溶解液が飛ばされもだえるゴブリンの姿がそこにはあった。ゴブリンたちも物量戦で対抗しその手に持ってる棍棒で殴る。
プーニョン
しかしスライムボディにその程度の打撃はまったく効かず弾かれた後はもう動けない状態になっていた。100対30の勝負はワンサイドゲームになってた。
「終わりですかね。」
「いや、奥にとんでもないのがいるな。」
弓で応戦するシルは安心したような顔で言うが大群の奥にはとんでもないモンスターがいる。リーダーか?
「グググ、」
奥にいるでかい、3メートルはありそうなゴブリンがいる。そのゴブリンが死体のゴブリンを持ち上げると
「な、食った!?」
「グチャグチャ」
仲間の死体を平気で食ってやがる。気持ち悪い、
「俺がやる、マロはしっかり頭にしがみついててくれ。指示出すから待ってろよ。」
「きゅー!」
なるべく一発で終わらせたいが魔法以外にもなるべく手段を増やしておきたい。フリースのとの戦いで実感した。まだ戦うパターンが少ない、こっからは近接戦でも技を増やさないと。
「速い!」
俺はマロが髪をちゃんと掴んでるのを確認して足に魔力を集中させゴブリンの合間を縫うように走りリーダーに向かっていく。
「ギャア!!」
「マロ、重力を軽く!!」
「きゅー!」
マロに体を軽くしてもらいさらにスピードを上げていってリーダーに近づく。リーダーは持っているひときわ大きい棍棒を構える。
「遅い!」
まず上段蹴りであご元をねらって蹴る。リーダーはその衝撃に耐えられなくなり足元がふらつく。今度はアッパーでリーダーを上空に上げる。
「ガハ!!」
「まだまだ!!」
そのまま俺も跳んで腹部を蹴って蹴ってリーダーを上に上げる。
「よしここだ、マロ一気に重力を落としてくれ。」
「きゅー!」
俺はリーダーの体を掴み体を下に向ける。それと同時にマロに重力魔法で一気に落下速度を上げる。そのまま地面に向かって落下し続ける。
「マロ止めてくれ!!」
「きゅー!」
ぎりぎりのところで俺はリーダーを離し元の重力に戻る。しかしリーダーの速度は変わることなく地面に突き刺さる。
「ギャア!?」
周りのゴブリンたちはリーダーが倒されたことに動揺する。その瞬間すべてのゴブリンは倒された。ミニスライム達に溶解液を飛ばされ完全に倒されてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうしばらくスライムについて引っ張ります。
俺はいつもの従魔OKの温泉にスライム達と入浴していた。ここの温泉なかなかいいので毎日使ってる。やはりここをすぐには離れられない、まして入らずに出て行くなど今のところ考えられない。
「ピュー、」
「ん?あ、リーンありがとう。」
リーンが背後にいて腕を器用に使って背中を洗ってくれてた。あ、緑のスライムも洗わないと。
「あれ、どこに行ったんだ?あれ!?」
どこに行ったか探しているとなんとスライム達が使いまわしている石鹸を使っていた。
「なんでこんなにも知性があるんだ?」
こんなのが野生で生息しているわけがない。仮にいたとしたらとんでもない脅威になる。飼育されてたスライム、もしくは研究されていたスライムなのか?
「でもこの本の中にはこのスライムに該当する種族はいないんだよな。」
アクアの溶解液でカバーしてもらい防水機能のついたブックカバーをつけて温泉の中で読んでいる。温泉、風呂にはいると体温が上がり交感神経が通常よりも働くようになり集中して本が読める
そんなわけで読んでいるのだが近いスライムはいるが少しばかり違う。グリーンスライム以外にケミカルスライムという研究者の間で用いられる緑色のスライムもいるがその種族はこぞって薬草を好まず金属を好む。
他にもハイグリーンスライムというグリーンスライムの進化種がいるが知能や能力が格段に上がっているがより凶暴さがあるらしい。中立なスライムの中でも珍しく襲うタイプである。
「うーーーんわからないな。ずいぶん知能が高いことだけがわかるが他にはわからないな。」
明日クエストに行ってどんな能力を持ってるのか見極めるか。正直謎が多すぎて判断材料にかける。
「あ、シンジ様。なにかわかりました?」
「いや、むしろわからなくなってきた。明日また調べてみることにするよ。」
「そうですね。」
~~~~~~~~~~~~
「本日はどのクエストを受けますか?」
「そうですね、ではゴブリン大群の始末にします。」
とりわけ強くないゴブリンが大群を形成してるらしい。Fランクモンスターにもかかわらず推奨ランクがDという異例が起きていた。だが大群となればこちらのもんだ。
「今日はミニたちにも特に活躍してもらうからな。」
プルプルプルプル!!
俺の服がとんでもなく揺れだした。ミニスライム達もテンションが高まってる証拠だ。まだテイムはしてないもののすでに仲間のようなものになった緑のスライムが増えたからかな。
「アクア、どの当りにいるかわかるか?」
探索担当でもあるアクアに尋ねると『あっちの方角にたぶん100体ぐらいいるよ。そんなに遠くないから15分もあればすぐに遭遇するよ。』と腕を使い教えてくれた。
「わかった、それじゃあアクア先頭でリーンは後ろ、テイロは中間にいてくれ。」
陣形を組んでゴブリンの大軍に挑む。シルも弓を使うということで後衛ににまわった。
~~~~~~~~~~~~
「キュー!!」
「ああ、あれだな。それじゃあミニスライム達、頼んだぞ。」
今回の作戦はいたって単純。大群には大群、ゴブリンのほうが多いとはいえスライムのほうが圧倒的に強い。俺達は逃げていったり吹っ飛んだゴブリンの後処理、ほかに脅威となりそうなモンスターを倒すためだ。
「ギャア!!」
ゴブリンたちはミニスライム達に気づく。しかし気づいたときにはすでに遅し、顔面にめがけて溶解液が飛ばされもだえるゴブリンの姿がそこにはあった。ゴブリンたちも物量戦で対抗しその手に持ってる棍棒で殴る。
プーニョン
しかしスライムボディにその程度の打撃はまったく効かず弾かれた後はもう動けない状態になっていた。100対30の勝負はワンサイドゲームになってた。
「終わりですかね。」
「いや、奥にとんでもないのがいるな。」
弓で応戦するシルは安心したような顔で言うが大群の奥にはとんでもないモンスターがいる。リーダーか?
「グググ、」
奥にいるでかい、3メートルはありそうなゴブリンがいる。そのゴブリンが死体のゴブリンを持ち上げると
「な、食った!?」
「グチャグチャ」
仲間の死体を平気で食ってやがる。気持ち悪い、
「俺がやる、マロはしっかり頭にしがみついててくれ。指示出すから待ってろよ。」
「きゅー!」
なるべく一発で終わらせたいが魔法以外にもなるべく手段を増やしておきたい。フリースのとの戦いで実感した。まだ戦うパターンが少ない、こっからは近接戦でも技を増やさないと。
「速い!」
俺はマロが髪をちゃんと掴んでるのを確認して足に魔力を集中させゴブリンの合間を縫うように走りリーダーに向かっていく。
「ギャア!!」
「マロ、重力を軽く!!」
「きゅー!」
マロに体を軽くしてもらいさらにスピードを上げていってリーダーに近づく。リーダーは持っているひときわ大きい棍棒を構える。
「遅い!」
まず上段蹴りであご元をねらって蹴る。リーダーはその衝撃に耐えられなくなり足元がふらつく。今度はアッパーでリーダーを上空に上げる。
「ガハ!!」
「まだまだ!!」
そのまま俺も跳んで腹部を蹴って蹴ってリーダーを上に上げる。
「よしここだ、マロ一気に重力を落としてくれ。」
「きゅー!」
俺はリーダーの体を掴み体を下に向ける。それと同時にマロに重力魔法で一気に落下速度を上げる。そのまま地面に向かって落下し続ける。
「マロ止めてくれ!!」
「きゅー!」
ぎりぎりのところで俺はリーダーを離し元の重力に戻る。しかしリーダーの速度は変わることなく地面に突き刺さる。
「ギャア!?」
周りのゴブリンたちはリーダーが倒されたことに動揺する。その瞬間すべてのゴブリンは倒された。ミニスライム達に溶解液を飛ばされ完全に倒されてしまった。
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もうしばらくスライムについて引っ張ります。
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